考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< December 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
大晦日2009
今日は快晴だった。

そのおかげで寒かったが、大晦日はクルマも少なく、空気がきれいで尼崎の空も澄んでいた。

今年読んだ本のベストは池波正太郎のシリーズもの。
鬼平犯科帳か、剣客商売のどちらかだ。甲乙つけがたい。
やっぱり鬼平かな。
これぞ日本のハードボイルドだと思う。

映画はあまり見ていないが、幸せの1ページはよかった。

今年は何をしたのか、よくわからない年だった。
忙しかったといえば、忙しかった。
何せ景気が悪く、どうにもならない。

それと組織をどうしたらいいのか考えた。
これはまだ途上。来年も続く…、というかどうもならないような気がする。

今年は何かというと「夢」ということが言われた年だったと思う。

朝のドラマも「夢」をどうするか…、ということがテーマだ。
ここ2作続いてそんなドラマが作られている。

歌を聞いても夢が多い。
レコード大賞もSomedayという題名。
いつか…、というのは「夢」につながる。

世の中に夢がないから、夢が重要なのか。
たしかに、今の日本には夢がないと言っても間違いではない。
雇用の問題、赤字国債、社会保険…、問題だらけだ。

それを解決する術もない。余計に借金を増やして先送りして、成長が示せない。

そんなことを若い人はわかっているのだろう。

今日より明日、明日より明後日は豊かになるという前提がなくなった。
ぼくらが若いころは誰もそんなことは言わなかったが、そう思っていた。

でも、今は先が見えない。

この先の見えない世の中をどうやって明るくしたいいか。

これが中年のぼくらに与えられたテーマだろう。

2010年、前向きに。

| | 考えたこと | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
レコード大賞
いつの間にかレコード大賞が30日になっていた。

大晦日の恒例だったのに、紅白歌合戦とレコード大賞、お互いに落ち目になったから、ずらすことにしたのか。
7時から2時間では収まらない企画になったからか…。

でも、過去のビデオを多用して、懐かしい気分にさせるという企画がよかった。
70年代、80年代、90年代と順にたどっていく。
少子高齢化だから、人口の多い方にシフトしたのかもしれない。ぼくには当たりだった。

キャンディーズ、ピンクレディ、山口百恵も懐かしかったが、毎年冬のこの時期になると、演歌がしみる。
三木たかしと遠藤実の追悼、何ともいえなかった。
カラオケが普及しだした頃、演歌好きの人がよく歌っていた「北国の春」、やっぱり名曲だ。
テレサ・テンもうまかった。

ゴダイゴも30年たつのか。
銀河鉄道999は懐かしい。

アリスも60歳。
3人合わせて181歳と言っていた。
それでも、たいしたものだ。チャンピオンを歌うところは迫力があった。
それと、谷村新司の笑顔が何ともいえずよかった。
若いころは一番脂ぎった顔をしていたのだが、憑きものが落ちたというか、60歳らしい欲のない顔だった。
あんな顔になりたいと思う。

大賞はエグザイル。エイベックスの時代が来たなあ。
それにしてもエグザイルの14人は多くないか。
まあ、AKB48よりましか…。

それと、レコード大賞までパチンコの宣伝が入るのにビックリ。
何の宣伝かな…と思ったら、たいがいパチンコの宣伝だ。

年末の風物詩。

来年も30日にやるのかな。


| | 考えたこと | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
あと2日
今年もあと2日。
早いもので明日はもう30日。

2009年も終わる。
暦というのは不思議なものだ。
1月1日というのは別にいつであってもいい。
夏の暑い日であっても、春の陽気な日であっても、秋の紅葉の日であっても、いつでもいいはずだ。
実際に旧暦では正月は2月になっている。

しかし、生まれてからずっと正月は現在の1月と決まっているので、そうなってしまった。
冬のさなかに年が明ける。(南半球では逆だが…)

でも、この冬のきりっとした寒さがいいのだろう。
年が明けて、新年という感じがする。
冬の寒さがそれを感じさせるのだ。

吐く息が白く、はりつめたような空気。
元旦の朝はそうでなければいけない。

太陽の回りを一回りしたら1年。

この天体運動はいつまで続くのだろうか。

永遠ではない、ということはわかっている。

太陽が膨張してそのうち地球はのみこまれる…、天文学者によるとそうらしい。

そう思うと、貴重な一年だ。

あと2日で元の位置に戻る。

終わりは始まりでもある。

今年もあと2日。



| | 考えたこと | 02:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
クルマ買うなんて…
朝刊の新刊書の広告を見ていたら、「クルマ買うなんてバカじゃないの?」という言葉が目に入った。
「嫌消費」世代の研究 という本の副題。
「経済をゆるがす欲しがらない若者」と書いてある。

ついに出たか…という感じ。
「嫌消費」とか、欲しがらない若者とかいうキーワードにひっかかったワケではない。
クルマ買うなんてバカじゃないの…という言葉にひっかかったのだ。

10年ほど前から、そういう兆しはあった。
ぼくはクルマの部品を作る会社にいたから、社員はクルマに関心がある人が多い。
その会社にいても、何となく感じていた。

「山下達郎が、竹内まりやとつきあえたのは、出たばかりのプレリュードに乗せて首都高速を走ったからだ」というのは、1980年くらい。初代か二代目のプレリュードが出たときだ。
真偽のほどはわからないが、今から30年ほど前。当時の空気をあらわしている。
何度か書いたが、クルマには夢があった。
若者のロマンと言ってもいい。

ただ、ロマンだけではない。
今日より明日、明日より明後日が豊かになる、という漠然とした期待があった。
それがロマンを支えていたと言ってもよい。

働いてお金を貯めて、そしてクルマを買うという夢。
それをかなえることができることが、多くの若者が夢を見る条件だ。

実際にかなえることができた。
若者がローンを組んでクルマを買う。
そんな時代だった。
だから、クルマ買うのは当然だった。
バカでも何でもない、普通の若者の心理だ。

なかでも、このクルマを買ったらモテる、というのが1978年当時のプレリュード。
今なら、「へー、そんな時代があったの?」と言われるだろう。

ところが、10年前になって、「クルマは動けばいい」という若い女性が出現し始めた。
中古のワンボックスあたりで充分、という世代。
それは、生まれたときからクルマがあるという時代背景の影響だろう。
クルマが、「夢見る消費財」から「一般消費財」へと変わりつつあった。
ちょうど、アメリカでリース落ちの中古車が、欲しいものリストで新車を抜いた頃だ。

