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2006.01.18 Wednesday
リセットさん
子どもに聞いたら、「リセットさん」というキャラクターが出てくるゲームがあるという。
何でも、ゲームをやっていて、都合が悪くなって、結果を保存するのをやめてリセットすると、その後ゲームを始めようとすると、「リセットさん」が出てくるらしい。 土の中から、モグラのような感じで出てきて、主人公に説教を始めるとのこと。 リセットさんは、「人生はリセットできないのだから、そんなに簡単にリセットしてはいけない」という事を延々と言う。 エライ!その通り。 おまけに、何回かに一度は、リセットさんの代わりに、リセットさんの兄弟が出てきて、「あいつも、悪気があって言っているわけではない・・」というような事を言うらしい。よくできている。 たしかに、どんなによくできたテレビゲームを作っても、実際の人生とは違う。 ゲームでは、都合が悪くなったらリセットできるのだ。 ウチの子どもたちも、小さい頃、何か失敗したら「あ、しまった」と言って、すぐにリセットしていた。 それを見るたびに、「そんなことしたら、おもしろないやろ」と言っていたが、聞かない。 実際にやってみたら、リセットする気持ちがわかる。 「あ、しまった、くそ・・」とか言いながら、ついついリセットボタンを押す。 言行不一致だった。 誰しも、実際の人生で、リセットしたくなる時はある。 でも、人生では起こってしまったことは戻せない。やり直しはきかないのだ。 人生には、気を取り直してがんばる、という意味で、「リトライさん」が必要だろう。 何かで失敗をしたら、心の中に、モグラのようにむくむくと「リトライさん」が出てきて、説教を始める。 「過ぎてしまったことは仕方ないのだから、前向きに考えないと・・」などと言うのだ。 「リトライさん」とうまくやっていければ、失敗もこわくない。 いい「リトライさん」を育てておかないといけませんね。 「リトライさん」を育てるためには、いい友達をもって、いい経験を積んで、いい本を読むこと。 それが必要だと思う。 |
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