考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< January 2006 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
あちら側とこちら側
この歳になって、葬式に出ることが多くなった。

彼岸と此岸という言葉がある。
彼岸は向こう岸、此岸はこちらの岸ということだ。
三途の川のむこう側とこちら側。死んだ人は彼岸、生きている人は此岸にいることになる。

以前「気づいたら変わっていた・・・」にも書いたが、年とともに、だんだんと自分をだぶらせる先が変わってきている。

だんだんと彼岸に向かって歩いているということだ。
まだ此岸にいるが・・・。

結婚式に出ることがだんだんなくなって、葬式が増えてくる。
もっと年をとると、葬式しかなくなってくる。

おもしろいですよね。

黒い枠に自分の写真が入っていることを想像する。

以前から思っていたが、葬式というのは、せっかく知り合いに来てもらうのに、本人の挨拶がない、というのはちょっと寂しい。
今までだれか自分の挨拶を残した人はいないのか・・・。

葬式という儀式は、残された人たちのためにあるのだから、当人がしゃしゃり出るべきではない、というリクツもよくわかるのだが、生きているあいだに、自分の挨拶文を残しておいて、葬式で読んでもらう、という趣向はどうなんだろうか・・・。

遺言というものには、今のところ興味はないが、葬式での挨拶には興味がある。

 お忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございました。存命中は色々とお世話になりました。
 さて、私という人間にも終わりが来たようでございます・・・。

色々と面白いことを考えたが、家で話すと、「それは悪趣味!」と一蹴されてしまった。

いい考えだと思うのだが・・・。

生前から、そういう企画を作るような葬儀屋さんをやったら、儲かるのではないかなあ。
 

| | 考えたこと | 17:49 | comments(0) | trackbacks(0) |