考えたこと2

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アレルギー
子供のアレルギーが増えているような気がする。

学校の給食で、アレルギーが問題になるケースがあるらしい。

こないだのニュースでは卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに・あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・くるみ・鮭・さば・大豆・鶏肉・牛肉・豚肉・バナナ・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチンなどのアレルゲン(アレルギーを起こす物質)でたくさんの項目が引っかかり、結果的にビタミンが摂取できなくなって、「くる病」になった子どもが出ていた。

ぼくが小学校の頃はもちろん給食だったが、そんなにあれがダメ、これもダメという人はいなかった。
一人だけ、そばアレルギーがある人がいたが、少なくとも牛乳や卵がダメという人はいなかった。
そばアレルギーの人は、うどんの中にほんの1本そばが入っていてもアレルギーの発作が起きて、大変そうだった。
あれは気の毒だと思う。

給食でカニやアワビ、イクラ、松茸などが出たことはなかったので、もしかしたらアレルギーの人はいたかもしれない。
それにしても、小麦やエビ、イカ、オレンジ、鮭、さば、大豆、鶏肉、牛肉、豚肉、バナナ、りんごなどでアレルギーを起こす人がいるとは驚いた。
テレビでやっていた子供は、牛乳、卵、小麦など5つくらいの食品がアレルギーだったという。
小麦が食べられないと、たくさんのものが食べられないだろう。
お好み焼き・パン・揚げ物・ケーキ・ラーメンなどはダメになる。

しかし、ぼくが子供の頃はそんな人は見たことがなかった。
たぶん、今50代の人たちは、子供の頃そんな人が回りにいなかったと思う。
だいいち、パンがダメなら、毎日の給食がダメになる。

どれくらいアレルギーが増えたのだろう?
ここによると、「食物アレルギーがある子どもの割合が、9年前に比べて約2倍に増えている」らしい。
だから、増えているのはマチガイない。

その原因は、わかっていないが、現代の生活が清潔すぎることに原因があるのではないかという人もいるらしい。

ぼくもそう思う。
何でも清潔であればいいというものではない。
ある程度の不潔さにも寛容になって、それと共存することで、アレルギーに強くなるのだと思う。

ぼくらが小学生の頃は今ほど清潔ではなかった。
水道の水を平気で飲んでいたし、学校のトイレはくみ取り式だった。
今から思うと、まだまだ日本は貧しかったのだろう。

でも、そんな状態だったから、アレルギーは少なかったのかもしれない。

豊かになって、清潔になった。
そして、アレルギーが増えた。

さて、本当の豊かさとは、何なんだろう。



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