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2011.11.10 Thursday
NHK朝の討論
久しくNHKの日曜日の9時からやっている討論を見ていなかったが、こないだ見てしまった。
復興庁の事を話していたが、内容のことはわからない。 しかし、一つどうしても気になることがあった。 国会議員はなぜお互いを「先生」と呼ぶのだろうか。 大辞泉によると、先生とは 1 学問や技術・芸能を教える人。特に、学校の教師。また、自分が教えを受けている人。師。師匠。 2 教師・師匠・医師・代議士など学識のある人や指導的立場にある人を敬っていう語。呼びかけるときなどに代名詞的に、また人名に付けて敬称としても用いる。 3 親しみやからかいの意を含めて他人をよぶこと。 4 自分より先に生まれた人。年長者。 となっている。 1と4の意味ではないことは明らか。 3の意味でもないだろう。(そういう意味の時もあるとは思うが) ということは2の意味なのだが、そうだとすると、「学識のある人や指導的立場にある人を敬って」というところが怪しくなっている。 最近の議員を見ていると、学識があるとは思えないような発言ばかりだ。 大臣になって、有頂天になってマスコミに失言するとか、地元に帰って後援会に失言するとか…。 もっとひどいのは、漢字が読めないとか、都道府県の場所がわからないとか…。 とても学識があるとは思えない人が多い。 そうなると、指導的立場にいる、というところが残る。 これとて、内閣の支持率をみていると、最近は50%を超えるのが珍しい。 過半数が指導に不満を持っている。 直接の部下には指導的立場といえるだろうが、一般の国民に対して指導的立場といえるような代議士は珍しい。 選挙の投票率もなかなか50%を超えないし、多くの人は消去法で候補者を選んでいると思う。 それで、「先生」とお互いに呼び合うのに違和感がある。 一人くらい「私を先生とは呼ばないでくれ」という代議士がいてもいいのではないか。 朝の討論会を聞いていても、何だかかしこそうな顔がいない。 「本当に有能な人が代表に選ばれるのは、その国民の運である」というような事をむかし聞いたことがある。 まったくその通りだと思う。 |
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