考えたこと2

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最終退勤する
以前、よく最終退勤をした。

「最終退勤する」というのは、そのフロアで一番最後に帰る事になったとき、最終退勤カードというのに記入することから、「最終退勤する」という動詞で使っていた。

窓は閉めたか、電気は消したか、パソコンは消したか…チェック項目が並ぶ。

そのカードにチェック内容を書くことが「最終退勤する」という動詞の意味である。
言い換えれば、遅くまで残業したということであり、それは仕事が多いということでもあり、仕事が遅いということでもある。

その頃は、しんどかった。
毎日最終電車で帰っていた。

夜更けのオフィスは寂しいが、仕事がはかどることもある。

誰もいない、広い大部屋のオフィスで、一人で仕事をするという事も慣れるといいものだ。
考えにふけることもできるし、たまっていた仕事をはけることもできる。

そんなときに、何かをまとめていると、ふと思いつくことがあったりする。
川の流れの中に石があって、ひょいと流れを変えるようなものだ。

また、そういう思いつきが、すごく大事なことであったり、よい結果をもたらしたりする。

そんな経験をすると、思いついた仕事をやらないと気がすまなくなり、当初の残業の目的は達成できなくなる。

それでもそんな瞬間を持てることは、すごくいいことだと思う。
残業手当などの問題ではない。

最近、そういう経験が減ってきた。

あの、思いついた時の感覚…。最初は大したことではないと思うのだが、それを書いていると、あ!と思うことが出てきて、どんどんふくらんでいくのだ。

人によって、そんな瞬間が来る環境は違うと思うが、そんな瞬間が持てる仕事ができればいいと思う。

それは、オカネには代えがたいものだろう。



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