考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
阿蘇の噴火
阿蘇山が噴火してその被害が愛媛県まで広がり、原発が危なくなるというようなことは起こりうる。
それはその通りだ。
しかし、それが起こるとしたら、予兆はあるだろう。
地下のマグマが動き出し、いろんなところで地震が起きたり、小さな噴火があるはずだ。
地震予知につぎ込んだお金で、それくらいのことはわかっているはず。
どうも前回噴火したのが、何万年か前だったとのこと。

今回広島の高裁で、愛媛県の原発の運転の差し止めの仮処分が決まった。
広島という土地柄で、原子力に対するバイアスがあるのかもしれないが、どう考えてもこの決定はオカシイ。
そんな大噴火があると仮定した話が通るなら、もっと近くに住んでいる人たちはどうするのだろう。
いきなりそんな噴火が、何の前触れもなく起こるというのだろうか。
その確率はどれくらいあるというのだろうか。
あまりにも科学の知識がなさすぎる。

裁判官はどちらかというと文系の職業だが、理系の知識が要らない職業ではないと思う。
必要に応じて、そういう知識のある人達に聞いたらいいのだ。

もしも原発が動かないと、火力発電で月に35億が余分にかかる。
これは結局電気代に上乗せされることになる。

日本は火山国だ。
そこら中に火山があり、こんな状態が危険ということになると、設備など作れない。

1万年というオーダーで物事を考えることは必要かもしれないが、西暦が始まってたったの2017年。
西暦1万年まで人類が存続しているかどうかもわからない。
過去の恐竜のように小惑星が衝突して、滅びるかもしれないのだ。

原発に何かあった時の被害が甚大なのはわかる。
しかし、確率や効率というものは考えないのだろうか。
そういうことを総合的に判断するのが、裁判官というものではないのか。

それによって、年間400億以上の負担が増える。
それは電気を使う人みんなが負担することになる。
さらに、火力発電で二酸化炭素も余計に出る。

それらの事と数万年に一度の災害を想定して、安く電気を作る設備を止めるのと、どちらがみんなにとって有効なのか。
そういう判断をするのが、裁判所だろう。

それでなくても、日本の若い人たちは貧困化している。
中小企業も電気代が上がると困るのだ。

裁判所が気分で判断してもらっては困る。


| | 考えたこと | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) |