考えたこと2

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ZEV規制撤回
ZEVというのはZero Emission Vehicleのこと。
要は電気のみで動く自動車ということだ。
とりあえず、走行中のCO2は出ないから、ゼロということになる。

これはアメリカでも一番厳しい、カリフォルニア州が作った規制。
ホンダなどはアメリカでの販売比率が高いから、これを考慮してEV化を進めるなどと言っていたのかもしれない。
今はカリフォルニアを含め民主党系の州を合わせて10州程度が採用している。

これがトランプ政権が目の敵にしている「気候変動」を抑止する活動の一つということだったが、これを撤回するということを連邦政府が決めた。
カリフォルニア州は提訴するということらしいが、少なくとも共和党政権が続く限りは、撤回するということになるのだろう。
アメリカの法律はよくわからないが、州の法律を連邦政府が変えることができるのだ。

元はといえば、ディーゼルを推していた欧州勢がコケて、いきなり電気自動車に突っ走り、ZEVが現実的になりかけた。
そうでなければ、もう少しゆっくりした規制になっていたと思うが、欧州勢がEVに舵を切ったのも要因だろう。
もともと、EV化に関しては資源やコストの問題、それをブレイクスルーする技術の問題などがあって、関係者は無理だと思っていた(はず)。

ところが、気候原理主義の強いカリフォルニアでZEV規制ができてしまった。
アメリカにはテスラという電気自動車しか作らないという会社があったから、それでアーリーアダプター(新しいもの好き)や気候原理主義者たちが、これからはテスラの時代だ、ということで悪ノリした。

そこに中国の自動車メーカーが出てきて、ガソリンエンジンではなくモーターで走る車を作って安値で売り込んできた。
もともと気候変動は全て人間の活動のせい、などということを信じていない共和党のトランプ大統領だったが(ぼくもそうだ)、とにかく自国の産業を守るということもあって、ZEV規制をやめることになったのだと思う。

現実的な選択だ。
再エネを使い、自動車をZEVにするなどということは、エネルギーや資源の無駄遣いになるからだ。
もう少し研究し、技術が確立してからでないと、無理だろう。

欧州でも揺り戻しがあると思う。

早速ホンダが方針変更して、ハイブリッドに力を入れることになった。

でも、また民主党が政権を取れば、ひっくり返るのかもしれないが…。




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