ぼくらはモータリゼーションの最中に生まれ、クルマと一緒に育ってきた。
どんどん新しい技術が生まれ、新しいクルマが出てきた。

小学校の頃、日産のブルーバードがサファリラリーで勝った。砂漠を土煙をあげて疾走するブルーバード。かっこよかったなあ。
そこから、アメリカの貿易摩擦になるまでに成長した産業。
今は摩擦などない。メイド・イン・アメリカになっているからだ。

しかし、一般消費財になっただけでは、クルマ買うなんて…とは言われなかったろう。

収入が減っているのだ。
若い人に富の配分がされない。
だから、バカじゃないの?とまでいうのだろう。

本の内容は知らないが、今の若い人が消費を嫌っているのではないだろう。
その証拠に、コンビニがあんなにできた。
コンビニの商品はそんなに安くない。
それを支えているのは、若い世代だと思う。

ただ、クルマに対する夢も、そして中古のワンボックスを買うために注ぎこむ余裕もない。
それが原因の一つ。
原因のもう一つは、クルマ以外に魅力がある商品を作ってきたからだ。
携帯の通信費など、その最たるものだろう。

そう考えるぼくは間違っているのだろうか。

本の内容は知らないが…。


| | 考えたこと | 21:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
寄付
Wikipediaにはお世話になっている。
何かを調べたいと思ったときには、その言葉をグーグルに入れて、出てきたサイトの上位にwikipediaがあれば、とりあえずそこにいってみる。
最低限、当たらずとも遠からず、という回答がある。

このサイトはwikipedia財団がやっているらしい。
だいたい、どこが運営しているかもわからずに使っているのだから、いい加減なものだ。

創設者はジミー・ウェールズという。
世界で5本の指に入るビジター数のサイト。
しかし、雇われてる人は30人に満たないとのこと。

まあ、そうだろう。
執筆者はだれでもいい。
それぞれ、その道のプロが書いている。
もちろん、書いたものをチェックする人もいるだろう。
書きかけの項目もたくさんある。

その国ごとの項目もある。
日本の歌手の項目など、従来の百科事典にはないものも、オンラインの事典なら書く人がいる。
記録に残したいと思ったものなら、極端にいえば、自分で書くこともできる。
もちろん、ルールは守らないといけない。
いろいろと細かい規則はある。

しかし、wikipediaのおかげで、ポップカルチャーも記録されていく。

最近、ページの上の方に、寄付の案内が出るようになった。
「ウィキペディアを永遠に」とか、「ウィキペディアの創設者、ジミー・ウェールズからのメッセージをお読み下さい」とか出てくる。
何となく気になっていたが、今日はクリックして、見てみた。

見たら、やっぱり寄付しないとなあ。

というわけで、今日は寄付しました。

ちょっと、いい気分だ。

| | 考えたこと | 03:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
You know what I mean?
You know what I mean?

ぼくの意味するところはわかるだろ?という意味。

説明がややこしいとか、途中まで話して、あとは面倒だ…というような場合によく使う。

この手の確認は日本でも同じだが、あまり一般的ではないと思う。
日本では以心伝心という文化があるからか。
当然、わかるよね、という言わずもがなのことはあまり言わない。

でも、西洋人はしょせん人は孤独だと思っている。
私とあなたでも通じ合うことは難しいのに、第三者のことは全くわからない。
だから、You know what I mean?という。

たいがい、答えはYesだ。

でも、それを確認する文化と、確認しない文化では、全く違う。

その代表がこの言葉だと思う。

| | 英語 | 14:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
クリスマス雑感
今日はクリスマス。

日本は、さすがに休みでもないし、そんなにイベントもない。
神道、仏教の国だから、当たり前か。

向こうでは祝日だろう。
クリスマス休暇というのもある。
ドラマを見ていると、クリスマスツリーもちゃんと生えている木を買って、家で飾り付けをする。

会社でもクリスマスパーティをやるところがある。
こないだは、警察署でもパーティをやって酒を飲んでいた。
本当にやるのだろうか…。あれはサンフランシスコ市警だった。

家族みんながプレゼントを買って、ツリーの下に置いて、それをみんなで開けるというイベントもよく見る。
どれが誰の分というのがちゃんとわかっているところがエライ。

前にも書いたが、日本ではクリスマスというと大変だ。
子供のプレゼントを準備しないといけない。
なかなか決まらなかったり、言わなかったりすると、苦労する。
ギリギリになって、プレゼントを買いに、走り回らないといけない。

向こうのドラマに、そういうシーンが出てこないのはなぜだろう。
子供は出てくるし、親も出てくるが、今年は何がほしいのか?と聞いている場面はみたことがない。
12月の初めからクリスマスシーズンだから、早めに子供も言うのだろうか…。

しかし、子供が、あれはサンタではなく親が買っているのだという事を聞いて、がっくりするというシーンは見たことがある。
やっぱり、子供にはサンタがいるのだ。
がっくりする場面はあるのに、親が苦労する場面はない。

どなたか、見たことありますか?

そういえば、帰り道に、去年までものすごいイルミネーションをしていた家が、今年は全くしていない。

何かあったのだろうか。

どなたかがお亡くなりになって、それで控えているのだろうか。
少し心配になる。

とりあえず、メリー・クリスマス!

| | 考えたこと | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
クリスマス・イブ
今日はクリスマス・イブ。
イブというと、この曲が定番だ。
山下達郎の「クリスマス・イブ」。

1986年から24年連続でTop100に入るという記録を作ったとのこと。
この曲を初めて聞いたときは、スゴイ!と思った。

 雨は夜更け過ぎに
 雪へと変わるだろう
 Silent night, Holy night
 きっと君は来ない
 一人きりのクリスマス・イブ
 Silent night, Holy night

