考えたこと2

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礼は結構
英会話では、”Thank you”と言われたら、”You're welcome”と返す、と覚える。
“You're welcome”は「どういたしまして」という意味だと習う。

しかし、会話はシチュエーションで決まる。
海外ドラマでこんなシーンがあった。

議員の関係者が殺され、捜査が入る。
でも、議員は捜査などしてほしくないという。
捜査官は、これは自分たちの仕事だと言って議員を見る。
議員は捜査官を睨む。
そこで、間を置いて、捜査官の口から"You’re welcome”が出た。

字幕には、「礼は結構」というセリフ。
なるほど。
そういう意味だろう。

議員は"Thank you"を言わないが、当然言うべきだと考えて、先回りして"You're Welcome"を言った。
だから、意味としては「礼は結構」という意味になる。
これを定石通り「どういたしまして」と訳すと、わかりにくい字幕になる。

まだこういう簡単なのなら、わかりやすい。
でも、皮肉って言うようなシチュエーションはわかりにくいだろう。
そのままの意味ではないからだ。

それは日本語でも同じ。
間違えたことを言った人に、オマエはホントに賢いなあと言うと、明らかな皮肉。
そういうのは、場面を理解していないとわからない。
まあ、時々それがわからない人もいるにはいるが…。

こういうのは母国語でないと、わかりにくい。

今さらながら、バイリンガルにはなれないなあ。

| | 英語 | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
happy-go-luckey
「ハッピーゴーラッキー」という熟語は楽天的とかのんきという意味。

ヴィクトリアという犬のトレーナーが時々使う。
彼女が使う時は、どちらかというと「いいかげん」という感じだ。
イヌを飼っていて、シツケをしないで、いい加減に育てているというような飼い主をそういう表現で言っている。

シツケをちゃんとされないイヌは、可哀想だと彼女は言う。
やればできるのに、その訓練をしないから、できなくなる。
そうなると、飼い主が放置したり、嫌になったりする。
番組ではそこでヴィクトリアの出番となるのだが、そんなトレーナーがいない飼い主たちは、イヌを処分したりする。
彼女はそれが許せないのだろう。

前にも一度書いたが、ヴィクトリアはイギリス人のトレーナー。
どちらかというと、イギリス人が好んで使う言葉かもしれない。
その番組でしか、この言葉を聞いたことがないからだ。

でも、番組はアメリカで放送されているのだから、アメリカ人もわかるということだろう。

ネットで見ていると、「能天気」という訳もあった。

なるほど、その訳はなかなかいいニュアンスだと思う。

あいつは、脳天気なヤツだ、というのを英語で言うと、”He is a happy-go-luckey guy.”ということになる。

どうも、あまりいい意味ではなさそうな気もする。

使う時はご注意を。




| | 英語 | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
YOLO
海外のドラマを見ていたら、YOLOといういう言葉が出てきた。
YOLOとは”You Only Live Once”のことで、「人生は一度きり」という意味だ。

Webによると、アメリカの若者の流行り言葉らしい。
2011年にラッパーが作ったとのこと。

「思いっきり生きよう」とか、「人生一度だからこういう経験も必要だ」とかいう意味。
今のアメリカの若者の気分を表している言葉だと思う。
人生を肯定的にとらえ、挑戦することを良しとする。

今のアメリカの若者は、シェアリング・エコノミーに代表される「世の中みんなで解決する」という価値観を持っていると思う。
新しい「アメリカン・ドリーム」なのかもしれない。

経済的にもアメリカは上向いている。
ただ、格差は大きくなっているようだが…。
だからこそ、ITに強い若い人たちが自分の持ちものを使って、空いている時間に働けるシェアリング・エコノミーというようなコンセプトは好まれる。
お金はないから、ボラティアをやる時間はないが、自分の持ち物を使って空き時間に働こうとしているんだと思う。

そういう動きがYOLOという言葉になったのではないか。

良くも悪くも、アメリカは世界の最先端を行っていると思う。
人種のるつぼと言われているし、問題はあるが、移民のパワーはスゴイ。
人口も1980年からの36年間で2億人から3億人に増えている。
日本とはエライ違いだ。

IT分野でも、グーグル、Amazon、マイクロソフト、フェイスブック、アップルというような会社が世界を引っ張っている。

そういう世相を表すように、YOLOの用例としては「ずっと夢だったオーディションに挑戦するよ!後悔したくないからね!#YOLO」ということだ。

日本の若者も、人生は1回きりだから、冒険してみよう。

もちろん、還暦を過ぎた人も。

| | 英語 | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
Leet
最近英語の前置詞である"to"を2で置き換える英語の略語が増えた。

