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2012.10.31 Wednesday
日本史
行き帰りの車の中で何かできることはないか、と思って音楽を聴くのもいいが、話を聞こうと思って、いろいろCDを買っている。
この年になって、日本史をもう一度勉強しようということで、アマゾンで調べてみると以前は2万円くらいで売っていた予備校の名物講師の講義が1850円で売られていた。 これはいい、と購入したら、10時間分の元CDを1枚のMPEG3のディスクにして入っていた。 さすがに、予備校の名物講師は講義がうまい。 歴史をどう捉えたらいいかというようなことも話す。 ぼくは日本史が受験科目だったのでとりあえず覚えたが、古代史、中世史などは本当に覚えただけだった。 縄文、弥生、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町というところだ。 本当はテキストを目の前において、講義を聴きながら穴埋めをしていくという使い方だが、ぼくにとっては聞くだけでも十分。 歴史というのは、政治、外交、文化という3つの側面で考えていかないといけない、と先生は言う。 事実、中世の日本は今の中国、韓国とどうつき合っていくか、というところが非常に重要だった。 遣隋使、遣唐使、白村江の戦い、朝鮮出兵、元寇など、どうやって中国という大国とつきあうか、ということが政権の問題の一つ。 そして、本当の天下統一とはどういうことか。 度量衡の統一、国内どこでも同じ基準を作るということが天下統一の意味だ、と先生は言う。 それが太閤検地。 なるほど。 日本各地で別々の升を使っていては、米の取れ高を計るのが難しい。 それをやったのが秀吉の本当の偉さ、と先生が言っていた。 そういう見方をするのが、生きた日本史の考え方だろう。 今になると、そういうことがわかる。 さすがに予備校の名物教師はスゴイ。 |
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