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2017.12.19 Tuesday
アレクサ
アメリカのIT大手はいずれも対話型のAIを出している。
グーグルは「グーグルアシスタント」、マイクロソフトは「コルタナ」、アップルは「シリ」アマゾンは「アレクサ」という名前。 AIスピーカーというのが巷で流行っているが、これはアメリカではアマゾンが早かった。 ここに搭載されているのが「アレクサ」というAIだ。 アマゾンエコーというAIスピーカーを買うと、アレクサがついてくるという寸法。 日本では今のところ、アマゾンから招待された人だけが買えるらしい。 まだプロトタイプという位置づけなんだろう。 これを1か月使った人の記事を見てみた。 例にたがわず、スマホでセッティングをする。 スマホやタブレットはIoTの必需品になる。 設定をして、「アレクサ」と話しかけるだけで、もうAIがセッティングされる。 なぜか、アメリカのAIはみんな女性の声だ。 「男女ともに女性の声の方が受け入れやすく、温かみを感じるから」ということらしい。 日本語の音声・会話は100%認識できる。 かなりの早口で喋っても問題ないとのこと。 えらいものだ。 もうそんなレベルになっている。 アレクサにできることは、基本的にWebでできること全部だ。 アマゾンプライムミュージックが使えるなら、音楽を鳴らすこともできる。 クックパッドを開いてメニューを聞いたり、ラジオをつけて流したり、ニュースや天気予報を聞いたり、レストランを予約したりできる。 そのためのアプリさえあればいい。これをスキルと呼んでいる。 スキルさえ適合すれば、照明のスイッチを入れるなどの家電の操作もできるようになる。 11月8日現在で265のスキルがすでにリストアップされている。 これによって、アマゾンを経由して各社のサービスを利用するという道をつけるのだろう。 アレクサとの会話はスマホのアプリに記録され、これがAIの学習のネタになるらしい。 どんどん賢くなっていく。 これが機械学習の強みだ。 最後にアレクサとの会話が書いてある。 「アレクサ、おはよう」 「おはようございます。今日12月3日は、ワン、ツー、スリー! ということで、奇術の日、だそうです。とうとう今年も師走を迎えましたが、まさに、マジックのように、あっという間に、行く年、来る年、とならないよう、日々を大切に過ごしたいですね」 こういう会話ができるとなると、末恐ろしい。 アレクサは歌も歌ってくれる。 このページで聞いてみてほしい。 なかなかいいぞ。 |
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