就職関係でよく使われるのがB2B、B2Cというような言葉。
B2Bは企業対企業の仕事で、B2Cは企業対個人の仕事という意味で、BはBusiness、CはConsumerを表している。
ぼくはずっとBtoB、BtoCと書いていたが、ネット上では"to"を2で書く。
こういう略し方は英語で"leet"と呼ばれるらしい。
Wikipediaに載っていた。

それによると、「leet(リート、1337、l33t)は、主に英語圏のパソコン通信や、インターネットの電子掲示板などで使われるラテン文字の表記法である。leet speak(リート・スピーク)とも呼ばれる。
「leet」は、「elite」(エリート)が「eleet」に変化し、さらに語頭の「e」がとれてできた俗語である。日本では「ハッカー語」と呼ばれることがある。」と書いてある。

ラテン文字を使う英語などで、単語の一部を似た発音の文字や形が似ている文字で置き換えたり、そこから一部を取ったりしてできたものらしい。
"leet"が1337になるのは、数字の1や3や7がアルファベットのLやEやTに似ているからだろう。
"to"が数字の2になるのは発音が似ているからだ。
"for"を4で表すというのもある。
"you"を"u"で表すのもありだ。
まあ、覚えてしまうと簡単なのだが、3とEは左右が逆だったりするからわからない。

なぜそんなことをするのかというと、「leet は遊び心で行われる他に、警察や著作関連機関あるいは初心者(ニュービー)などの検索を回避する目的で使われることもある」とある。
主に遊び心なんだろう。
日本でもネットスラングはたくさんあって、その世界にいないとわからない。

leetはハッカー英語とも言うらしい。
ハッカーという言葉も当初は悪い意味だったが、今頃はいい意味でも使われる。
もともと、コンピューターの世界に詳しく、高い技術を持った人という尊称ということだ。

コンピューター犯罪を犯すものを追いかけ、捕まえるためには相手を上回る技術を持っていて、デイスプレイを前にキーボードを叩いて相手の先回りをして、リアルワールドで捕まえるという正義の味方が「ハッカー」という感じ。
英語で言うとかっこいいという意味の"Cool"になるんだろう。

最近のアメリカのドラマにはよく出てくる。
たいがい、ネクタイをしたスーツ姿ではなく、カリフォルニアなら半パンにラフな半袖シャツという感じだし、東海岸でも個性的な格好で描かれる。

ぼくは、そういう少し体制から外れたかっこよさが好きだ。
以前読んだ「ハッカーと画家」を思い出した。

日本でもどんどんそういう意味でのハッカーが生まれてほしい。

| | 英語 | 00:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
私はネコ派
海外のドラマのセリフ。"I am a cat person."
「私はネコ派なの」という字幕が出た。
それを聞いて、男はあわてて写真立てを裏返し、ネコと写っている写真を見せる。
写真立てに、イヌと一緒に写っている写真とネコと一緒の写真が裏表で入っていた。

どういうわけか、アメリカのドラマでは女性がネコ派ということが多い。
そのシーンではイヌ派だと思っていたのだが。
catというのは名詞だが、a cat personでネコ好きという意味になる。

そうなると、”a dog person”はイヌ派ということになる。
これらはどちらも英辞郎に用例が出ていた。

こういうやり方なら、いくらでもナントカ派、ナントカ好きという言葉は作れるだろうと思って適当に入れて調べてみたが、用例があったのは“a computer person”くらい。
コンピューター好き、という意味だった。

ネコ派、イヌ派というのは二大ペットについての言葉で、アメリカでもけっこうメジャーな言い方なんだろう。
性格を推し量る分け方でもある。
たしかに、”I like cat”というよりも”I am a cat person"と言ったほうが「ネコ派」というニュアンスが伝わる。
言外に「イヌよりも…」という感じが出るなあ。

となると、前後の文脈はあるが、どんな映画が好きか?と聞かれて、”a comedy person”といえば「コメディー派」ということになり、どんなスポーツが好きか?と聞かれて、”a baseball person”というと「野球派」ということになるんだろう。
恋愛物の映画が好きなら、”a romantic movie person”と言えば通じるような気がする。

