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2017.12.15 Friday
阿蘇の噴火
阿蘇山が噴火してその被害が愛媛県まで広がり、原発が危なくなるというようなことは起こりうる。
それはその通りだ。 しかし、それが起こるとしたら、予兆はあるだろう。 地下のマグマが動き出し、いろんなところで地震が起きたり、小さな噴火があるはずだ。 地震予知につぎ込んだお金で、それくらいのことはわかっているはず。 どうも前回噴火したのが、何万年か前だったとのこと。 今回広島の高裁で、愛媛県の原発の運転の差し止めの仮処分が決まった。 広島という土地柄で、原子力に対するバイアスがあるのかもしれないが、どう考えてもこの決定はオカシイ。 そんな大噴火があると仮定した話が通るなら、もっと近くに住んでいる人たちはどうするのだろう。 いきなりそんな噴火が、何の前触れもなく起こるというのだろうか。 その確率はどれくらいあるというのだろうか。 あまりにも科学の知識がなさすぎる。 裁判官はどちらかというと文系の職業だが、理系の知識が要らない職業ではないと思う。 必要に応じて、そういう知識のある人達に聞いたらいいのだ。 もしも原発が動かないと、火力発電で月に35億が余分にかかる。 これは結局電気代に上乗せされることになる。 日本は火山国だ。 そこら中に火山があり、こんな状態が危険ということになると、設備など作れない。 1万年というオーダーで物事を考えることは必要かもしれないが、西暦が始まってたったの2017年。 西暦1万年まで人類が存続しているかどうかもわからない。 過去の恐竜のように小惑星が衝突して、滅びるかもしれないのだ。 原発に何かあった時の被害が甚大なのはわかる。 しかし、確率や効率というものは考えないのだろうか。 そういうことを総合的に判断するのが、裁判官というものではないのか。 それによって、年間400億以上の負担が増える。 それは電気を使う人みんなが負担することになる。 さらに、火力発電で二酸化炭素も余計に出る。 それらの事と数万年に一度の災害を想定して、安く電気を作る設備を止めるのと、どちらがみんなにとって有効なのか。 そういう判断をするのが、裁判所だろう。 それでなくても、日本の若い人たちは貧困化している。 中小企業も電気代が上がると困るのだ。 裁判所が気分で判断してもらっては困る。 |
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