考えたこと2

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イタリアの老人
南欧の人は陽気だという。
暖かい地中海の気候がそうさせるんだろう。

イタリアの老人たちは「人生はうまいワインとよい音楽があれば、それでいい」という。

ホントかウソかはわからないが、ぼくの持っているイタリアのイメージには合う。

こんなエスニック・ジョークがある。
ドイツ人が言った。「フランス人とイタリア人が戦争に弱いのは、 戦場まで豪華な食事を運ばなきゃいけないからだ。 その点、俺たちはジャガイモだけ、 イギリス人はフィッシュ&チップスだけ、アメリカ人はハンバーガーだけ食ってればいいから戦争に強いんだ」

フランス料理と並んで、イタリア料理は世界で有名だ。
ピザ、パスタは日本でも食べられる。
地中海にはイカやタコがいて、日本人にも馴染みがある食材だ。
イカスミのパスタがなければ、イカスミを食べることもなかった。

料理ほどは知られていないが、カンツォーネもある。
学校で習った。「サンタ・ルチア」とか、弘田三枝子の「砂に消えた涙」とか、明るい歌が多い。

最近のイタリアというと、首相のスキャンダルがあったり、経済的にもあまりよくないことが多い。

一説によると、13世紀にローマ帝国が滅亡してからというもの、右肩下がりになっているという。
旅行ガイドを見ても、スリが多いとか、こそ泥が多いとか、治安はあまりよくない。
不景気だからだろう。
マフィアも元はイタリアだ。

それでも、カソリックの国であり、教会も多く、信心深いイメージがある。
古いイタリア映画では、日曜日に朝教会に行ったり、食事の前にお祈りをしたりするシーンが出てくる。

そんなイタリアの老人が「人生はうまいワインとよい音楽があれば、それでいい」というと、ああ、そうなのかと思う。

何より、不況が続いており、若者の失業率も高いのだが、それでも明るく生きている。

これは、日本人も見習わないとイケナイと思う。

何かというと悲観的に考えてしまうのをやめて、明日は明日の風が吹く、と考えてのんびり行ければいいと思う。

「人生はうまいワインとよい音楽があれば、それでいい」

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