![]() |
2009.10.10 Saturday
ウォークマン
会社に入って最初の部署は出張が多かった。
その頃に出たのがソニーのウォークマン。 カセットテープよりちょっと大きなサイズで、ヘッドフォンはインナーイヤーのタイプではなく、アーチ型で頭にかけるものだった。 ぼくが買ったのは初代ウォークマンが出てから2年後くらいのモデル。 もうインナーイヤーのヘッドフォンだった。 当時、出張先で好きな音楽が聴けるというのは画期的だった。 好きなレコードをカセットに入れて、持って歩く。 ぼくの場合は、音楽だけでなく、漫才や落語もだった。 AMラジオやテレビの寄席番組をカセットに録音する。 そのうち、レコードがなくなりCDになった。 そして、ウォークマンにもCDのタイプが出た。 これはあまり流行らなかったような気がする。 レンタルがもう既に世の中に普及していたから、カセットにダビングする人が多かったのではないか。 そして、MDウォークマンが出た。 これは画期的だった。 1992年だから、初代から10年ちょっとか。 これ以上の進歩はないと思っていた。 ところが、ipodが出てきた。 ここが勝負の分かれ目だったと思う。 既存のメディアと関係のない会社が、音楽をデーターにしてインターネットにのせた。 ipodの時代が到来した。 ソニーもネットワークウォークマンで追いかけたが、ダメだった。 著作権へのこだわりもあったと思う。 ipodは音楽をオープンにしたのだ。著作権など関係ない。(一応、あると言っているが…) そして、ようやく国内でソニーがアップルに売り勝ったという。 いくつもモデルを出して、ようやくだ。 今日、長男が帰ってきて、ipodからソニーに乗り換えたいという。 なんでや、と聞いたら、アップルはすぐに壊れるから…とのこと。 そういえば、長男のipodはトラブル続きだ。 ふーん、やっぱり最後は信頼性か、と思う。 使い勝手やデザインがよくても、壊れたらイケナイ。 追加の保険に入って、5年間保証とかしていても、つぶれたらダメだ。 なるほど。 ソニーにがんばってほしい。 がんばれ、ウォークマン。 |
![]() |