考えたこと2

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仕事の自動化
AI(人工知能)が発達すると、いろんな仕事が変わると予測されている。
実際、銀行などではもう現実になりつつある。
その証拠に、こんなニュースがあった。

「10月28日、みずほフィナンシャルグループ(FG)が今後10年で1万9000人分の業務量削減を検討していることが報道されると、三菱東京UFJ銀行が約9500人、三井住友FGは約4000人相当の業務量を減らす方針」ということらしい。

今の低金利の状態で、ビットコインなどの中央銀行が発行しない電子通貨などが増えてくると、銀行自体が大幅にビジネスモデルを変えないといけなくなる。
これもインターネットに付随する技術の影響だ。
最終的には、テクノロジーが通貨の壁も超える可能性がある。
インターネットは個人と事業主をつなぎつつあり、融資の仕事もネットになるかもしれない。
そうなると、今の銀行はどうなるんだろうか。

アメリカでも、いろんな職業がAIに代替えされる可能性を調査しているとのこと。
従来は突発的な事に対応するような臨機応変の仕事は、人間の専売特許だったが、これもAIが取って代われるようになってきた。
その結果、推定値として、「アメリカの職業のうち47%が、今後10~20年のうちに機械に代替えされる可能性が70%以上」という結果が出た。

一方、ドイツではもっと細かな調査をして、仕事の一部分が自動化されても依然として人間は必要だ、という結果になった。
ここでは、アメリカの完全に自動化される仕事は9%程度となっている。
ただ、仕事の一部分はAIに自動化されていくんだろう。

でも、AIによる自動化によって売り上げが上がり、雇用者も増えるという予測もある。
ドイツのボストン・コンサルティング・グループだ。
ドイツで35万人増えるという予測。
増える職種は、IT、データサイエンスという分野で、減るのは製造、物流、品質管理などらしい。

たしかに、パソコンが業務を変え単純計算やファイリング、伝達といった仕事がなくなったが、その分IT分野で雇用は増えた。
だから、そう心配しなくてもいいのかもしれない。

でも、ジョブマッチングの面から見たら、これからなくなる仕事は避けたほうがいいということになる。
あと10年でも大きな変化があるだろう。
今50代以降の人たちは、この大きな変化を逃げ切れるだろう。
40代の人たちは、ちょっと難しい。
年を取ってから、変化が来るからだ。
昔も今も、年を取ると変化についていきにくくなる。
今からそうなった時のことを考えておく必要がある。

30代以下の人たちは、自分の仕事について良く考えたほうがいい。
AIによる自動化で、どんな変化が起こるのかということだ。
そのためには、AIで何ができて、何ができないか、アンテナを立てて情報収集する必要がある。

ぼくらは知らぬ間にパソコン、ネットワーク、インターネットというようなうねりの中で、仕事人生を送ってきた。
なくなった仕事もあれば、増えた仕事もある。

今ならそれを意識できるが、若いころはそんなことは考えなかった。

でも、これからの若い人は考えたほうがいいと思う。

これも年寄りの繰り言になるか…。


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