意味がわかるから、用例を立てるほどではないが、いくつかの中から「これ」という場合は、こういう言い方もアリということだ。

こういうのが自然に出るようになると、「伝わる英語」になると思う。


| | 英語 | 21:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
英語のニュース
英語のニュースのサイトを探したが、The Japan Times STというのが良さそうだ。

単語はちょっと難しいのもあるが、短いニュースでわかりやすいのがいい。
エッセイも週に1本ある。
こちらは音声ファイルも聞ける。

もうちょっと長い記事だとVoice of Americaのサイトもいい。
ゆっくり読んでくれている音声もついている。

インターネットができて便利になった。
昔なら教材としてお金を出していたところ。
でも、無料で英語のニュースと日本語訳が見られて、音も聞ける。
本当に英語の学習は安くなった。

昔に比べると日本はお金持ちになったというのに、英語学習にはお金がかからなくなった。
これだけ環境が整ったのに、日本人が英語が不得手なのはどうしてだろう。
どんどん英語の力は下がっているという。

英語の先生の英語力が問題なのかもしれないなあ。

先生のレベルを上げないと…。



| | 英語 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
英会話を身につける方法
ネットに「今すぐできる英会話を身につける方法」というのがあった。
5つの項目が書いてある。

(1)海外ドラマを英語字幕で観る
 これだけはいつもやっている。ケーブルテレビで吹き替え版と字幕版があれば、字幕版を見る。
 ちょっとしんどくなっているが…。
 これをやると、ながら仕事ができない。
 見ていないと、わからなくなるからだ。
 しかし、本当に効果があるのかないのか…。

(2)手帳に英語で書き込む
 これはやっていないが、やってもいいかと思う。
 ただし、手帳は使っていなくて、グーグルカレンダーなんだが…。

(3)簡単な英文を音読する
 なかなか英文を読むという機会がない。
 簡単なニュースを読めと書いてある。1日5分でいいらしい。
 
(4)“R”と“L”の発音を聞き分ける
 これは難しい。これができたら言うことはない。

(5)単数形と複数形を区別する
 これも難しい。単数と複数の違いは日本人には意識できない。
 間違えても違和感がないのだ。

身につける方法と言っているが、4と5は方法というより能力だろう。
そうするために、何をするか、ということなんだが…。

でも、2,3はやってみる価値はありそうだ。
5分で読めるニュースを見つけて、やってみるか…。

英語は10年間使っていなかったら、本当にわからなくなった。
昔はもっと言っていることがわかったし、聞き取れていたと思う。
書いたり、話したりはもっとひどくなった。

よし、心を入れ替えて、2,3をやってみることにするか。

ニュースのサイトを探そう。




| | 英語 | 21:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
Fake Suger
人工甘味料を辞書で引くと、"artificial sweeteners"と出ている。
人工的な甘味料というそのままの訳。

これをドラマでは"fake sugar"と言っていた。
これなら意味はわかる。
"fake"は「ニセモノの」という意味だ。
ニセの砂糖が人工甘味料になる。
セリフの主は真面目なFBIの捜査官だったから、面白かった。

毛皮風の衣料のことを"fake fur"、偽札のことを"fake bill"、仮病を"fake illness"、入れ歯を"fake tooth"、愛想笑いを"fake smile"などというらしい。

fakeというのは、なかなか便利な単語だ。
この調子でニセモノを作ることができる。

fake marriage で偽装結婚。
fake passport で偽造パスポート。
fake hair でかつら。
fake diamond で人工ダイヤ。
fake marble で人工大理石。

fake marriage は結婚詐欺という意味があったが、他の4つは正式にはない。
でも、fake sugarが使われるところを見ると、きっと意味は通じると思う。

fake、なかなか便利な単語だ。


| | 英語 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
単数のThey
アメリカの英語が変わりつつあるらしい。
Wall Street Journalに記事があった。
"they"という「彼ら」表す人称代名詞のことだ。
"tyey"は複数扱いだったが、これを単数で扱うという場合が増えているということらしい。

これは主に、三人称の代名詞"he"「彼」、"she"「彼女」が性別を伴うから、どちらでもなく、一般的に三人称を受けるときに"they"を単数で使うというもの。
こう書くと難しいが、事例で見るとわかりやすい。

「Nearly everyone would find that they can catch the meaning.」という文章がある。
意味は、「ほとんどの人がその意味をつかむことができるとわかるだろう」というようなことだ。
ここで、"everyone"という単数形を受けて、"they"を使っている。
ネイティブの人たちはこれに違和感がなくなってきているということだ。

