考えたこと2

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投票率25%
尼崎市長選挙の投票率は25%だった。

4人のうち3人が投票に行かなかったという状況。
ぼくも行く気がしなかった一人。
セミナーで大阪に行って、帰ってきて、夕方行こうと思えば行けたが、事前に公約を見て、行く気がなくなった。
申し訳ないと思う。

有権者が約37万5000人で、投票者が約9万6千人。
当選した稲村氏が70642票、落ちた広瀬氏が23585票、無効票が2154票という内訳。

約27万人は、どうせ何も変わらないと思って投票に行かなかったか、あるいは選挙にまったく興味がない…というところか。

今の日本では、投票率はいくら低くても選挙は成立する。
そういう仕組みなのだ。

Wikipediaによると、投票率の項に最低投票率という欄があり、そこにこう書いてある。

「投票率は、その選挙自体に対する関心を表すものの1つであり、投票率が著しく低い場合には選挙の正当性に疑問を投げかけられる場合がある。」

まさにそういう事なんだろう。
衆院選と同じく、選挙といっても大きな争点はない。

今回の選挙でも、対立候補が市政に関わっているのなら、争点をいくらでも作れたはずだ。
ところが、対立候補の公約は大雑把すぎてよくわからないし、現市長に対する批判もないし、自分が市長になったら、これを目指すというものもない(ように見える)。
通ったらうれしいが、通らなくてもいいと思っているようにも思える。
でも、出たのはエライと思うが…。

オーストラリアのように、棄権したら罰金という選挙の義務化をするということでもしないと、この傾向はどうにもならないように思える。

元々、参政権が連合軍から与えられて、たくさんの人が選挙に行けるようになった時、同時にアメリカ流の民主主義教育も実施され、みんな選挙に行くのが当たり前と考えていたのだろう。
豊かな国は、国民が現状に満足しているから、選挙に興味がなくなる傾向がある。
今の日本は、何やかやいっても、豊かなんだろう。

もう少ししたら、財政がどうかなるかもしれないし、世代間格差が広がって、若者が立ち上がるかもしれない。

今の日本の教育が、若い人たちの政治のリテラシーを育てているとも思えないから、苦しいが…。


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