考えたこと2

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秋の園遊会
秋の園遊会というのが開催されたらしい。
あまり皇室には関心がなく、ニュースにも無頓着だったが、1700人もの人が赤坂御苑に招かれたとのこと。
9時のニュースでやっていた。
毎年春と秋にやっているらしい。

森光子やおくりびとの監督の滝田さん、日本初の宇宙長期滞在者である若田さんなどが天皇陛下や皇后陛下と話していた。
天皇陛下は忙しいと思うが、いったい何人の人と直接話したのだろうか。
ニュースでは森光子には、やさしい口調で話していた。
1700人の人と会って、何を聞くべきか、前日までに考えたはずだ。
仕事とはいえ、大変なことだし、またそこに参列した人もうれしかっただろう。
2100人に招待状を出して、1700人だから、400人ほどは辞退したということになる。
だから、来た人はやっぱり名誉なことだ、と思って来たのだろう。

昔は、親父が天皇のことを「天ちゃん」と呼んでおり、ぼくもそれに習って「天ちゃん」と言っていた。
「天ちゃん」と呼んでいたのは、戦争を始めた責任があるという気持ちや、だまされたという気持ちや、天皇制という体制への不信感や、その当時の左寄りの世間に便乗して言っていたのだと思う。
そうやって、天皇をさげすむことで、自分の気持ちをだましていたのだろう、と今ならわかる。
当時は何もわからず、ぼくは親父のまねをして「天ちゃん」と言っていた。

でも、ぼくが会社に入った頃には、もう「天ちゃん」とは言っていなかった。
時間が天皇に対する気持ちを変えたのだろう。
たしか、朝日新聞の昭和天皇の崩御に関する報道を批判していたと思う。
自分も変わったが、朝日も変わった。
でも、朝日新聞には節度がない。

昭和が終わった21年前。
その頃から日本の知識人に広がっていた、左寄りの思想が廃れてきたと思う。

「天ちゃん」は「天皇」になった。
昭和ヒトケタである親父は天皇に対して複雑な気持ちを持っていた。
あの世代はそうだと思う。
天皇制は馬鹿げており、やめるべき、とも言えず、さりとて天皇陛下は日本国の象徴だとも言えず…。
昭和天皇が亡くなって、やっと天皇制を認められたのではないか。

ぼくは天皇陛下に対する気持ちは定まらないが、もしも園遊会に招かれたら辞退はしないだろう。(招かれる心配はないが…)
52年の人生を生きてきて、天皇は大変だとは思う。
その仕事を考えると、気の毒でさえあるだろう。
それでも、天皇家に生まれたら、皇族であり、そのトップは天皇だ。

イギリスの王室ほど自由ではない。
宮内庁に見張られている。
園遊会で1700人もの人と会って、一人ずつ声をかけないといけない。
それもニコニコして。

だれでもできる仕事ではない。
それでも、生まれついてしまったら、それをやるのだ。

日本には天皇がいる。

そのことに意味があるかないかは別として、民族として選んだことだ。

それは、日本人一人ひとりが考えるべきことだと思う。


| | 考えたこと | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
ドン・マクリーン
ドン・マクリーンは1曲のヒット曲で有名になった。

アメリカン・パイ。
8分以上に及ぶ曲はシングルレコードのA/B面を使ってリリースされたはずだ。
ぼくは、どうしても1曲通して聴きたかったので、LPを買った。

この曲は高校の1年か2年の時にはやった。
いまだにこの曲の歌詞はわからない。
キングやクイーン、マルクス、レノン、有名人が出てくる。
悪魔が笑っている。
何だかわからないが象徴的な歌詞。

The day the music died.
音楽が死んだあの日

これが歌われている。

ネット上ではいろいろな解釈が書かれているが、正解は「わからない」ということらしい。

部分的には、これはビートルズのことだとか、エルビスのことだとか言われているが、要はドン・マクリーンの音楽に対する思いを歌った歌らしい。

わからない歌詞だが、もともと英語で歌詞の意味などわからないので、メロディと部分的な歌詞の響きが魅力的だった。

今になって、もう一度読み直してみると、やっぱりわからない。

それでも、いまだにいい曲だと思う。




| | 音楽 | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) |