クリスマス・イブというめでたい?日にもかかわらず、失恋の歌だ。

 きっと君は来ない
 ひとりきりのクリスマス・イブ

この曲のスキャットや、多重録音の一人コーラス。
あの当時、こんな曲はめずらしかった。

後の平井堅がやっているようなことを、70年代の後半からやっていた。
山下達郎といえば、アカペラ。

ファーストアルバムが一番すごかった。
西海岸と東海岸での録音。

その後吉田美奈子をバックにして出したレコードがすばらしい。
彼女のコーラスが秀逸。

残念ながら、竹内まりやと結婚してからは生彩を欠く。

でも、クリスマス・イブは別格。
この人はきっと、へそ曲がりでわからずやの職人肌だと思う。
だから、クリスマス・イブに失恋なのだ。

とにかく、今日はクリスマス・イブ。

サンタが来る家では、夜中に大変だろうなあ。

| | 考えたこと | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
天皇誕生日
今日は天皇誕生日。

ずっと4月29日だったが、平成になって12月23日になった。
4月29日はゴールデンウィークの中の緑の日(今は5月4日)として、ちょっと前から昭和の日として残っている。
このままいくと、何世紀もたったら祝日がどんどん増えることになる。
まあ、先のことは心配しなくても関係ないが…。

昭和天皇は大変だったと思う。
半生は実際の皇帝として、後の半生は国民の象徴として生きた。
名目上は第二次大戦の責任者として、軍隊を率いて統率したことになっている。
しかし、実質的には軍隊と政府がやったことを追認しただけのように見える。
自分で決定したのは、結局終戦だけだったのかもしれない。

玉音放送という。
1945年の8月15日に放送された。
その時代、天皇の肉声を聞いたことがある人がほとんどいなかったらしい。
今以上に、雲の上の人だったのだろう。
その放送をもって、第二次大戦が終わった。

天皇が直接話さないと、戦争が終えられなかったということだ。

最後まで軍部が抵抗したという話もある。

象徴として、黙して語らずを後半生を全うした。

人間だから、いろんな気持ちもあっただろう。
あいつにだまされたとか、いい加減なヤツだとか…。

そんな思いをみんなのみ込んで、昭和天皇は逝った。

もう21年もたつ。

昭和は激動の時代だった。
前半は富国強兵、第二次大戦、そして後半は、高度成長、Japan as No.1の時代。

その後半を生きられたぼくらはラッキーだったと思う。

しかし、そのツケを後の世代に残してしまった。

その罪は重い…。

| | 考えたこと | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
ビンゴゲーム
昭和30年代生まれのぼくらにとっては、ビンゴゲームというのは大人になってから知ったものだ。

子どもの頃にはもちろんなかったし、当たり前のようにやるようになったのは、90年代になってからではないか。

最初にやったときは、仕組みがわからなかった。

番号が読み上げられ、カードに書かれた数字をみる。
ひとりずつ、別々のカードが配られているところがわからないと、わけがわからない。
それがわかれば、あとは縦横ななめで番号がそろえばいい。
列の残りの番号が一つになったら、リーチと叫び、あとは待つだけ。

90年代初めだったと思う。会社のエライ人を集めて宴会をやった。
もちろん、ぼくらより上の年代はほとんどビンゴゲームを知らない。
その宴会の進行をやった。

ビンゴゲームのことを知らない酔っぱらいに、教えるのは至難のワザだ。

ワイワイ言っている人たちに、とりあえずビンゴの説明をした。

「わかりましたか?」
「わかりませーん」

どこにでもイチビリはいる。

散々苦労して、ゲームを開始した。

あのゲームは、最初はなかなか当たりが出ないが、ある時点を越えると、一気に当たり始める。

「当たりはあるのか〜」

と騒いでいたギャラリーも次第にやる気になって、ようやくそれらしくなった。

今でこそ、ビンゴといえば老若男女に通用するが、90年代初めくらいには、ビンゴゲームはそんな状態だった。

2009年の今となっては、信じられないことだろうが…。


| | 考えたこと | 03:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
デフレーション

デフレだと言われているが、デフレとは何のことか。
調べてみると、「物価が継続的に下がり、貨幣価値が上がっていく状態」ということになっている。
物価が下がるのはいいことだが、それにつれて給料も下がっていくのはよくない。

ユニクロがやり玉に挙げられているが、ユニクロが悪いわけではない。
企業が業績を上げるのはよいことで、法律を守って利益をあげることを悪くいうのは間違っている。
法人税も払い、社員に給料も払っているのだ。
ただ、中国で作った方が、人件費が安い。
その一点だけだ。
輸送コストも下がっているし、ネットを使って通信費も下がっている。
海外での生産を止めるものは何もない。

多くのものがこの図式になっている。
海外生産の方が人件費が安い。

世界中の安いところを探して、企業はいろんなところに行く。

労働の価値が同じだとしたら、賃金も同じにならないといけない。
ということは、日本の賃金に見合う製品やサービスしか日本では生産されない。

それがグローバリゼーション。

厳しいが、それが現実だ。

そんなことが、このデフレの原因の一つだろうと思う。

だから、いろんな手当てを作って、お金をばらまいてもあまり効果がない。

経済成長をしないと。

税金を使うばかりで、収める人がなくなったらどうするのだろう。

借金の方が収入よりも多いという状況にして、どうするのだろう。

国が潰れてしまう。

| | 考えたこと | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
富士フィルム
松田聖子と中島みゆきが化粧品のCMに出ている。

これが富士フイルムがつくった化粧品だから、ビックリする。
なぜ富士フイルムが化粧品をつくるのか。

フィルムという製品を考えればわかる。

今はデジカメの時代。
ここ数年で本当に普及した。
小さいものから、一眼レフまでデジタルだ。
CCDという素子で画素数が30万画素から始まって、今や2000万画素以上のものまである。

デジタルになって、顔認識して笑顔になった時を狙って撮るとか、1秒間に40枚撮るとか、そんなことができるようになった。
夜景も撮れるし、撮った後で加工することもできる。
何より、フィルムを気にせず撮りまくれるというのがよい。

そうなったら、フィルムはもう要らない。
なるほど。では、富士フイルムはどうするのか。
もともとデジカメも作っていたが、フィルムはもうほとんど売れないだろう。
フィルムを作る技術を別の製品に応用するのが早道だ。

それが、化粧品作りになったらしい。
コラーゲンがフィルムの材料だとは知らなかった。

調べてみると、全体の売り上げの17%がイメージングで、そのイメージングの12%がフィルムであるという。

もうほとんどフィルムでは売り上げはないのか…。

あの緑の箱のカラーフィルム。
一時はかなりの比率だったろうが、今や2%。
そういえば、黄色い箱のコダックも赤い箱のサクラカラーもなくなった。
最後まで頑張っていたが、技術の進歩は容赦ない。

