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2024.03.18 Monday
民主主義への不満
西欧型の民主主義への不満が高まっているらしい。
ヨーロッパや北米、そしてアジア圏では日本でも調査された。 全部で24カ国が対象で、「自国の民主制に不満」の中央値が59%。 2022年の調査から11ポイント不満が増えたということだ。 日本のデーターでは「民主主義に不満」という割合が4ポイント増えて63%で、「満足」は5ポイント減の35%。 アメリカでも「不満」が4ポイント増えて66%になっている。 政治体制そのものについては、代表民主制がよいと77%が言っている。 それでも、自国の体制は…、ということだ。 日本では一部の野党が政権を取るつもりもなく、言いたいことをいい散らかしている。 政権与党も肝心なことは内部で決めて、議論しない。 おまけに金儲けに走って、自分たちの特権を放そうとしない。 それは野党も一緒だ。 結局、我が国の国会議員は金儲けの道具なのだろう。 これでは国民の不満も貯まるはず。 アメリカはバイデンとトランプの戦い。 争点はいろいろある。 海外支援の是非、ポリティカル・コレクトネス、LGBTQや移民の問題、気候変動への対応など、真っ向から対立している。 欧州もだんだんEVに腰が引けてきたり、農民のデモがあったりする。 今まで民主主義の体制を中心になって作っていた北米、西欧の国々の不満が溜まっているのだろう。 それは日本も同じ。 逆にそういう議論を封殺して、権威的に抑え込んでいる国々はある意味ややこしくない。 一つの権威で決まっているし、それに従わざるを得ないからだ。 世界にはそういう国がたくさんある。 数の上ではもう民主国家よりも多いくらいだ。 Googleの試験中の生成AIによると、 「民主主義指数によると、2021年時点での民主主義国家の国内総生産(GDP)は世界の26.4%を占めています。第一生命経済研究所の石附賢実マクロ環境調査グループ長は、専制主義国家のGDPは1990年には世界の6.2%にとどまっていたが、2021年には26.4%となり、「影響力は無視し得ない規模にまで広がっている」と指摘しています。」 ということだ。 ベルリンの壁が崩壊した時に、民主国家はやっぱり強いのだと思ったが、そんなこともないらしい。 21世紀はどうなっていくのだろうか。 |
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