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2006.01.22 Sunday
プロフェッショナル
昨日、ギターの先生が出ているライブを見に行った。
70年代のフォークを聞いた。懐かしかった。神田川、なごり雪、いちご白書をもう一度、翼をください・・。 ステージが終わった後、店のオーナーが来て、話を聞いた。 ミュージシャン哲学だ。 まず、ミュージシャンである前に、社会人であれ。 ステージを降りたら、普通の人であり、ちゃんと社会人としての常識を持っていること。そういう人が、ステージに上がって、すごい演奏をするからこそ、素晴らしい。 ステージでの演奏は目一杯ではなく、余裕を持ってできること。 目一杯の演奏では、奏者自身が楽しめない。奏者が楽しまなければ、観客は楽しめない。観客を楽しませてこそ、ショーである。奏者がこれを演奏したい、というコンサートではなく、観客が楽しめるショーをやる。 いいこと、言いますよね。 さすがオーナー。 余裕、というのは本当に大事だと思う。 アマチュア落語でも、練習をして、覚えて、何度か人前で演じて、自分のものにして、余裕を持ってできるようになって初めて落語らしくなる。 自分の能力を100%出すことは大事だが、実際に何かをする部分を80%程度にして、残り20%は「それをしている自分を見ている自分」が必要なのだと思う。 だから、ステージの上では80%でやれないといけない。 「20%を残す」・・・これができるのがプロフェッショナルではないか。 |
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