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2017.12.26 Tuesday
不都合な未来
モノのインターネットIoTが進んでいくと、どうなっていくのだろう。
AIが進んでいくと、どうなっていくのだろう。 その最先端のベンチャーの経営をしている、孫泰蔵という経営者がインタビューに答えている。 それによると、2040年には今の仕事の8割がなくなるという。 これはエライことだ。 2040年というと、今生まれたての子供がまだ23歳。 世の中に出たところという頃合いになる。 しかし、今生まれた子供たちは、それに対応して就職できるからまだマシだ。 何にせよ、今までやっていた仕事が機械に代わっていくスピードが速くなる。 AIとロボットが組み合わさって、物理的な仕事もロボットに変わり始めると、どんどん移行が進むという。 こないだGoogle翻訳を使ってみた。 以前よりだいぶ賢くなったと思う。 中学校の宿題程度なら、簡単にやれるだろう。 こうなると、英語を学ぶ意味を考える必要がある。 文学をやるのなら別だが、コミュニケーションの手段としての意味は薄れるだろう。 おそらく、機械がリアルタイムで翻訳できるようになる。 それが、自走式のロボットに搭載されて、ホテルなどで案内できるようになると、人間の仕事が減る。 そういうことだろう。 既に台湾の工場ではロボットが24時間働いているらしい。 照明もほとんどなく、光は管理担当の人のところだけ。 今や工場の人件費はかからない。 人が要らないからだ。 そうなると、本格的に仕事がなくなっていく。 都市はスラム化する可能性があるし、経済的な格差が拡大する。 弁護士、会計士、税理士などの士業は9割くらいAIに置き換えられる。 医者の手術もロボットがやれるようになるという。 人間の仕事は何かを作り出す仕事にシフトしていくという。 なるほど、そうかもしれない。 そういう未来があと20年ちょっとで来るかもしれない。 これを不都合な未来と呼ばずして何というのだろう。 |
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