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2006.01.07 Saturday
ジーンズはスリム
ジーンズというと、あまり流行がないのかと思っていたら、そうでもない。
70年代はベルボトムといって、裾が広がっているものがはやっていた。 おそらく、裾の部分が30センチくらいあって、靴が完全に隠れるような幅だったと思う。 当時好きだった、GAROという3人組のグループが、ベルボトムのジーンズをはいていた。 その後、70年代後半から80年代に入ってからは、僕の理解では(あまりその方面には敏感ではないが)、スリムという呼び名で、裾が狭まったジーンズが主流だったと思う。 特に、フォークソングをやっている人たちは、スリムのジーンズをはいていたと思う。 こないだ、ジーンズを見に行ったら、今はブーツカットというタイプが流行っているらしい。 ベルボトムよりも広がっている幅は小さいが、ブーツがはけるように裾が広がっているという意味で、ブーツカットというらしい。 そんな言葉は当時はなかったし、そんなスタイルのジーンズもなかった。 世の中、はやりすたりがあるものだ。 ストレートのジーンズは今も昔も同じようにあるが、驚いたことに、スリムのジーンズはほとんど売っていない。 さすがに、ベルボトムのジーンズが売られていないのはわからないでもない。 あれはちょっと、やりすぎだった・・何がやりすぎか、説明できないが。 でも、スリムのジーンズは今でも格好がいいと思っている。 昨年の秋から、痩せたので昔のジーンズがはけるようになった。 30代の頃のジーンズだから、もちろんスリムのジーンズである。 今の高校生からみると、格好悪い、とうつるらしい。 もちろん、はいている方は、これが格好がいい、と思っているのである。 しかし、長男に、「この、裾が狭いところが、ええんや」と言っても、全く意に介さない。 不思議だと思う。何でこれがいいと思わないのかな? 自分の頭の中には、20年ほど前のかっこよかったフォクシンガーたちが、スリムのジーンズをはいている、というイメージがあって、自分をそれにだぶらせているから、いいと思っているだけなのか・・・。 日本人は足が短いから、裾をだんだん狭くした方が足が長く、スマートに見える、と思うのだが、逆なのかな・・・? まあ、いい。ファッションというのは所詮そういうものだ。 自分が格好がいい、と思っていればそれでいいのだ。 何がブーツカットだ。ちゃんちゃらおかしい。 やっぱり、ジーンズは死ぬまでスリムでいいのだ。 もう一度、スリムの時代は来ないのか・・・。 |
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