![]() |
2008.02.17 Sunday
人生の扉2
春は「人生の扉」を開ける季節。
たくさんの人たちが扉を開けて、新しい環境に入っていく。 扉にぶつかってやむなく別の扉に行かないといけない人もいるだろう。 神さまはイジワルだから、人によっていろいろな扉を用意している。 自動ドアに当たる人もいれば、押して通る扉、引かないといけない扉、引き戸に当たる人もいるし、ややこしい鍵を開けないといけない人もいる。 どの扉が当たるかは、そこにいかないとわからない。 自分のやってきたこともあるし、運も縁もあるだろう。 神さまはそれを見ながら、適当に扉を用意する。 一つめの扉を開くことができずに、違う扉に行かないといけなくなる人もいる。 二つでは足らず、三つ目の扉に向かう人も出てくるし、とりあえず、扉を開けるのをあきらめて、踊り場に残る人も出てくるのだろう。 でも、いつかはみんな自分で扉を開けて出ていく。 その扉を開けたら、元には戻れない。 いくつかの人生の扉を通って、最後にはみんな神さまのもとへ続く扉を開けて、この世から去ってゆく。 そんな扉の数が多い方が幸せか、少ない方が幸せか…これもまた神さまのもとへ行く頃にならないとわからない。 いま、扉に向かっている人たちが、無事扉を開いて、桜の季節を迎えることを祈ります。 |
![]() |