考えたこと2

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先生の教育
ゆとり教育は悪しざまに言われているが、あれ自体が悪かったのでないという意見もある。
教える方の力量が足りなかったということだ。
それは取りも直さず、先生たちが学ぼうとしなかったということだろう。

新しい指導要領が発表されようとしているが、今取り沙汰されているアクティブ・ラーニング(AL)は、総合学習と呼ばれていたものの名前を変えたようなものだろう。
文科省は、それを実現するためには先生を増やしたり、情報機器を揃えたりするという条件整備が必要だと考えているようだ。

ぼくは「ゆとり教育」の二の舞いをしそうな気がして仕方がない。
高邁な理想は結構だが、それを実現するための方法をちゃんと考えているのだろうか。
先生は学ぶのが下手だ。
おそらく、先生の情報機器に対するリテラシーはかなり低いと思う。

一番大事なのは、教育する側の教育だと思う。
それができなかったから、ゆとり教育は失敗した。
いろんな科目を有機的に学ぶというコンセプトは、それをどうやって実現するかという先生の指導の側に問題があった。
実際、そういう指導ができず、何をやっている時間かわからないということになったのだと思う。

いい加減に文科省も、教育関係者も、学習すべきだ。
建前だけでなく、目標を実現するためには先生の教育が必要だ、ということだ。
学び続ける姿勢がない先生は去るべきだと思う。
そして、先生の教育計画を立てないといけない。

単に人を増やすことや情報機器を増やすことではない。
情報機器を入れても、使える先生がいなければ仕方ない。
アクティブ・ラーニングもそれを指導できる先生がいないと、単なる遊び時間になってしまう。
みんなでわちゃわちゃ言って、それでオシマイになる。

先生の教育計画を立て、どんな素養が必要となるのか、どんなテクニックが必要となるのかを示さないといけない。

自分が教えられてきたことは教えられるが、それでないことは教えられないのは当たり前だ。

そんなリクツがわからないのだろうか。

このままいくと、また失敗するぞ。


| | 考えたこと | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
駐車場のシェアリングサービス
アキッパというサービスが出てきた。
コインパーキングと違って、自分の持っている駐車スペースを貸すというもの。

貸す方は、自分の情報と駐車場の情報、写真を送るだけということだ。
借りる方はアキッパというサイトで登録して、割安で借りられる。
見てみたら、関西では京セラドームや伊丹空港など、スポットごとに駐車場が出ていた。
シアター・ドラマシティや西宮ガーデンズなどもあった。

貸す方に関しては、空いているところを貸して、小遣い稼ぎができる、ということだ。
インターネットのマッチングの仕組みを、うまく使っている。
位置情報はグーグルマップが使えるし、クレジットの決済があるから、お金のやり取りも簡単だ。
そういう仕組みを使えば、何かをしたい人と、それを貸せる人をつなぐことができる。
宣伝もネットでできる。
アメリカで流行っているウーバー(自家用車でタクシーをする)と同じこと。

こういうのが、インターネットの強さだろう。
何かをしようとすると、いろんなものが必要になったものだが、インターネットではソフト上で仕組みさえ作れば、ハードは要らない。
このアキッパという会社も、空き駐車場を貸したい人と、借りたい人を結びつける仕組みを作った。

空き駐車場を探して契約して回る営業も要らないし、空いている駐車場を探し回っている客を見つける営業も要らない。
最低限の宣伝さえすれば、あとはネット上で個人がマッチングをしてくれる。
仕組みだけ提供すればいい。

そういうのが、新しい形の商売だ。
インターネットがそれを可能にした。

21世紀はこういう形のサービス業が伸びるんだと思う。


| | 考えたこと | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) |