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2009.10.12 Monday
エレガント
エレガントという英単語は日本語に相当することばがない。
もともと、一対一の対応などするはずがないのだが、それでもエレガントという単語は難しい。 辞書をみると、 優雅な、優美な、上品な、洗練された、気品のある すばらしい、すっきりした みごとな、立派な いろいろある。 「エレガントな宇宙」という本は、"The Elegant Universe"。 きっと訳者はelegantをどう訳すか迷って、結局エレガントとしたのだろう。 エレガントという言葉には、「秩序だっていて、簡潔なすばらしさ」というような感じがある。 もちろん、日本語の「エレガント」にそういう感じがある、ということだが…。 例えば、何ページも使って、やっと証明できたような問題が、数行で証明できたとき、それをエレガントな証明だという。 あることに対して、いろいろなアプローチの仕方がある。 誰もが考えるアプローチではなく、まったく関係がないと思われるようなものからすっとそれに近寄って、パラリと解く。 できてしまうと、なーんだ、というものだが、それに気づける人は少ない。 エレガントな頭脳。 そういう頭脳の持ち主を尊敬する。 ぼくには、絶対ムリだ。 |
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