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2010.06.22 Tuesday
電子出版
ぼちぼち、電子出版が身近なものになってきた。
アマゾンがキンドルという端末を出し、アップルがiPadという端末を出している。 iPadは電子書籍専用端末ではないが、カラーでiPhone用のアプリケーションが使えるらしい。 もちろん、本を読むための電子端末にもなる。 音楽と同じように、本もデーターになろうとしている。 そのデーターをインターネットの仕組みからダウンロードする。 それが電子書籍の仕組みだ。 もちろん、それだけではない。コピーができないようになっているとか、印税を集める仕組みが備わっているとか、いろいろあるが、使う側から見るとダウンロードして読める、というもの。 特に雑誌などはカラーなら電子化しやすい。電子配信して、毎月勝手に来るとか、月々の購読料はカードで落ちるとか、そういう使い方ができる。 宣伝などは動画も使えるから、新しい使い方もできる。 出版、広告の既存メディアは今から戦々恐々だろう。 個人での出版も簡単にできるようになる。 つまり、音楽で起きたことが出版でも起きる。 プロレベルの事がアマチュアでもできるようになる。 デジカメと画像処理、グラフィックのソフトがあれば、たいがいのことはできる。 今まではそれが印刷の領域だけだったが、出版もそういう事になるだろう。 物理的な印刷が必要ないから、画面上でできれば、もう完成だ。 大量の紙、印刷機、製本機など、不要になる。 もちろん、紙の本も残るだろう。 電子書籍を見て、やっぱり紙の本がほしくなる、ということもある。 でも、紙の本は電子書籍が売れてから出す、というような形態になるかもしれない。 印税は高くなると思う。 出版社の優位が崩れていくからだ。 これからの20年くらいでどうなるか。 まだ生きているかもしれない。 楽しみだ。 |
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