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2014.06.11 Wednesday
理系志望
ぼくは理系だった。
いつから理系を志したか、覚えてはいない。 ものごころついた時から、理系だった気がする。 そのきっかけは一度書いたことがあるが、マンガに出てくる科学者だった。 マンガといっても、まともなSFマンガだ。 鉄腕アトムのお茶の水博士、天馬博士、サイボーグ009のギルモア博士など。 いまどきの無国籍マンガとか、時代がいつかわからないマンガ、なぜそうなるのか、説明がないマンガとは違う。 ちゃんとしたサイエンス・フィクションだった。 そういうマンガに出てくる、科学が好きだった。 科学は良いものであり、人類を幸せにする、という憧れがあった。 それで、わけもわからず理系だと思っていた。 単に科学者になりたかったのだ。 そして、プラモデルを作るのが好きだった。 モーターや豆電球を配線し、組み立てたプラモデルが動くのが楽しみだったのだ。 自分で組み立てるから、どういう仕組みかわかる。 中学校を卒業した時、何の迷いもなく理系だと思っていた。 高校1年で理系クラスに入った。 今から思うと、別に数学や理科が得意だったわけではない。 それでも、なんの疑いもなく理系だと思い込んでいた。 だから、理科離れを止めるのは簡単だ。 SFマンガをもう一度流行らせ、博士を出せばいい。 科学は人を救うもの、人類の未来を明るくするものであり、科学者はそれを実現する人だ、ということをマンガの哲学にする。 主人公はロボットでもアンドロイドでもサイボーグでも超能力者でも何でもいい。 手塚治虫や石森章太郎のような作家が出てきて、マンガを書いてほしいと思う。 もう時代遅れかもしれないが…。 |
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