考えたこと2

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今どきの歌は
去年の大晦日は子どもも大きくなったので、久しぶりにレコード大賞と紅白歌合戦を見た。

ふだんほとんどテレビを見ないのと、新しい歌をほとんど聞かないので、若い人はほとんど知らない歌手ばかり。
かろうじて、子どもの影響で、ポルノグラフィティ、ミスターチルドレン、aikoあたりは知っている。

レコード大賞は、倖田來未の「Butterfly」に決まった。
倖田來未も「Butterfly」もどっちも初耳だが、えらい格好で歌っていましたね。

ニュースを見ると、「セクシーな衣装と激しいダンスが評判を呼び・・」と書いてあったが、その通りだった。
本人以外にたくさん出てきたが、みんなコーラスをするわけでもなく、ただ踊っていた。
ダンスが売り物になる時代になったんですね。
そう思ってみると、しかし、マイケル・ジャクソンのスリラーなんかと比べると、まだまだ落ちるような気がするけど・・・。(ちょっと古い?)

最優秀新人賞はAAAというグループ。財務状況の格付けのAAA(トリプルエー=優秀)からグループ名にしたのかと思っていたが、違った。Attack All Aroundの頭文字をとったとのこと。
知らなかったでしょう?
8人組で、とにかく、歌よりもダンスの方がメインという感じだったが・・。

グループ名もむずかしくなった。
ラルク・アン・シエルというグループがあるが、これはフランス語で「虹」のことらしい。
L'arc en ciel=The arch in (the)sky・・・「空のアーチ」ということかな。

だいぶ前に、スピッツのロビンソンというのがはやったが、その時は、唄を聞いても、どちらが題名で、どちらがグループ名かわからなかった。ロビンソンがグループ名のような気がしたが・・・逆だった。

時代としては、中森明菜くらいまではよく知っているのだが・・・。

歌番組になると、ギターを出してきて、曲が始まると合わせて弾いたりするのだが、最近の歌はむずかしくなった。

以前、どこかで、カラオケの影響で歌がむずかしくなった、という記事を読んだことがある。

カラオケで歌うためには、もとの歌を聞かないといけない。
もとの歌がむずかしいほど(歌いにくい=覚えにくい)、何度も聞かないといけない。
何度も聞かないといけない歌ほど、CDを買うことになる。
だから、むずかしく作る・・。
ちょっとうがった見方だが、それもあるのかもしれない。

とにかく、やたら転調が多い。
はっきりとした転調ならともかく、曲の一部で、もとのキーからはふつう出てこないような和音になる。

むかし、ポール・アンカが歌った「ダイアナ」みたいに、コードを4つほど覚えたら弾ける、というような歌はほとんどなくなったのではないか。

子どもの歌本を見ると、キーもややこしいのが多くなった。

変ホ長調(Eb)とか、変イ長調(Ab)とか、ロ長調(B)とか・・五線譜にやたらシャープやフラットがたくさん並んだものが多い。
ま、これは歌う人の音の高さに合わせるので、仕方ない面はあるけど、昔の曲は(といっても、1960〜70年代だが)シャープやフラットは2つくらいまでの曲が多かった。

とにかく、今どきの歌は弾くのも、歌うのもむずかしくなったということだ。

それだけ、日本人の音楽に対するウデが上がった、ということなんだろう。

若い人はすごい、ということか。
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