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2008.02.09 Saturday
制服
中学3年間、高校3年間は制服だった。
黒い詰めえりの金ボタン。 仕事をし始めてからも、25年間制服だった。 ウィークデーは毎日着るものだから、着慣れるとその姿が普通になる。 もちろん、最初はイヤだった。 みんな同じ服装というのに反発する気持ちがあった。 人間は勝手なもので、制服を着なければならないときは、自由な服装に憧れたりする。 会社時代は、ロッカーで朝着替えて、帰りにまた着替えるのがめんどうくさいと思ったりもした。 それでも、制服と別れる日が来る。 別れる日は、制服がいとおしく思える。 ああ、もうこれでこの服を着ることはないのだ…という何とも言えない気持ちになる。 人生の中で、そんな思いをする日が何日かある。 明日は長男の卒業式。 彼もそんな思いをするに違いない。 そんな気持ちとつき合いながら、人生は過ぎてゆく。 セ・ラ・ヴィ。それが人生だ。 今夜はシャンソンを聴きたい気分。 |
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