こういう風に製品の入れ替わりをして、会社は変わっていく。

サントリーも今やお酒の会社というよりは、清涼飲料水や健康食品の会社だ。
青いバラもサントリーが作ったらしい。

会社の寿命は30年という。
それを越えて生き残る会社は、中味が変わっているのだ。

そうして変化するものだけが生き残る。

強いものが生き残るのではない。
変化するものが生き残るのだ。


| | 考えたこと | 22:17 | comments(2) | trackbacks(0) |
雪の季節
今朝、名神を走っていると屋根に雪を積んで走っているクルマがあった。

中国道から来たのだろう。
出張帰りという感じのクルマだった。

ニュースで言っていたが、本当に雪が降っているということを実感した。

なかなか屋根から落ちない。
外気温が3℃だったから、なかなか溶けないのだろう。

高速道路の数少ない冬の風物詩。

飛んできた雪をフロントウィンドウで受けて、少しばかり季節を感じた。

「おー、雪だ」とつぶやきながら、クルマの中で「雪だより」をかけて仕事に向かった。


| | 考えたこと | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
Your future is whatever you make it
こないだ、ドラマの中で言っていた言葉。
未来はあなたが作るもの…という訳だった。

語順を変えると、"You make your future whatever." ということだから、自分の未来はいかようにも作れるということになる。

未来はそんなに簡単に作れるものだったのか。

一方、未来ではないが、destinyという単語がある。
これは運命という意味。
起こるべくして起こった未来、ということだ。

futureは単なる時間の流れであり、それがdestinyになったり、whatever you make itになったりする。

whatever you make it (自分で作る未来)が 結局はdestiny になるのかもしれない。
起こるべくして起こったということは、自分の努力がみのったということになる。

してみると、whatever you make it は積極的に(未来を)作る、というニュアンスも含まれているのかもしれない。

そうなると、Your future is whatever you make it というのは、「未来は君が頑張って作るもの」と言ってもいいのか。

そんなふうに考えると、言葉を訳すのは難しい。
まだ手で触れるもの(リンゴ−appleなど)はわかりやすいが、未来とか運命とか、手で触れないものを考えると、そのニュアンスを伝えるのが大変だ。

ドラマの中の文章一つでもこれだけ悩むのだから、本当に1冊の本を訳そうとしたら大変だろう。

学術文書などはまだマシだが、小説は難しそうだ。

実際に翻訳の小説がたくさんあるが、あれらの本はどのくらい意味を正確に伝えているのだろう。

100%伝えることはあり得ない。
「雪国」や「坊ちゃん」のニュアンスが翻訳で正確に伝わるというのは、日本語を知っているぼくらが考えても、むずかしいだろう。

もしも、バイリンガルの作家がいて、一つの作品を英語で書き、それを自分で翻訳したらどうなるのかな。
ほとんど意訳で、文章は違うが、同じ作品だというかもしれない。

人間は言葉で現実を切り取って理解している。
言葉が世界だと言ってもいいだろう。
その切り取り方の違いが、言語の違いになる。

だから、翻訳はむずかしい。



| | 英語 | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
生計は…
会社には独特の言葉がある。
それが会社の文化をつくっているのだろう。
もちろん、専門用語はあるが、それ以外にも部署の名前など、今となって考えてみればオカシイものもある。
ただ、そこにいる時は、あまりにも当然で気がつかなかったりする。

ぼくの元いた会社は関西の会社だった。
関西人は何文字かの単語を短く略すのが通例だ。

天神橋筋六丁目は天六、百七十一号線はイナイチ、ミスタードーナツはミスド、アメリカン・スタンダードはアメスタという具合。

この調子でいくと、生産計画という部署はどうなるか?
当然、生計となる。
社内にいるときは、生計という言葉が部署名だとわかっているし、そういう使い方をする。

「生計にも連絡しといて」

などと使う。
これは何の不思議もない。

でも、普通は生計といったら、「生活していくための経済的手段」の意味だ。
○○で生計を立てる、というふうに使う。

会社を一歩離れると、頭が切り替わって、生計は普通の意味になる。
この切り替えスイッチは身体にしみこんでいる。

会社によっては、品質保証を品証(ヒンショウ)といったりするようだが、ウチの会社は品保(ヒンポ)だった。
どっちもどっちだが、まだ品証の方が品質保証という感じがする。
全く知らない人は品保と聞いても、品質保証だとはわからない。

生技(セイギ)というのもあった。
これは生産技術のこと。これも、ワープロで変換すると「正義」が普通は出てくる。
ワープロ泣かせの略称だ。

技術管理は技管(ギカン)、研究管理は研管(ケンカン)。
これも、昔は辞書に登録した。

もっとわけのわからない略称もあったが、みんな普通に使っていた。

それでも、会社を出ると、スイッチはちゃんと切れる。

これらが、社風というのを生み出しているのかもしれない。

| | 考えたこと | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
お通夜
現役で人が亡くなると、大変だ。

まさかと思うが、本当に急で、先週まで元気そうに働いていた人が急死した。

去年手術をしたが、経過はよくて、元気そうな顔をしていた。
そんなに関わったわけではないが、ある仕事で何度も電話をしたことがある。

今日お通夜に行って、遺影を見た。
笑っている姿をみて、不思議な気分になった。
先週までいた人が、亡くなっている。

亡くなったら、何もない。

関わりのあった人たちが集まり、お通夜の読経を聞き、焼香した。
明日にはもう骨になるだろう。

そう思うと、やりきれない。

人間の営みなど、ちっぽけなものだ。
途中で止まったものがたくさんある。
止まったものは、やめないと仕方ない。
いずれにせよ、主を失ったプロジェクトは同じカタチでは続けられない。

だれにでもいつかは「その時」が来る。

人生でただ一つのたしかなことは、「その時」が来るということ。

それが現役で来るか、引退後に来るか、それはわからない。
十分に気まぐれにやってくる。

それがいつ来ても、仕方がない。

悔いは残るだろう。

それでも、なるべく満足して迎えられるように過ごしておこう。

合掌。


| | 考えたこと | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハーレーエンスー
少し前に書いて気になっていた、「ハーレーエンスー」という言葉。(参照:本の題名)
今日はどうしても知りたくて、和書を検索した。

