考えたこと2

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語源のこと
パターナリズムという英語がある。
日本の「弱いもの、困っているものを助ける」という温情主義のことだ。

ぼくはパターナリズムというと、パターンから派生した言葉だと思っていた。
パターンは形式とか形という意味だから、パターナリズムというと形式主義みたいなことだと思って、何となく違和感があった。

でも、よく調べてみるとパターナリズムはパターンから派生した言葉ではなかった。
正解はラテン語の pater(パテル、父)からでた言葉だった。
それならよくわかる。
だから、パターナリズムは家父長主義であり、そこから温情主義ということにもなる。

よく考えたら、パターンは「pattern」で「t」が2つだが、パターナリズムは「paternalisum」で「t」が一つだから、つづりをよく見ると違うとわかる。
こういうことは英語を母語とする人たちには自然にわかるのだろうか。

ラテン語のpaterからは、パトロンという言葉もできている。
「patron」というつづりで、支援者のこと。
こちらは日本語でも使われる。

英語話者の語源感覚はどうなっているんだろうか。

ぼくは「ありがとう」というのは「有り難い」であり、めったにないことだから礼をいう、という感覚があるし、「さようなら」は「左様なら」ということで、「そういうことなら」という意味だろうと思ったりする。
もちろん、いちいち語源を確かめているわけではないが…。

ジャパンの語源は、「日本」を「ジッポン」と江戸時代の人が言っていたことだろうと思う。
「日」を「ニチ」と読まず、「ジツ」と読んでいたのだろう。
そういえば、うちの祖母は元旦のことを「イチガツイチジツ」と言っていた。
「ツイタチ」と言わなかったのはなぜなのかはわからない。

生きていたら聞いてみたいと思うが、もう手遅れだ。

いつか、英語話者に語源の感覚を聞いてみたいと思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) |