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2011.11.19 Saturday
マイカー
アメリカのドラマを見ていたら、「中年症候群」という言葉が出てきた。
ある程度年をとった男性が、スポーツカーが欲しくなるということに対して使われた。 スポーツカーといえば、若者の象徴。 若いころ乗っていたか、あるいは憧れたスポーツカーにもう一度乗りたくなる、という心情。 マスタングのオープンカー、2シーターみたいなクルマがその対象になる。 本当に年をとって、それが認めたくなくて、もう一度若いころに戻りたい、というようなところか。 それが中年という認識なのだろう。 そういえば、ファミリーカー(向こうではミニバンという)に買い換えるということが、もう若くない、ということの証明になる、という場面も見たことがある。 「あいつ、今ミニバンに乗っているらしい」とか「おれはミニバンに買い換えたんだ」というようなセリフで、「まともな生活をするようになった」ということと同時に「あいつもついに年貢をおさめたか」というようなニュアンスを表していた。 アメリカでのマイカーというのは、にほん以上にライフスタイルを表している。 だから、マイカーを変えるというのは一大事だ。 若いころはオープンカーやスポーツカーに乗って、結婚して子供ができるとミニバンに乗り換え、そして子供が独立するとまた…、という具合。 クルマはその人を表す、ということだ。 日本以上にクルマがあふれている社会。 ぼくも、そろそろ、曲がり角にきたなあ。 今はスポーツカー、ミニバンの他にエコカーもある。 そのうち、「あいつもエコカーに変えたらしい」というようなセリフが出てくるかもしれない。 彼も地球環境のことを考え始めた、という意味になるか。 ぼくはどういうライフスタイルを目指すのか…。 まだ決まらない。 |
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