考えたこと2

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オブラディ・オブラダ
オブラディ・オブラダというと、ビートルズの曲。
ホワイトアルバムに入っている。

このオブラディ・オブラダという言葉の意味は知らなかった。
こないだ、ドラマを見ていたら、「オブラディ・オブラダ」というセリフに「それが人生よ」という字幕が出た。
ほう、そういう意味だったのか、と思って調べてみたらどうも意味はないらしい。

Wikipediaによると、「ポールが当時よく通っていたクラブThe Bag O'Nailsに出演していたナイジェリア人のコンガ奏者ジミー・スコットがよく口にしていたフレーズが『Ob-La-Di, Ob-La-Da』だった。彼のバンド仲間は「ジミーはあのフレーズを連発していたよ。ナイジェリアのヨルバ族に聞いてみな『Ob-La-Di, Ob-La-Da』は『life goes on(人生は続く)』という意味だって教えてくれるはずだ」と、当時の事を語っている(それで歌詞の中に『life goes on』というフレーズが出てくる)。
そのスコットが口にしていたフレーズを聞いたポールが、それをヒントに作ったのがこの曲である。当時のポールは『Life goes on』という意味で曲を作ったと思われるが、ナイジェリアのヨルバ族に聞いても『Ob-La-Di, Ob-La-Da』なんて言葉はないという答が帰ってくる。スコットの造語である可能性が大きい。」と書いてあった。

おもしろい。
世の中には、何の意味もないウソをつく人がいる。
ぼくもその手のウソは好きだ。
何の意味もないというのは、ついたからといって、何の得にもならないし、それでどうした、ということもない。
だいたい、なんでそんなウソをわざわざついたのか…、とだいぶ経って思ったりする。
ついた方も、ついたことさえ忘れていたりする。
その種のウソだ。

このオブラディ・オブラダも、ポールが曲にしなければ、「あ、そう」ということだったろう。
ナイジェリアのヨルバ族に、そんな言葉があるのか、と思うだけだし、なくても、「何でそんなウソをついたのか??」となるだけだろう。

でも、ポールが真に受けて、曲を作ったから、ややこしいことになったらしい。
嘘をついたコンガ奏者が、お金を要求したらしい。
結局はケリがついたのだが、この曲にはエピソードができた。

元はといえば、コンガ奏者のついたウソからできた曲。
意味のないウソをつかなければ、この曲はできなかったと思えば、感慨深い。

ウソも何かの役に立つ、ということだ。

この曲は日本の音楽の教科書にも載っているらしい。

今では字幕に出たように、英語圏ではオブラディ・オブラダは「それが人生よ Life goes on」という意味になっている。

これぞウソからでたマコト。



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