出てきた本の解説を読むと…

「96年11月~2001年7月まで『Hot Bike Japan』に連載された「ブタでもわかる ハーレーエンスー入門講座」に書き下ろしを加えたもの。ハーレーだけでなくオートバイや内燃機関の基礎知識も身につく。」

なるほど、ハーレーのエンスーという意味だったのか。

ハーレーというのは、Harley-Davidsonというバイク。
アメリカのメーカーで大きなバイクを作っている。

エンスーというのは…

「enthusiast(エンスージアスト)を縮めた略語。「マニア」「熱狂的な支持者」といったような意味を持つ。」

つまり、Harley-Davidson社製のバイクのマニアという意味である。

このバイク、とにかく大きい。
全長が2m50あり、エンジンは1.6L、車重が413kg。(ツーリングタイプ)
アメリカのフリーウェイ(これは文字通り、タダの道である。タダとはお金がかからない方の意味。)をゆったりと走るためのバイク。

大きなエンジンで、ドッドッドッ…という音を出して走る。
すごく重々しい感じだ。

このバイクにはエンスーがいても不思議ではない。

しかし、このエンスーという言葉、あまり聞いたことがない。

調べてみると、クルマの雑誌で1986年に使われたのが最初、と言われている。
とすると、23年前から使われていたことになる。
しかし、「マニア」と違って、クルマ(バイク)だけに対して使われるようだ。

だから、ハーレーエンスーという。

なかなか奥が深い。


| | 考えたこと | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
aiko
この人は前にも書いたが、本当に不思議な曲を書く。
あらためて今日、最初の方のアルバムの曲を聴いてみたが、カブトムシ、花火、アンドロメダ、蝶々結び、えりあし、あなたと握手など、すごいと思う。

歌詞も素晴らしいと思うが、やっぱり曲だ。
メロディは自然なのだが、それについている和音が不自然?だ。
というか、キーがどこかわからないようなコード使いをする。

どういう頭の構造をしているのか、わからない。
理解できないと言った方が正確か。

本人は頭の中で自然につながっているのだろう。

これこそ、天才の脳。

まだ34歳だ。

これからどうなっていくのだろう。

まだまだスゴイ曲を書くだろう。


| | 考えたこと | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
師走
12月は忙しい、ということになっている。
師走、先生(坊主)も走るほど忙しいという意味らしいが、諸説あるらしい。
本当の語源はわからないとのこと。

今は12月といっても、現金は自動引き落としだし、1月1日からどこでも開いているし、昔のように忙しいわけではない。
それでも、何となく年の瀬は気ぜわしい。

今年の仕事を終わらせないといけない、という気がある。
でも、さて今年の仕事とは何なのかと聞かれると、はっきりしない。
一区切りをつけて、新しい年を迎えたいという思いはあるのだが…。

今年のまとめをして、来年の目標を決めて、新年を迎えなければならない。
仕事を変わって、毎年4月が区切りの年になったのだが、25年間のクセは抜けない。

5年たつが、まだ慣れない。
年末は大掃除をして、机の上を片づけないと。
今でもやっているのだろうか。

恒例の行事がなくなって、5年。

ところ変われば、やることも変わる。

いつかは慣れるのだろうか。

あのスワイプ(掃除用の液体)のニオイ、なつかしい。

あれをやらないと、年末の気分になれないなあ。


| | 考えたこと | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
アメリカ
アメリカに対する感情は複雑だ。

自由の国。人種のるつぼ。

ぼくらがティーンエージャーの頃、アメリカの文化はあこがれだった。
日本のテレビでもアメリカの番組を買っていて、ゴールデンタイムにドラマをやっていた。
コメディも、刑事物も、ウェスタンもあったと思う。
くだらないバラエティなどなくて、テレビ番組を真剣に作っていた頃だ。
アメリカの大きな冷蔵庫、大きなクルマ、土足で上がる家、サンフランシスコの坂とケーブルカーなど、あこがれというよりは夢のようだった。

そして、ヒッピーやサイケデリック、ウッドストックの若者文化。
ピースマーク、スマイルマーク、おなじみのサインもぼくらはリアルタイムで知っている。

そして、何といっても音楽。
アメリカンポップス、フォーク、ロックの時代。
深夜放送で英語の歌を聞いた。それが普通だった。

一方で、原爆を落とした国でもあり、第二次大戦では敵国だが、戦後利害はあるとはいえ、助けてくれた国。

初めてLAに行ったときには、うれしかった。
たしか、1990年。
西海岸の乾いた空気を吸った。

朝からクルマに乗って、日本語の交通情報をやっているのにはビックリした。

あの乾いた空気のおかげで、ギターがいい音がするのか、と思った。
街の中ではスペイン語なまりの英語で難儀をした。
ヒスパニック、という言葉の意味がわかったような気がした。

ソウル、ブルースの国でもある。
デトロイト、シカゴはそんな雰囲気。
空港の中は黒人が多かった。

西海岸と東海岸では、全く違う。
そして、南部と北部でも全く違う。

それでも一つの理念でできている。

壮大な実験。

それがアメリカだと思う。


| | 考えたこと | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
なぜ魔女にはネコがつきものか
ネコという動物は人間と暮らしてもう何世紀にもなるが、いまだに謎に包まれていると思う。
何を考えているのか、はっきりしない。
すり寄ってきたかと思うと、プイとどこかに行ってしまう。
数日間外へ出たまま帰ってこなかったり、傷を負って帰ってきたりする。
機嫌がよいとノドをゴロゴロ鳴らすが、油断していると引っかかれたりする。

その点、イヌはよくわかる。
シッポをふったり、鳴いたり、走り回ったり、気持ちを表す。
うれしいとか、悲しいとか、かまってくれとか、面白くないとか、そういう感じを共有できる。
だから犬の方がいいか、というとそういうものでもない。

ペットは人の言うことをきいたほうがいいと思うが、ミステリアスな部分も残しておいてほしいという気がする。
人間を見下したような感じとか、こいつ、意外とかしこいな…という感じ、隠れていた本能をむき出しにして狩りをする姿…。
そういう側面で、猫キャラが愛される。

だから、魔女にはネコが似合う。
魔女の宅急便の映画に出てくるジジ。
しゃべる黒ネコである。

ネコの中でも黒ネコは暗闇で見たときに、目だけが光っているように見える。
黒ネコが前を横切ると、よくないことが起こるという伝説もある。
かわいらしいが、やっぱりよくわからない。
だから、魔女にはネコがよく似合う。

