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2025.08.31 Sunday
吹奏楽関西大会
ギターの生徒がやっている中学の吹奏楽部が、県大会でも勝ち残って、関西大会に出場することになった。
昨日はその関西大会を見に、堺の音楽ホールに行ってきた。 中学校始まって以来の関西大会出場で、その発表があったときは、部員の多くは号泣だったとのこと。 少数の部員は「もうええわ」という感じだったらしい。 それはぼくの教室の生徒が言っていた。 昭和の感覚の学生もいれば、Z世代の学生もいるのだろう。 Z世代の学生にとっては、県大会のために他の学校でベテラン顧問に来てもらって、特別練習をすることも「ありがたい」という感じはないのだ。 おまけに1時から5時までの予定が、6時半までやって予定が遅れたことに対して謝罪もない、ということが許せないという。 昭和の感覚とは大違い。 ぼくらの時代だったら、長い事練習していただいて、ありがとうございます、というのが当たり前。 また、前にも書いたが、学校の集客(志望学生を増やす)という意識もあって、大人が必死になっている、という図式もある。 関西大会に出るような学校はすべからく指揮者は大人。 顧問の先生なのだろう。 地区大会時は半分くらいは生徒が指揮者だった。 それにしても、さすが関西大会でどの学校も上手かった。 3年間練習したら、こんなにうまくなるという見本だろう。 どれくらい頑張ったのだろうと思う。 例によって、ぼくのギターの生徒はそこまで必死にやりたくない、というタイプだから、普段の練習の時から長時間の練習や部内の人間関係でボヤくことが多い。 ぼくも部活を頑張った経験などないから、もっともだと思う。 大学で、就活のエントリーシートに頑張ったことを書くのだが、女子は吹奏楽部のことを話す学生がけっこういる。 でも、それらの学生のうち、まだ楽器を続けている学生はほとんどいない。 なぜかというと、管楽器は高いからだ。 それはすごく残念だし、彼女らも内心はそう思っているのだろう。 結局、学校の思惑でその頑張りを引き出して、使って、それで終わりになっている。 せめて、楽器を安く変えるような仕組みとか、特別ローンなどを使えないのだろうか。 3年頑張ったら、そういう仕組を使えるというようにすればいい。 中学高校あわせて6年間。 そういう学校のためだけではなく、学生のために何かできないのかと思う。 残念ながら結果は銀賞で、彼女たちの長い夏は終わった。 お疲れさま。 |