ぼくらが習った時は、"everyone"は"he"で受けるということだったと思う。
"everyone"は男かどうかはわからないが、とりあえず単数だから"he"で受けるというものだ。

今は性別にうるさくなった。
スチュワーデス(女性)とかスチュワート(男性)をやめて、フライト・アテンダントという名称にしたり、議長をあらわすチェアマンをチェアパーソンという名称にする、といった具合。
その流れにそって、意識も変わってきたのだろう。

意識が変わるのが先か、それとも言葉が変わるのが先かというところだ。

でも、ぼくらの孫のまた孫の時代には、"they"は"he"や"she"の代わりに使うことができる、ということになっているのかもしれない。

言葉は世に連れ、世は言葉に連れだ。


| | 英語 | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
オフィス英語
オフィスで特徴的に使われるスラングがある。
仕事用の英語だ。

それを紹介しているサイトがあった。
その中から2つ選んで紹介する。

“water-cooler chat”というのがある。
これは日本の90年代でいうと、男性の場合の喫煙所や女性の場合の炊事場に相当するところでの会話ということになる。
井戸端会議というのが、一般的かな。
英語圏では冷水機が置かれていることが多いんだろう。
日本では、飲料の自動販売機がおいてあるところが近いだろう。
2000年以降、そういう感じの場所も増えたと思う。
こういうところでは、部署を超えての話ができるし、リラックスして話せるので、いいアイデアが出る場合が多い。

ぼくも会社勤めの時には、喫煙所(リフレッシュコーナーと言っていた)が情報交換の場所だった。
アイデアに詰まってタバコを吸いに行って、そこでの話がヒントになり、いい考えが浮かんだりすることも何回かあった。
今は禁煙になって、そういう場所があるのかどうか知らないが…。
ああいう場所は必要だと思うのだが…。
そういうのを促進するために、フリーアドレスのオフィスというのもアリだと思う。
毎日、どこに座ってもいいというやつだ。

“hard copy”というのもなかなか面白かった。
これは電子的なコピーではなくて、本当に紙のコピーが要るときに”hard copy”をくれ、というらしい。
現代はそれほどまでに、電子化が広がっているのだろう。
コピーをくれというと、電子ファイルを送るのが普通になっているから、それと区別するための”hard copy”だろう。
日本人なら、紙でちょうだい、と言いそうだ。

これはまだ日本の方が遅れている感じ。
昭和の古い人たちは、コピーというと紙のコピーのことだと思っているような気がする。

こういうスラングは世相を表す。

スラングは世に連れ…。




| | 英語 | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
Freshers
そういえば、こないだ新しい英語を聞いた。

スーツの店だ。就活、入学、卒業、就職の季節だから、いろいろと宣伝をしている。
その中で言われていたのが、フレッシャーズ、という言葉。
書けば、"freshers"ということだろう。

明らかに和製英語だと思っていたが、Webの辞書で調べると「大学1年生」と出ていた。
そういう意味の英語があったのかとビックリした。

形容詞である"fresh"の比較級である"fresher"に複数?の"s"をつけて"freshers"という単語。
そう思うと、間違いなく和製英語だと思ってしまう。
そうではなくて、〜な人という意味の、"er"を"fresh"につけたということか。

動詞に"er"をつけて、〜な人ということになるのはわかるが、"fresh"は動詞ではないからややこしい。
動詞の"play"に"er"をつけてプレイヤー(プレイする人)とか、"love"に"er"をつけてラヴァー(愛する人)とか、そういう使い方を形容詞にしたという発展形。

ところが、Webで調べると「全ての -er が <動詞 er> であるわけではなく、foreigner、Britisher、などのように<形容詞 er> である場合もあれば、banker、villager、Londoner などのように、<場所 er> の場合もあります。」と書いてあった。

そういえば、そうだ。
"foreigner"はあるなあ。

だから、"fresher"はアリなのだ。



| | 英語 | 00:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
deserve
deserve という単語はよくドラマのセリフで使われる。

学校時代に習った覚えがないのだが、単にぼくがサボっていただけか。
きっと出てきたんだろう。

deserveというのは、「〜の価値がある」という動詞。
「〜にふさわしい」というふうに訳すことが多い。

ドラマのシチュエーションは、どこかの雑誌の賞を受賞した女性が、それを辞退しようとするのだが、友人が「そんなことをしたらいけない」という場面。

そして、次のセリフが”You deserve it."となる。
「あなたは受賞の価値がある」ということだ。
「よくやった!」というニュアンスらしい。

こういう言い方は難しい。
あまり日本語ではそういう発想はしないと思う。
「君にはその価値があるから、受賞すべきだ」という言い方。

ドラマの中ではよく出てくる"deserve"。
英語ではよく使われる単語だが、日本人が使いにくい単語だろう。

"deserve" 覚えておこう。

| | 英語 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
You are benched.
ドラマのセリフ。「お前は待機していろ」という字幕が出た。
"bench"を英辞郎で引くと、「〔選手を〕試合から下がらせる」という意味があった。

