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2010.06.04 Friday
なぜ人はもめるのか
もめ事というものがある。
意味をひくと、争いごと、ごたごた、とある。 これは、何かをめぐって、意見が異なったり、あるいは何かを実行したことが、誰かの意図と異なっていたり、という場合に起こる。 もめる、というのは争うとか戦うという言葉よりも、世間ずれした感じの言葉だ。 最近、ぼくの回りではもめごとが発生することが多い。 なぜ、もめるのか。 多くの場合、そうだと思うが、「あの連中は気にくわない」からだろう。 気持ちはわかるのだが、もう少し歩み寄れないかと思う。 どちらも、一歩か半歩、歩み寄れればだいぶ楽になるのに、ということだ。 利害相反というわけではない。 お互い同じ船に乗っているのだ。 人を色眼鏡で見るというか、ああ言っているのにはきっとこういう意味がある、という風に推理する。 そうに決まっている、という事になる。 だから、あれはダメなんだ、という結論。 高みの見物ができれば、ほっておくのだが、利害が及ぶからそういうわけにもいかない。 結局間に入って立ち回ることになる。 あっちに行ったり、こっちに行ったり…。 嘘はつかないが、どっちの意見も黙って聞く。 せめて…してほしい、ということは言う。 同意を求められても、うーん、という言葉で済まし、断言しない。 それも、いつまで持つかわからない。 綱渡りの仕事だ。 八方美人と言うなら、言えばいい。 ぼくは八方美人はいいことだと思っている。 八方美人を続けて、行き詰まらないというのが理想だ。 そうやって、自分がやりたいことを実現する。 それがもめ事を解決する大人の方法。 一番の策ではない事はわかっている。 でも、二番の策ではあるだろう。 それがぼくの役回りなのだと思う。 |
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