![]() |
2011.11.01 Tuesday
70億人
昨日の新聞で、世界の人口が70億人になった、と記事があった。
これはめでたいことなのか、危機的なことなのか、判断が難しい。 人類が地球に生まれてから、自然との戦いに勝利し、あるいは自然との共生に成功し、豊かな生活を望んできて、それが叶ったら、人口が増えるという意味でいえば、めでたいことになる。 しかし、地球上の食物や水、資源等をどんどん食いつぶす存在が人類だとしたら、あまりよろしくない、ということにもなる。 結局、先進国では多くの国が少子高齢化になり、国力は落ちてくる。 その先鋒をいくのが日本ということらしい。 2030年頃には中国がGDP世界一になり、それを2050年にはインドが抜く、という予想もある。 2085年には、世界の人口が100億人を突破する、という予想もある。 この時にはアフリカの人口が世界の1/3を占めるということらしい。 人口は力でもある。 それを地でいっているのが中国。 大きな市場がありますよ、といいながら自国に企業誘致をし、技術供与をさせるというような策を取っている。 市場があるから、ものは売れる。 大きな市場がある、ということはそれだけで強みになる。 つまり、人口は力だ。 1988年に今の中国に行ったが、驚いたのは道路工事の風景。 たくさんの人が働いていた。 重機は見えず、一輪車を使って土を運んでいた。 今はもうそんなことはないと思うが、その当時中国の通訳の人が、人だけはたくさんいますからね、と言っていたのが印象に残っている。 記念すべき70億人突破の日。 2011年10月31日。 これからしばらくはアジアの世紀になるだろう。 その移行の時が、危ないと思う。 何事につけ、安定するまではややこしい。 無事に安定期に入ることを願うが、ぼくはもういない。 子供ももういないだろう。 でも、もしできたら、孫はいるかもしれないなあ。 |
![]() |