場面は、捜査官が犯人を撃ったのだが、その正当性を内部調査されていて、それが終わるまで捜査に関わるな、という場面。
そこでボスが捜査官に言った。
こういうのは、ある程度類推ができる。
「ベンチに下がっていろ」という意味だろうと思って、間違いではない。
野球を知らないと、わからないかもしれないが…。

別の言葉で“soul mate”というもの。
心の友ということで、「伴侶」という字幕。
なるほどなあ。ソウルメイトというのは、竹内まりやの歌詞にも出てくるが、あれは同性の親友という感じで使っていた。
場合によるんだろう。
ドラマの中では異性だったから、伴侶という字幕が出たのかもしれない。

もう一つ、私立探偵を表す言葉。
”private detective”というのが、たいがい辞書に出ている言葉。
これをちょっと変えて”private eye”という。
ホール&オーツの曲にあった。
プライベートは個人的なという意味だから、プライベートな目というのが私立探偵ということになる。
これは何となく分かる。
アメリカでは日本よりも私立探偵という職業が確立しているようだ。

海外のドラマを字幕で見ていると、時々こういうのに出会う。
こういう表現は一つ一つ覚えていくしかない。

ドラマを字幕で見ていると、そういう言葉に出会うことがある。

これは貴重な瞬間だ。




| | 英語 | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
Don't let me interrupt you.
皿洗いをしている奥さんに、FBIの操作官が「気にしないで、皿洗いを続けてくれ」といった時のセリフ。
直訳すると、「私にあなたの邪魔をさせないでくれ」という意味になる。
こういう言い方が、英語らしい英語だろう。

英語がネイティブではない人は、どうしても”Please continue your work.”(あなたの仕事を続けてください)というようなことを言ってしまいそうな場面。
でも、これは”please”をつけているとはいえ、あなたに対する命令形であって、ぶっちゃけた言い方をすると、「続けなさい」という意味だから、聞く方にとってはキツイのかもしれない。

ここで、「私に〜させないでくれ」という言い方をするのが、英語の丁寧語のような気がする。
”please”を使えばいいというものでもないのだろう。
聞いていて、なるほど、というセリフだった。

Don't let me〜という言い方はビートルズの唄にもあった。
Don't let me downという曲だ。私をがっかりさせないでくれ、というような意味だと思う。

そういえば、”Don't Let Me Be Misunderstood”という曲もあったなあ。
だれが歌っていたか忘れたが…。
とても回りくどい言い方のような気がする。
私を誤解させないでくれ、という意味だろうから、”Let me understood”と言えばいいのに、これを”Don’t let me be misunderstood”という風に言う。
ネィティブが聞いたら、それなりのニュアンスがあるのだろう。
まあ、字余りだったからそっちを選んだということもあるのかな。

英語には日本語のような丁寧語や謙譲語、尊敬語というのはないが、こんな形で丁寧さを表しているのだと思う。

外国人が日本語の敬語を覚えるより、こちらのほうが難しいのでないか。
はっきりとした「敬語」というシステムがないからだ。

Don't let me interrupt you.
こういう言葉をすっと言えるようになったら、ネイティブ並みなんだろう。



| | 英語 | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
Just text
アメリカのドラマの中で、「話したのか?」と聞かれ、「メールだけ」と答えていた。
メールだけ、というのは、”Just mail”と言うのかと思ったら、”Just text”と言っていた。

メールのことをtextというのには理由がある。
アメリカ人のメールにはボイスメールとテキストメールの2種類がある。
彼らのオフィスに行った時、ボイスメールをよく使っていることがわかった。
内線電話に、ボイスメールが入るとランプがつくようになっていた。

日本人はメール好きな国民性だと言われている。
特に日本人は長文メールが多いらしい。
だから、ぼくらはメールというと文字=textという常識がある。

アメリカ人はそんなめんどくさいことは嫌いだ。
だから、冒頭のドラマの会話になる。
短いtextメールを送った、ということだ。

しかし、日本人のメール好きはどこから来ているのだろう。
オフィスが狭く、ボイスメールが出しにくい環境だ、という説もあるらしいが、それだけでは説明できない。
プライベートのメールもあるからだ。

