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2016.06.07 Tuesday
私はネコ派
海外のドラマのセリフ。"I am a cat person."
「私はネコ派なの」という字幕が出た。 それを聞いて、男はあわてて写真立てを裏返し、ネコと写っている写真を見せる。 写真立てに、イヌと一緒に写っている写真とネコと一緒の写真が裏表で入っていた。 どういうわけか、アメリカのドラマでは女性がネコ派ということが多い。 そのシーンではイヌ派だと思っていたのだが。 catというのは名詞だが、a cat personでネコ好きという意味になる。 そうなると、”a dog person”はイヌ派ということになる。 これらはどちらも英辞郎に用例が出ていた。 こういうやり方なら、いくらでもナントカ派、ナントカ好きという言葉は作れるだろうと思って適当に入れて調べてみたが、用例があったのは“a computer person”くらい。 コンピューター好き、という意味だった。 ネコ派、イヌ派というのは二大ペットについての言葉で、アメリカでもけっこうメジャーな言い方なんだろう。 性格を推し量る分け方でもある。 たしかに、”I like cat”というよりも”I am a cat person"と言ったほうが「ネコ派」というニュアンスが伝わる。 言外に「イヌよりも…」という感じが出るなあ。 となると、前後の文脈はあるが、どんな映画が好きか?と聞かれて、”a comedy person”といえば「コメディー派」ということになり、どんなスポーツが好きか?と聞かれて、”a baseball person”というと「野球派」ということになるんだろう。 恋愛物の映画が好きなら、”a romantic movie person”と言えば通じるような気がする。 意味がわかるから、用例を立てるほどではないが、いくつかの中から「これ」という場合は、こういう言い方もアリということだ。 こういうのが自然に出るようになると、「伝わる英語」になると思う。 |
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