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2014.06.06 Friday
一期一会
ジムでお世話になっている、ストレッチのコーチが青森出身。
恥ずかしながら、いままで青森出身者に会ったことがなかった。 ぼくの経験では、東北地方出身者は関西ではあまり会えない。 福島、山形は出身者を知っているのだが、青森、秋田、岩手の3県はめったにいないと思う。 北海道はわりといるのだが…。 コーチはどこの出身ですか?と聞いたら、青森です、と言われた。 青森に行った人は知っていても、青森出身の人は珍しいと思う。 別に避けているわけでもないのだが…。 東北の人は関東で止まるのではないか。 家族を聞いたら、3人兄弟で、一人は青森、一人は神奈川、自分は大阪に住んでいると言っていた。 ところが、6月に異動になって東京勤務になるとのこと。 最後の日にお世話になりました、と挨拶した。 26歳と言っていた。 わりと朴訥そうな青年。 青森というと、太宰治を思い出します、と言ったら、はあ、と言っていた。 あまり地元でも読まれないのかもしれない。 東北というと、美人で有名ですが、と水を向けると、とにかく関西に来て、女性がよく喋るし、派手なのに驚いた、とのこと。 たしかに、関西の女性はよく喋る。 転勤が決まってから、神戸に映画を見に行き、京都にお寺を見に行ったとのこと。 たこ焼きは食べたが、まだお好み焼きは食べてないとのこと。 えー、それは食べてから行ってくださいよ、と頼んでおいた。 あの青森出身のコーチは関西をどう思ったのだろうか。 正直なところを聞いてみたかった。 ほんとに朴訥そうな青年だったから、こちらにいても彼女はできなかったのかもしれない。 東京は大阪より馴染みがあるからいいですね、というと、そうです、と正直に答えていた。 アニキが一人いるから、便利だという。 一般に東京の人は言葉に寛容で、大阪人はよその言葉を話す人に容赦ないという。 そのとおりだと思う。 漫才でも、大阪と東京の比較のネタは常に受ける。 それだけ、大阪人は関西弁にこだわりがある。 きっと嫌な思いもしたに違いない。 大阪、尼崎、宝塚、西宮のチェーン店を回っていたとのこと。 文句を言わないから、便利に使われたのかなと邪推してしまった。 一期一会。 コーチには東京でも頑張ってほしい。 |
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