それは、ネコが人間にはわからない能力を持っているからだろう。

| | 考えたこと | 01:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
HERO
HEROというEXILEの曲、あまりよく聞いたことがなかったが、今日はクルマの中で歌詞が耳にとまった。

なかなかイイ歌詞だ。

「大切なことはいつも 当たり前のなかにある」

これは本当だ。
前にも書いたが、当たり前のことを当たり前にやることは難しい。
そして、大切なことは当たり前のなかにある。これは真実。

大きなミスは、誰かが当たり前のことができていなくて、起こることが多いと思う。
小さな失敗は、もちろん当たり前のことができていないから起こる。

これぐらい、かまへんやろ…、と思ってしなかったことが後悔の元になる。
実際、やらなくても大丈夫なことが多い。
でも、やっぱりやっておいた方がいいのだ。
それが、当たり前のことである。

うまくいって当たり前、という仕事がある。
だいたい、縁の下の力持ちという仕事だ。
平常の状態をつねに保たないといけない。
難しい仕事ではない。普通にやっていれば、うまくいく。
それが、当たり前のことなのだ。

こういう仕事は、当たり前のことの積み重ねでできている。
それでも、外乱が発生して、流れが滞ったりしたときには、注意が必要だ。
当たり前のことを、当たり前にやる。
あせってはいけない。

ぼくはそういう仕事を知っている。
そして、その難しさを知っている。

それは、ラッキーなことだと思う。


| | 考えたこと | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
時代の空気
時代の空気というものがある。

ぼくらが中学から高校にかけての時代、昭和40年代は中国が社会主義のまっただ中で、朝日新聞が中国礼賛していた時代。
その時代の空気を知らない人にとっては、中国はどう見えているのか…。

とにかく、毛沢東はエライ人だった。
これを若い人は「もうたくとう」と読めるだろうか?

毛沢東の元、中国は理想の社会を作っている。
素晴らしい国、中国。

そして彼は文化大革命という素晴らしい革命を行った。
知識人は農村に行く。

この文化大革命がとんでもない圧政だった、ということは毛沢東の死後、四人組が出てきたあたりでぼんやりとはわかっていた。
でも、これが本当にムチャをしたということは、会社に入って何年かたって、「ワイルドスワン」を読むまで知らなかった。
あの小説には誇張は多少あるかもしれないが、おおむね真実が書かれていると思う。

そのことと前後して、ぼくは新聞を信じなくなった。
新聞に書いてあることは、ウソもあるということだ。
書いてあることを全部本当だと思ってはいけない。

そんな時代の空気を知らない人は、中国のことをどう思っているのだろう。

最近はギョウザ事件とか、食品の問題で悪い印象を持っている人もいるだろう。
海賊版とか、偽物、著作権無視の製品作りなど、悪いことはたくさんやっている。
北京オリンピックでは、いろいろ言われたが、とにもかくにも無事終了し、さすが中国と思わせた。

一方、アジアでの存在感はどんどん大きくなっており、今やアメリカも中国を敵にはまわせない。
いろいろな数字で日本は追い抜かされていっている。
GDPが抜かれるのも時間の問題かな。
もう経済大国になっている。

そして、第二次大戦で戦った国が中国。
日本が占領して、勝手に満州国を作った。
これも知らない人もいるだろう。

これから、中国に対して、日本人はどう接していくのだろうか。
同じアジア人として、同胞という意識で接していくのだろうか。
向こうはどう思っているのだろう。
反日キャンペーンなど平気でやる国だから、恨まれている面もあるだろう。

ぼくらはもうすぐ引退するが、子どもや孫の世代は大変だ。

海の向こうのアメリカよりも、つき合うのが難しい国かもしれない。

| | 考えたこと | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
クライメイトゲート事件
地球は温暖化しているという印象を持っている。

というのは、冬に霜柱ができないし、つららもできないし、夏は熱帯夜がずっと続くし、台風は秋まで来るし…、いろいろなことから、そう思うのだ。

しかし、2009年の11月に事件が起こったらしい。
イギリスのイーストアングリア大学の気候研究ユニットのコンピューターに誰かが侵入し、1000通以上のメールをハッキングして公開した。

それによると、地球温暖化の議論でよく使われる、ホッケースティック曲線が、ねつ造されているとのことらしい。
20世紀以降に気温が急上昇したという曲線。

さらに、地球温暖化を疑う学者たちに対し、圧力をかけたとのこと。

これは、ウォーターゲートの事件をもじって、Climategate(クライメイトゲート)事件と呼ばれている。
そして、これはCOP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)を揺さぶる目的でハッキングされたという噂。
内部告発かもしれない。

今から始まろうとしている、デンマークのCOP15でこのことが話題になるだろうとの予想だ。

まあ、信憑性はかなり高そうだから、話題になるだろうなあ。

しかし、日本ではほとんど報道されていない。
新聞でも、週刊誌でも、見出しにすらなっていない。

これほど温暖化に関心があるのに、どういうことか。
地球温暖化キャンペーンに反するものは、載せないのだろうか。
よくわからない。
いろいろなブログに書いてあるし、wikipediaでも出ているし、マイナーな週刊誌には出ている。
この頃になって、少し大手も書き始めた。

クライメイトゲートが問題ではなく、クライメイトゲートが報道されないことが問題だ。

報道しようがしまいが、ぼくらの感じている温暖化に対する思いは変わらないし、それが長期的なものなのか、過去1000年にさかのぼって見たら、あきらかに温暖化しているのかどうかもどうでもよい。
しかし、事実として(あるいは噂として)そういうものが報道されないというのは問題だ。

こういう風にして、マスコミは世論操作をするのか…。

インターネットが普及して、そういうこともできなくなるという時代になって、よかったと思う。

| | 考えたこと | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
下宿にテレビは…
また久しぶりに長男が帰ってきた。

下宿からである。
下宿にはテレビがない。
ただし、インターネットにつながったPCがあり、携帯電話も持っている。
ウォークマンも持っているし、一応ステレオもある。
ないのはテレビだけ。

下宿にはテレビは要らないと思う。
それが下宿だ。

友だちのところに行ってだべったり、友だちが来てだべったり、時には酒を飲んだり、たまには料理をしたり…、そういう生活にはテレビは要らない。
友だちと話をする方が、テレビを見るよりも面白い。
家ではそんなに誰も来ないので、しかたなくテレビを見る。
くだらないバラエティばかりだ。

