考えたこと2

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ジャンプの時代
少年ジャンプというのは、あまり馴染みがない。

ぼくらが小学校の時は、少年マガジン、少年サンデーの時代だった。

少年ジャンプは1968年に創刊され、当初10万部程度。
1971年に100万部を超え、1973年に少年マガジンを抜いた。
その後、順調に売り上げを伸ばし、1994年12月に653万部を達成。
ところがその後発行部数が減り、1997年までに400万部ちょっとに落ち、1997年に少年マガジンに抜かれ、2002年にまた抜き返す。
2005年に300万部を切ったが、2010年にまた300万部に復帰した。

ぼくはジャンプのマンガはアニメでは知っているが、ほとんど読んだことはない。
中学以降、マンガから遠ざかった。なぜかはわからない。

覚えているのは、鉄腕アトム、サイボーグ009、エイトマン、おそ松くんなど。
友だちのお兄さんが持っていた、少年マガジンを借りたのが最初だったと思う。

結果的に、ジャンプの時代が始まると同時に、マンガから離れたということになる。

ジャンプの時代とは何だろうか。
ぼくの勝手な言いぐさだが、マンガの高年齢化が進んだと思う。
それと同時に、マンガが多様化し、何だかわからないマンガが増えた。

それまでは手塚治虫や石森章太郎といった、第1世代のマンガ家が、夢のあるマンガを描いていた。
時代もあったのだろう。
冷戦時代、戦争がある程度のリアルさを持っていたし、作者は第二次大戦を経験者していた。
正義や夢、未来、希望というようなものがあったと思う。
それが、だんだんなくなってきたのだと思う。
内向きになっていった。

中学以降も時々ちらりと見ることはあったが、見ただけで読む気がしなくなるような、汚い絵や下手な絵が出てきた。
ストーリーも、ホームドラマようなたわいないもの、まったく荒唐無稽で現実離れしたものが増えた。
たまに、面白いかなと思うものもあったが、結局読むことはなかった。

今や少子化でマンガもアジアを目指す時代。

アジアで受け入れられるマンガを描けるのだろうか。

何となく心配になる。


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