考えたこと2

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エクスペンダブルズ3
1日は映画館が安かったので、見に行った。

シルベスター・スタローンのシリーズ。
CIAから請け負って、いろんなところで危ない仕事をするチーム、エクスペンダブルズ。
使い捨て、という意味だ。
この3はスタローンと同じくらいの年の俳優が出てくる。
アーノルド・シュワルツネッガー、ハリソン・フォード。

ラストのアズメニスタン(アフガニスタンを想定しているのか)の戦闘シーンはすごかった。
10人のチームで数百人を相手にして、勝ってしまう。

この手の映画はスジは単純だ。
悪役のメル・ギブソンに若手チームを人質に取られ、彼らを取り返しに行く、というストーリー。
若い俳優と、年寄り俳優の競演。

しかし、みんな年をとった。
スタローンが68歳、シュワルツネッガーが67歳、ハリソン・フォードが72歳。
オーバー還暦の俳優たちが、戦闘シーンで頑張っている。
その他に、ウェズリー・スナイプス、メル・ギブソンあたりがもうすぐ60歳。まだまだ若い。
それに比べると、大御所はさすがに年を感じる。
シュワルツネッガーはアクションはもうシンドイ、という感じだ。

最後の酒場のシーンは、若手俳優と往年のスターのパーティという感じ。
メル・ギブソンは一人悪役でちょっと損したなあ。
アントニオ・バンデラスは、コミカルな役で楽しかった。
60歳前でまだまだ若い方だ。

この映画のエンディングロールを見ていると、ロケーションはブルガリアでやったらしい。
東欧でやると、ちょっと安くあがるんだろうか。
アズメニスタンという架空の国だが、イメージは北アフリカという感じ。
まあ、ほとんど廃墟みたいなところでのロケだったから、町並みなど関係なかったのだろう。

しかし、俳優もうまく老いるのは難しい。
どこかで老け役に変わらないといけない。
いつまでも肉体派の男優ではつとまらない。
スタローンもシュワルツネッガーも、ぼちぼち70歳だから、考えないといけないなあ。

それぞれどんな次作を作るのか。

これもまた見ものだ。

| | 考えたこと | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
トスカーナの休日
何気なく映画を録画して見た。2003年の作品。「トスカーナの休日」という映画。
ダイアン・レインが主役でいい味を出している。

アメリカ人の作家が離婚し、訴訟を起こされ、何もかも元夫に残してイタリアのトスカーナにやってくる。
そこで目にとまった古い屋敷に一目惚れし、その屋敷を買う。
改修をするのだが、その業者が連れてくる人足が、ポーランド人や文学の教授など、変わった人たちで、仲良くなる。

ローマにシャンデリアのガラスを買いに行って、恋をして破れたり、アメリカから友達が恋人にフラレてやってきて出産したり、若い二人の結婚を助けたり、いろんなことがある。
その中で主人公は悲しんだり、喜んだり、自暴自棄になったりしながら日々を過ごしていく。

イタリアのトスカーナ地方の自然が描かれている。
すごくきれいだ。
そして、人々が明るい。
イタリアというと、景気が悪く、ヨーロッパの中でもシンドイ国だと思っているが、そんなことはどこ吹く風で、とにかく明るい。

そして、主人公はトスカーナで人生を取り戻す。
最後に主人公は言う。

「アルプスのウィーンとベニスを結ぶ線路が敷かれたのは実際に列車が走るずっと前のことだ。
線路が敷かれたのはみんなが未来を信じていたからだ。
人は人生の曲がり角を経て、見知らぬ地に行き、生まれ変わるのだ。」

この映画を見ると、イタリアに行ってみたくなる。
トスカーナは美しい。

人はだれでも人生を振り返りたい時がある。
その時が早いか、遅いかは人による。
この主人公は結婚に失敗して、そういう状態になった。
いろんな理由がある。
人はそれぞれに、自分のトスカーナを見つけないといけないのだろう。

イタリア語がわかればなあ。


| | 映画・舞台 | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) |