考えたこと2

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ロボット作り
台湾のASUSというパソコンの会社が家庭用のロボットを発表した。
身長が大人の膝くらいで、Zenboという商品名。
手はなく、動く球体とアーム状の首と液晶ディスプレイがついた頭の部分がある。
呼べばこっちを向いて来るようになっている。
人間と会話したり、写真を撮ったり、見せてくれたり、踊ったりする。
表情は液晶で変わる。

こういう家庭用のロボットは日本の家電メーカーは出さないのだろうか。
日立、東芝、パナソニック、ソニー、三菱など、メーカーはあるのに、どうも元気がない。
ソニーはaiboをやめて、ロボットもやめてしまったようだ。
でも、こういうのはソニーが得意だったはず。

高齢化の面からも、人間とコミュニケーションできるロボットは売れるはず。
ビジネスチャンスはあるはずだ。
コミュニケーションできて、家電をコントロールでき、インターネットにもつながり、聞けばなんでも教えてくれるロボットはきっと必要になる。
一人暮らしの高齢者に売れる。
話すことで認知症予防にもなる。
世界で高齢化率1位を走っている日本だから、こういうロボットの市場は大きい。

でも、そのたぐいのものは、ソフトバンクのPepperくらいだ。
業務用だし、ちょっと値段が高すぎる。

アマゾンもグーグルも動くロボットではないが、アシスタントデバイスとか、グーグルホームとかいう据え置き型の音声コミュニケーションができるものをアメリカで販売しはじめた。
両社ともAIやクラウドに強いから、動きが速い。
音楽のデーターベースを持っていたり、写真のクラウドサービスをやっていたりするから、インターネットにつながったサービスは簡単にできる。

一人暮らしなら、家に帰って「電気をつけてくれ」と言ったらつけてくれたりすると便利だ。
独身者も増えているし、結婚年齢も上がっているから、そういう需要もあるだろう。
家電機器を販売してることは強みになるはず。

こういうところに日本の強みを発揮してほしい。

ソニーの家電コントロールロボットが出たら買うんだけどなあ。

| | 考えたこと | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
CGのサンダーバード
1965年にやっていた、サンダーバードというSF番組がある。
ここにも1回書いた。
それがCG(コンピューター・グラフィックス)になってリメイクされた。

元は人形劇だ。
人形劇といっても、ひょっこりひょうたん島みたいな誇張されたものではなく、天下のイギリスBBCが作った精密な人形を使っている。
サンダーバードというのは国際救助隊のことで、サンダーバード1号から5号まである。
1号は高速ジェット機で、2号はコンテナを積んで運び(重いものを運ぶ割には翼が小さいが)、3号は宇宙ロケット、4号は潜水艇で、5号は宇宙ステーション。
これを5人の兄弟が動かす。
メカが凝っていて、当時のメカ好きの子どもをつかまえたのだと思う。

一時実写の映画があったが、今回はCGになった。
もう4回の放送をやっているらしい。
CG版は「サンダーバード ARE GO」という題名だ。

こないだ見ていたら、中で「FAB(エフ・エー・ビー)」という言葉がよく出てくる。
Webで調べると、実際は1965年版でも使われていたもの。
これは、60年代の流行語「fabulous」、これが「FAB」と短縮されたということらしい。
当時は「了解」というような和訳をしていたとのこと。
もとの意味は「素敵だ」。

しかし、サンダーバードには根強いファンがいる。
何といっても、あの当時のウルトラQやウルトラマンとは一線を画した「メカ」があった。
5人兄弟の叔母のペネロープが乗っていたピンクのロールスロイスも、いろんな仕掛けがあってバットマンカーといい勝負だった。
サンダーバードが人気があったのは、やっぱりあの「メカ」だと思う。
科学好きの男の子が、あのメカにワクワクしたんだろう。
アニメではなく、人形劇とはいえ実写だった。
そこがよかったんだと思う。

今の日本の子供向け番組は、合体ロボなどはあるが、サンダーバードのような「メカ」はあるんだろうか。
ぼくは、ああいう番組を見て、漠然と機械に憧れた。

子供たちの理科離れが、ああいう「メカ」の番組が無くなったことと関係していると思えて仕方がない。

| | 考えたこと | 00:25 | comments(0) | trackbacks(0) |