ぼくが生まれた頃はテレビはなかった。
あのころ、みんなどうして時間を過ごしていたのだろう。
ラジオはあった。
ラジオで演芸やドラマを聞いていたのか。

そして、小学校の1年くらいの時にテレビが来た。
それ以来、家の中にある。
今はカタチが変わって、薄型の液晶になったが、しょせん同じテレビだ。

しかし、昭和40年代は夜中になったら、番組は終わっていた。
お休みの時間。
オイルショックの時にも、深夜放送は自粛したはずだ。
今あれだけエコ、エコというなら、深夜放送はやめたらいい。

コンビニの深夜営業も要らない。
朝の6時から、夜の9時くらいでみんなやめればいいのだ。
そうすれば、治安もよくなるし、電気も使わずに済む。

今、深夜営業しているところで、不用不急のものはみんな9時で終わればいいのだ。
TSUTAYAも、マクドナルドも、ローソンも、ダイエーも、全て9時。
そういう条例をどこか作ったらどうか。

9時を過ぎて営業するところには、税金をかける。
そんな条例でもよい。

話があっちこっちにいってしまった。

どうもテレビの話をすると、こうなる…。

| | 考えたこと | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
本の題名
ちょっと前から気になっていたが、最近のパソコンの本などは○○でもわかる、というのが流行になっている。

「サルでもわかる」シリーズが最初に出た。
続いて、「ネコでもわかる」シリーズも出た。

サルよりもネコの方がバカだという暗黙の合意があるのだろう。
ネコ好きの人は敵に回してもよい、ということか。

その「○○でもわかる」という題名が増えて、今はいろいろある。

グーグルで「でもわかる」で本を検索するといろいろ出てくる。

「高校生でもわかる日本経済のすごさ」
「落ちこぼれでもわかるマクロ経済学の本−初心者のための入門書の入門」
これらはまだマシな方だ。

「中学生でもわかる広島県の作り方」
これは題名の意味がわからない。

「はじめてでもわかる簿記と経理の仕事」
「ど素人でもわかる簿記・経理の本」
これなどはノーマル。
簿記・経理を学びたい人が多いのだろう。

「猫でもわかるプログラミングシリーズ」
「ネコでもわかる外資投資入門の入門」
これは猫とネコの違い。
猫の方が何となくかしこいような気がする。

「バカでもわかる思想入門」
これから思想を勉強しようという人が、これを買うとは思えないが…。

「サルでもわかる日本核武装論」
サルでもわかると言われると、日本核武装論が気の毒だ。

「メールしかできない人でもわかる!女性のためのブログ講座」
「CD-ROM付 ゼロからわかる事業計画書の作り方」
これらは親切な感じ。それほどイヤミがない。

「ヒヨコでもわかるパソコン用語」
「イラスト図解 タコでもわかるLinux」
どうしても、パソコン関係は動物が出てくる。

「ハーレーエンス入門講座−ブタでもわかる」
ハーレーエンスがわからない自分はブタ以下か…。

「漫画でもわかるアスペルガー読本」
これは、難しい。いろんな人にアスペルガーを知ってもらわないとイケナイということか。

「えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経」
うーん…、えてこまで出てくるか。

これはスゴイ!


| | 考えたこと | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
本屋の改装
今日は久しぶりに本屋に行った。

まず新書の棚に行く。何か面白いものは出てないかな…と探す。
内田樹の新刊書を探したが、売り切れだった。
結構人気があるのかもしれない。

しかし、どうもオカシイ。
いつもと雰囲気が違うなあ、と思いつつ文庫を見る。

文庫の棚は一番後ろ側のハヤカワ文庫から見るのだが、そこで「あれ?」と気づいた。
ハヤカワ文庫が減っている。
どうなっているのか?と回りを見渡したら、なるほど、店の中が少し変わっている。

増えたのは雑誌類。
これは棚一つ分増えたような気がする。
景気が悪化しているが、趣味の雑誌などは増えたのだろうか。
クルマの雑誌が減り、パソコンの雑誌が減り…、ここに来て趣味の雑誌が増えたのか。
多様化が進んだのか。
少子高齢化だから、それは当然かもしれない。
そういえば、モノマガジンとかダイム、サライなど、わけのわからない雑誌が増えている。
団塊の世代をターゲットにしたこだわりものの雑誌などが増えているのか。

新書は変わらない。
しかし、出版社が増えた。
集英社新書、幻冬舎新書、扶桑社新書など、どんどん出てくる。
ここは激戦区だ。

文庫は少し減った。
海外のミステリー、岩波文庫、PHP文庫、朝日文庫、知的生き方文庫、日経文庫、講談社学術文庫などの棚が縮小された。
これは売れ行きのせいだろう。
しかし、翻訳物が減ったのは残念。
まあ、もともと翻訳物はそろってなかったのだが、それでも数はだいぶ減った。

そして、子供向けの本が減った。
少子化だから仕方がない。
その代わり、小学生高学年から読めるファンタジーの棚が増えていた。
なるほど、それで小さな子ども連れが減ったのか。

ビジネス書の棚も減った。
その代わり増えたのがパソコンの本。
入門本や解説本の単行本類。
これはかなり広い。

参考書は少し減って、コミックが増えた。
大学の入試参考書がかなり減ったように思う。
これも時代か。

そして、大人のための本が増えた。
英語や法律、資格を取るための本など、世相をあらわしている。

コミックのためだけの新刊書のコーナーができている。
スゴイ量だ。
日本のマンガは世界の文化だというが、さすが世界一。

今日は1時間半ほど回っていたが、結局新書を1冊だけ買って出た。

目当ての本はなく、残念だったが、本屋の改装を見ていると、世相がわかる。


| | 考えたこと | 21:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
豊かな国
11/23から休んでいなかった。

