考えたこと2

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一万人の第九 本番
今日は本番。
朝は8時過ぎの電車に乗って、9時前に大阪城ホールに到着。
すごい人で、入場のところで時間がかかる。
1万人が集まっているのだから、当たり前か。

入ったら注意があって、その後本番そのものの進行でリハーサルが始まる。
今日はくるりのボーカルは気合を入れて歌っていた。
初めて交響曲第九を聞く。
本番さながらの雰囲気で歌う。
テナーはみんな気合が入っていて、どうしても速くなる。
リズムにノッているというより、どんどん走っているという感じ。
そう思っていたら、後で注意された。
音が1オクターブ上がるところで早くなるから、ちゃんと指揮を見るようにとのこと。
その通り。

一万人の第九は、尿意との戦いでもある。
とにかくトイレが一杯になる。
高齢者が多く、みんな心配だからトイレに行っておこう、と思うのだ。
水分は控えていても、何となく心配になる。
だから、休憩の都度、トイレにいくことになる。
男性はまだ回転が速いが、女性は大変だ。
売店で紙おむつを売ってもいいのかもしれない。

そして、本番。
8月の終わりから練習してきて、ついにこれで最後。
歌い納めだ。

ダイネ・ツァウベルで始まる。
佐渡裕の指揮はちょっとみんなが走るのを意識しているのか、ちょっとゆっくりだ。
リハーサルのときと違って、そんなに走りすぎず、歌えた。

最後のダイネ・ツァウベルは、話すように歌う。
歌詞の最後を歌って、佐渡裕が指揮のスピードを上げて、曲が終わる。
拍手と同時に、テナーの後ろの方から、声が上がった。

歌いきったという安心感や、みんなで一つのものを作り上げたという満足感、講師の先生や佐渡裕への感謝の気持ち、それらが入り交じってずっと拍手をしていた。

聞いてはいたが、やっぱり感動する。
1万人の第九には一万通りの思いがあり、一人ひとりが主人公だと佐渡練の時に聞いた。

今日一日長いなあとぼやきながら座っていたが、歌い終わると、そんな気持ちはどこかに行ってしまう。
佐渡裕も山本直純から引き継いた時は、1回だけやろうと思っていたとのこと。
でも、一度体験すると、音楽のチカラというか、歌のチカラを感じることができて、病みつきになった。

コーラスだけでも、同じことを感じる。
やっぱり音楽は素晴らしい。



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