考えたこと2

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一期一会
ジムでお世話になっている、ストレッチのコーチが青森出身。
恥ずかしながら、いままで青森出身者に会ったことがなかった。

ぼくの経験では、東北地方出身者は関西ではあまり会えない。
福島、山形は出身者を知っているのだが、青森、秋田、岩手の3県はめったにいないと思う。
北海道はわりといるのだが…。

コーチはどこの出身ですか?と聞いたら、青森です、と言われた。
青森に行った人は知っていても、青森出身の人は珍しいと思う。

別に避けているわけでもないのだが…。
東北の人は関東で止まるのではないか。
家族を聞いたら、3人兄弟で、一人は青森、一人は神奈川、自分は大阪に住んでいると言っていた。

ところが、6月に異動になって東京勤務になるとのこと。
最後の日にお世話になりました、と挨拶した。

26歳と言っていた。
わりと朴訥そうな青年。
青森というと、太宰治を思い出します、と言ったら、はあ、と言っていた。
あまり地元でも読まれないのかもしれない。

東北というと、美人で有名ですが、と水を向けると、とにかく関西に来て、女性がよく喋るし、派手なのに驚いた、とのこと。
たしかに、関西の女性はよく喋る。

転勤が決まってから、神戸に映画を見に行き、京都にお寺を見に行ったとのこと。
たこ焼きは食べたが、まだお好み焼きは食べてないとのこと。
えー、それは食べてから行ってくださいよ、と頼んでおいた。

あの青森出身のコーチは関西をどう思ったのだろうか。
正直なところを聞いてみたかった。
ほんとに朴訥そうな青年だったから、こちらにいても彼女はできなかったのかもしれない。

東京は大阪より馴染みがあるからいいですね、というと、そうです、と正直に答えていた。
アニキが一人いるから、便利だという。

一般に東京の人は言葉に寛容で、大阪人はよその言葉を話す人に容赦ないという。
そのとおりだと思う。
漫才でも、大阪と東京の比較のネタは常に受ける。
それだけ、大阪人は関西弁にこだわりがある。

きっと嫌な思いもしたに違いない。
大阪、尼崎、宝塚、西宮のチェーン店を回っていたとのこと。
文句を言わないから、便利に使われたのかなと邪推してしまった。

一期一会。
コーチには東京でも頑張ってほしい。

| | 考えたこと | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
人生とは…
「人生はうまくいかないものだ。だからこそ愛おしいのかもしれない。」
ラジオドラマで言っていたセリフ。
役の上では60歳。仕事を退職した父親が言った。

そうなんだろうなあ。
上には上があるから、いくらうまいこといったと思っても、もっとよくなると思えることはたくさんある。
でも、そこで諦める。
これが自分の分だ、と思う。
だから愛おしいのだろう。
もっといい人生があったかもしれないが、これで分相応だと思うところに、愛着がわくのかもしれない。

もっと、もっとと欲を出すと、愛おしいとは思えないだろう。
欲は結局不満しか生まない。

前に生きていくことは、選択することだ、と書いた覚えがある。
選択するということは、何かを捨てることでもある。
たくさんある選択肢から、それを選んだということは、それ以外を選ばなかったということだ。
それを意識する場面もあるだろうが、無意識に選んでいる場面の方が多い。

選んだものが、ベストではなかったかもしれないが、その結果を受け入れること、ということだ。

自分の人生が、自分が選んできた結果だから、愛おしいのだろう。

最期の時、どう思うのだろうか。

自分の人生はうまくいかなかったが、愛おしいと思えたら、いいと思う。


| | 考えたこと | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) |