考えたこと2

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小学校で英語?
小学校で英語教育を本格化する予定だが、一方で翻訳AIがどんどん賢くなって、英語学習が不要になる日がくるという記事も出てきた。

既に翻訳するイヤホンが販売されているところを見ると、それも嘘ではないと思う。
AIが囲碁や将棋で強くなるところを見ていると、機械学習が進めば本当に賢くなると思う。

Google翻訳を試してみるとよくわかる。
本当に賢くなった。
適切な日本語を入力すると、適切な英語が表示される。

翻訳が難しい「よろしくお願いします」と入れると「Thank you」と表示される。
大体の場合はこれでOKだ。
「善処します」なら「I'll do my best」になる。
「吾輩は猫である」なら「I am a cat」だ。
これが入力とほぼ同時に出てくる。
本当に中学校の宿題の英訳や英作文ならあっという間に終わるだろう。

今の小学生が働く年代になるのはだいたい十数年後だ。
外国人とコミュニケーションする、という意味ではほとんど必要なくなると思う。
「翻訳イヤホン」を使えば、事足りるだろう。

それなら、なぜ英語教育なのか、ということだ。
英語を学ぶことで、脳を鍛える、ということならそれもアリだろう。
しかし、それなら会話ではなく精読する方がいいと思う。
まして、小学校から英語などやる必要はない。
まず、日本語を鍛えることだ。

頭の古い人たちが集まって、英語教育について考え、小学校から導入を決めた。
小学校の先生への英語教育もできていないし、穴だらけの計画だと思う。

それなら、もう一度見直せばどうか。
AIが発展し、外国語のコミュニケーションを変えていくのだ。
その時、英語を習う必要があるのか。
英語を習う意味は何なのか。

英語教育に関わる人だけではなく、翻訳技術者や民間企業の人たちも入れて、そういう議論をすべきだと思う。

これからの小学生が大人になった時に、「あれはムダだった」と思わなくても済むように。


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