考えたこと2

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時代劇
最近、時代劇チャンネルというのがあって、それをよく見る。

池波正太郎のシリーズをやっているのだ。

剣客商売と鬼平犯科帳。

剣客商売の方は、主人公の剣客、秋山小兵衛の役の藤田まことがちょっと残念。
背が高すぎる。原作では背が低いことになっている。

鬼平犯科帳の方は鬼平役の中村吉右衛門がいい。
こちらは、見ていて、おお、これぞ鬼平、と思わせる。
歌舞伎の人は違う、という演技。

梶芽衣子が演じる女の密偵、おまさ。これも、なるほど、と思わせる配役。
この人がこういう役をやるのか、と驚いた。

なんと、エンディングテーマをジプシーキングスがやっていて、これがモダンな雰囲気をかもし出す。

こういう時代劇はアリだと思う。

今では、アメリカの西部劇のように、日本でも時代劇はあまり作られない。
もう古くなってしまったのか。

黒澤明の七人の侍が西部劇の荒野の七人になったように、西部劇と時代劇はオーバーラップする。
どちらも、サムライとカウボーイという、各々の文化のコアになる部分が描かれている。
刀を拳銃に置き換え、チョンマゲをカウボーイハットに変えれば、同じようになるものもある。
水戸黄門や暴れん坊将軍は西部劇にはならないが、遠山の金さんや桃太郎侍はなるだろう。

時代劇も滅びていくのか。

ぼくらの子どもの代には、そんなモノを見る習慣がない。

それは日本の文化が一つ滅びていく、ということではないか。



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