考えたこと2

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ヤジとユーモア
東京都議会で女性蔑視のヤジが問題になっている。
情けない話だ。
どうしてあんなヤジを飛ばすのか、わからない。

ヤジの話というと、阿川弘之の言っていた話を思い出す。

代々、イングランドとスコットランドは仲が悪い。
国会で、イングランド出身の議員がスコットランドの悪口を言ったらしい。
「イングランドでは馬しか食わない「えん麦」をスコットランドでは人間が食っている」
それに対応してすぐにスコットランドの議員が応答した。
「今のイングランドの議員の行ったことは正にその通り。だからスコットランドの人間が優秀で、イングランドの馬が優秀なのだ」
これで会場は大爆笑。
殴り合いにも、新聞沙汰になることもなかった。

日本でこういう話をすれば、間違いなく誰かが口に出したところで、すぐに問題になるだろう。
でも、イギリスの議員にはユーモアのセンスがあった。
この例の場合は、スコットランドの勝ち。
言ったイングランドの議員も、一本取られたという感じ。
見事なユーモアである。

どうせヤジを飛ばすのなら、そんな機知を働かせるようなヤジを飛ばしてほしい。
みんなが思わず笑って、それで新しい議論にいけるようなヤジだ。

もともと、日本の議会の質問など、自分がいかに頑張っているかという宣伝みたい内容が多い。
わかりきったことをくどくど言う。
質問者はほとんど質問をせず、その問題について自分がいかに知っているか、ということを話す。
あれでは、質疑応答にならない。

おまけに、○○先生、という言葉づかい。
あの言い方は何とかならないのか。
知性のかけらも感じられない。

そもそも、議員に知性を求めることがムリなのか。

仕方ないなあ。




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