考えたこと2

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佐渡練 続き
昨日の佐渡練は、早く行ったから前の方に座った。
途中で佐渡裕が「初めて第九に参加する人は手を挙げて」という指示で手を挙げたが、前の方ではあまり上がらない。
どうも前の方は何度も出た人が集まっていたらしい。

そういえば、いつもと違って、みんな自信を持って声を出している。
こわごわ声を置きにいくのとはだいぶ違う。
どうりで歌いやすいと思った。
回りで大きな声で正しく歌ってくれるから、うろ覚えのところでも歌いやすい。
本当はこれではダメなんだけど、回りに引っ張られて、うまく歌えた。

最終的に難しいのはやっぱり歌詞だ。
ドイツ語の発音や歌詞がネックになる。
メロディーはまだましだ。

最後の方がやっぱり怪しい。
同じような歌詞が出てくるから、楽は楽なのだが、同じような歌詞というのが落とし穴だ。
なかなかちゃんと覚えられない。

佐渡裕の指導は歌う人のやる気を出させる。
心意気の部分に働きかけるような感じ。

自分たちが歌っている時は、それははっきりわからないが、一度ソプラノだけ歌い直しをさせた。
最初に歌った時は、ホントに声も出ていないし、ぼんやりした感じだったが、佐渡裕がひとこと言ってやり直しただけで、全く違った。(残念ながら何を言ったかは覚えていない)
同じ人たちが歌っているとは思えないくらい、大きく変わった。

こういうマジックがあるから、佐渡裕はスゴイ。

練習の締めくくりとして、値打ちがあった。


| | 考えたこと | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
1万人の第九 佐渡練
今日は佐渡裕の練習だった。略して佐渡練という。
森ノ宮のクラス全部と、大津、西宮Aが西宮芸術会館のホールに集まって、なんと1300人。
座席表を見ると、アルトが一番多く、ソプラノ、バス、そしてテナーが一番少ない。
西宮Aと同じだ。
結局申込み者と声の出しやすさからいくと、そういう編成になるのだろう。

1300人がホールの客席に座る。
ぼくは30分前に行ったので、まだまだ前が空いていた。
前に座ってください、という指示にしたがって、前から7番目の席に座った。
前の方は初めての人は少なく、何度も出た人が座っていた。
いつものへっぽこテナーとは雰囲気が違う。

佐渡裕はちょっと遅れてスタート。
小玉先生は講師陣4人の一人として前に座っていた。
幕間つなぎにどこかの先生が発声練習をやった。
いつもの小玉先生ではなく、ちょっと調子が狂う。
教室ごとに、講師のカラーがあるんだろう。

佐渡裕が出てきて、客席は盛り上がる。
初めて見たが、なかなか上背があって、貫禄がある。

いつもの練習と違って、第九の歌詞の意味をずっと話す。
ここはこういう意味だから、こう歌わないといけない、というような指導。
さすがに有名な指揮者だけあって、指導がうまい。
短い時間だから、技術ではなく、ハートの方でうまく持っていく。

こだわったのは、ブリューダーという言葉。
英語で言うとブラザーだ。
佐渡裕は仲間と言っていた。
歓喜を分かち合う仲間という感じだ。

ベートーベンの曲についても言っていた。
歌詞の情景を話し、だからオーケストラはこういう音を奏でるという説明。
だから、歌はこう歌わないといけない、という。
なかなか説得力のある説明。

神の楽園の門番がなかなか扉を開けてくれない。
それをがようやく開いたときの喜びがクライマックス…らしい。
そういう内容の歌詞。

1万人の第九には1万通りのストーリーがある。
誰かについて歌ってはいけない。
自分で声をだす、ということが大事。
男声合唱は、最前列の真ん中に佐渡裕が入ってみんなで肩を組んで歌った。

さすがに、名指揮者。
話がうまい。
これが佐渡練。

いよいよ来週が本番だ。


| | 考えたこと | 00:48 | comments(0) | trackbacks(0) |