何やかやとこの季節は忙しい。
やることがたくさんある。

さすがに休みなしで働くのはつらい。
神さまはエライと思う。6日働いて、1日休む。
世界を作ったときに、休みを作った。

今は5日働いて、2日休むということになっている。
神さまよりもえらくなった。
もう20年以上そのペース。

もちろん、貧しい国ではそんなことはないだろう。
日本は豊かな国なのだ。

しかし、このところ異変が起きている。

税金を稼ぐ人が減った。
産業の競争力がなくなったのだ。
成長するにはどうしたらいいのだろうか…。

一方、政治家は税金を使うことばかり考える。
来年は税収が減って、歳入は40兆円くらいか。
一方で使う税金(歳出)は96兆円もある。

差額は借金(国債という名前はついているが)でまかなう。

さすがに、これではイケナイと思ったのか、思っていないのか…。
財政規律などということが言われる。
しかし、どう考えても、この借金は異常だと思う。

つもりつもって550兆円以上もある。

16年間稼いだ分を全部借金返済に回してやっと返せる。

もしも日本の信用がなくなって、国債が売られたらどうなるのだろう。
つまり、借金を返せということになる。
国というのは、結局納税者が支えている。
企業や個人の集まりだ。

営利企業には厳格な会計が適用される。
それなら、非営利企業や国にも適用しなければいけないのではないか。

ぼくの感覚がおかしいのか。


| | 考えたこと | 02:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
忘年会
12月といえば忘年会。

ぼちぼちその季節がやってきた。
前の会社にいた頃は、忘年会が10回以上という強者もいた。

年とともにしがらみが増える。
いろんな人とつき合いができて、知っている部署も増えていく。
だから、忘年会の数も増えていく。
同期、課、部、役職者、工場や営業でつき合いのある人、それ以外の仕事つながり、それ以外の友だち…。
それに、学生時代の友達や仲良しの近所の人など、いろいろある。
12月は忙しい。

ぼくは一度リセットして、今はあまり行くことがなくなった。
全体のヤツだけだ。部もあるか…。
まあ、行ってもノンアルコールで食べるだけ。
それでも、たいがい面白い。

それとは別に、仕事納めの日に寿司をとって部署のみんなで食べる。音羽寿司の出前だ。
ここ2年続けてやって、恒例になった。
去年は脳梗塞のおかげで調子が悪かったが、今年は復活だ。
今年は新メンバーも入って、来年の目標を言い合う予定。

今から来年の目標を考えておかないといけない。

何にしようかな…。



| | 考えたこと | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
非言語コミュニケーション
外国語の発音は難しい。

飛行機の中でコーヒーを頼んだら、コーラが出てきたとか、マクドナルドでバナナシェイクを頼んだら、バニラシェイクが出てきたとか…、笑い話にはことかかない。

一番面白かったのは、ヘアートニックを買いに行って、なかなか通じず、頭を指さして「ここにかけるやつ」と言ったら、オーイエスといってそれらしいものが出てきて、よろこんで買ったのだが、ホテルに帰ってよく見たら、毛はえ薬だったというもの。
別にその人は髪の毛が薄くはなかったのだが…。
これは発音というよりは、英語そのものが問題だった事例。

というわけで、英語の発音は難しい。
英語にかぎらず、仏語でも独語でも同じことだが、特に英語はスペルと発音に法則性がないのと(あるかもしれないが)、日本語に比べて母音、子音の数が多いのでよけいに難しい。
rとlやthなどの発音は日本人にとって鬼門だ。

しかし、よく考えてみたら顔見知りになった外人とは意外とコミュニケーションができるものだ。
これはどういうことだろう。

これは向こうの方が、「こいつは日本人であり、日本なまりの英語を話す」という理解ができているというのが一番大きいだろう。
仕事の話の場合は、話す内容が類推できたり、事前の共通認識があったりしてよけいに通じやすい。
一番難しいのは、世間話だ。

それでも、顔見知りは通じやすいというのは、こちら側に無理な虚勢を張る必要がないということも影響しているのではないか。
虚勢を張るということは、身振り手振り、視線、口調などが自然ではないということだ。
緊張しているといってもいい。

それがコミュニケーションを阻害する要因となる。

意志を伝達する時、話の内容が果たす役割は思いの外低い。
だいたい35%程度といわれている。
それ以外の、身振り手振りや声のトーン、表情などの要素が65%もあるという。
まあ、話の内容によって比率は違うのだろうが、それでも話の内容が100%ではないということだ。

だから、外国人と話す時に、打ち解けているかどうかというのはすごく大事なのだろう。
日本人でも大事だが、外国人の場合は特に言葉が通じにくいだけにその効果が大きい。

緊張せず、ごく普通に話せたら、初対面でも話が通じやすいのではないか。

こういうのを非言語コミュニケーションという。

外国人と話す時には、非言語コミュニケーションをフル稼働させないといけないということ。

しかし、それだからといって、話す内容が0%ではやっぱり苦しいだろうなあ…。


| | 考えたこと | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
流行語大賞
今年の流行語が決まったが、政治関係の言葉が多い。

政権交代、事業仕分け、脱官僚などだ。

新型インフルエンザも入った。
草食男子とか、派遣切りも選ばれている。
歴女というのもある。

大賞は政権交代だそうだ。
今のところ、税収は減るし、お金は必要だし、増税はできないし、暫定税率は下げないといけないし、子ども手当ては出さないといけないし…、いったいどうやって景気を上向きにもっていくのか??という民主党。
来年はどうなるのか…。
これ以上景気が悪化したら、どうするのだろう。

個人的には、今年のベストワンは事業仕分けだと思っていたが、ちょっと時期が遅かった。
あれは、すごいショーだったと思う。
財務省が仕分け案を出したというところと、説明ができない役人たちがテレビに映ってしまったという、すごいイベントだったと思う。
それを体育館で公開した。
まあ、賛否両論あるだろうが、ぼくは賛成が少し勝つ。
とにかくムダが多すぎるのだ。それが少しでもわかっただけマシだ。

この事業仕分けという言葉は、いろんなところで使える。
年末から春にかけてどこも予算の時期だが、それにはもちろん使えるし、何か買う予定だったが買えなくなった…というような時にも、「事業仕分けでやられた」などと使える。
ぜったい、これの方が面白いけどなあ。

こども店長というのは何のことなのか、わからない。
トヨタの宣伝に出てくる、こども店長だそうだが、こんなの流行った?

歴女というのは、語呂がわるい。
レキジョというらしいが、何となく品がない。
史女といった方がマシだ。
戦国時代の歴史に精通した女性ということらしいが、そんなにたくさんいるのだろうか?

まあ、よかれ悪しかれ、2009年は政権交代の年だった。
これが後世からどう評価されるのか、それは未定。

民主党のお手並みを拝見しよう。


| | 考えたこと | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |