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2024.03.12 Tuesday
EV開発は難しい
アップルがEVの開発を断念したらしい。
さすがに、決定が早いのは海外企業。 一時はEVの大手テスラから技術者を引き抜いていたが、彼らはどうなるのだろうか。 テスラの責任者であるイーロン・マスクが言っていたが、クルマはスマホのような製品よりも数段難しい。 部品点数も多いし、設計だけやって製造会社に丸投げというわけにもいかない。 おまけに、鉱物資源はたくさん使うし、充電インフラも整備しないといけない。 ガソリンはポンプで入れたらおしまいだが、充電インフラもEVの一部だから、更新していかないといけない。 充電時間も問題だ。 遠出をめったにしないのならいいが、アメリカは移動距離が長いので深刻なのだろう。 ということで、フォードやGMもEVは縮小の計画だ。 やっぱり、という感想。 ヨーロッパでもEVからガソリン車への揺り戻しが起こっているが、先日メルセデスが「完全EV化」の旗をおろしたとのことだ。 EVの需要不足という理由。 初期の新しいもの好きとか、環境保護のユーザーに行き渡ったことも要因だろう。 ヤセガマンではずっと乗っていられないからだ。 環境原理主義では、ほとんどの人たちは生きていられない。 お金がかかるからだ。 環境保護のために生物多様性を重視すると、農薬や肥料などを使えないから、農作物の収穫は激減する。 EUの農民のデモも、結局それらに対する不満が溜まっているからだろう。 中国はEVで自動車業界を変えようとしている。 しかし、それは一筋縄ではいきそうにない。 だんだんと真実のことが一般の人たちにも分かってきたからだ。 環境を保護することは悪いとは言わない。 それでも、もう少しコストとベネフィットを考えてやるべきだろう。 西欧の環境保護の状況を見ていると、どうも理想に走っているように思えて仕方がない。 ドイツなど、1次エネルギーが足りないのに、なぜ原発を全てストップするのか、全くわからない。 また、それをいいことのように報道する日本のマスコミも間違っている。 ようやく揺り戻しが出てきた。 これはいいことだと思う。 |
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