日本人は、きっと書いたものと話したものは違うと思っている。

書いたもののほうが話したものよりも価値がある。
話したものは、たとえ録音されていても、書いたものよりも一段低いと思っている。
文字にするとそこに力が宿る。
心の底にそういう信仰があるのだと思う。

だから、話したものよりも、書かれたものに価値を置く。

アメリカ人はそんなことは考えない。

だから、Just textだ。


| | 英語 | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
Understood
ドラマを見ていると「わかった」という時に”understood”と言っている。

これは現在形の”understand”でもいいと思うのだが、「了解」というイメージの時は”understood”という感じだ。

現在形の時はちゃんと主語もつけて、”I understand.”というのが普通だろう。
“understood”というのは、”Your words are understood.”というような意味になる。
つまり過去形ではなく、受け身の過去分詞になっているのだ。

そういえば、自分の言ったことを確認する場面でも”understood?”と聞いている事が多い。
これも”Is it understood?”を略したものだろう。

わかった、という意味では”I’ve got you”というのもある。
これを縮めて”Gotcha”という。
刑事や警官がボスから何かを指示されて、了解、という時も”Gotcha”ということが多い。
どちらかというと、親しい上司だが…。

“You got it”というのもある。
これも「了解」という意味だ。

これらの言い方をどういう風に言い分けているのか、それはわからない。

このニュアンスがわかるようになると、ネィティブに近づくんだろう。

それはまだまだ難しい。


| | 英語 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
In Japanではねぇ
グローバル化が進み、世界で勝負しないと会社が存続しないという時代を迎えた。

楽天の英語公用化が大きく取り扱われ、入社の条件をTOEIC何点以上にする、という企業も増えてきた。
要は英語でコミュニケーションできることが大事、ということだ。
アジアでも、欧州でも、ビジネスは英語だ。

文部科学省は小学校から英語をやろうとしている。
小学校教員は英語を教えるのが苦手なので、専門の外国人を入れたりしている。
小学校から、正しい発音を教え、流暢な英語を話せないといけない、と思っているようだ。
文部科学省の役人たちは、よほど英語コンプレックスを持っているのだろう。

ぼくが入った会社は、元は英国の会社だった。
英国本社の極東工場だったのだ。
それを日本の会社が買い取り、それで日本企業になったという沿革。
だから、ぼくが入った時の上司は、英語が話せる。
エライ人が英国人だったからだ。
聞くと、当時は出張の前受のことをアドバンスと言っていたらしい。

ぼくが入った当時のD課長はそういう上司だった。
まだ海外に行くのが珍しい頃、何度か欧州各国に行って、クルマで走り回ったりしたらしい。
外国人の知り合いも多かった。

ぼくは20代の前半、生まれて初めての海外出張をD課長と一緒に行った。
カバン持ちだった。
ベルギー、ドイツがメインだったが、現地の人たちと話をした。
得意先の現地法人の人たちとテストをして、打ち合わせもした。
ぼくは何を言っているのか聞き取れず、聞けなければ話せない、ということを思い知った。

その時のD課長の英語が印象に残った。
D課長は、無理に流暢に話そうとしない。
場合によっては日本語もチャンポンで話す。
「日本では」という時には「In Japanではねぇ」という。
全部が全部そんな調子ではなかったが、随所に日本語が入る。
発音もそんなに本格的ではなかった。
でも、その時に思った。
言葉は通じればいいのだ。
向こうが聞きたいと思えることを話していれば、少々ブロークンであっても聞こうとしてくれる。

ぼくらは、所詮英語ネイティブにはなれない。
英語を話すことに一生懸命になるより、話す内容を持つことに一生懸命になる方がいい。
世界には英語を流暢に話せない人がたくさんいる。
最低限、通じればいいのだ。
相手が聞きたい、と思う話ができる方が大事だ。

そんなふうに文科省も考えられないのだろうか。
外国語を話すことは手段であって、目的ではない。
少々ブロークンでもいいから、通じればいいのだと思う。
それよりも、人と人との信頼関係を築けるような自身のコンテンツを持つことだ。
そうではないか。

In Japanではねぇ、it’s OKや。


| | 英語 | 20:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
can-do person
テレビを見ていたら、can-do personという言葉が出てきて、前向きな生き方、という字幕が出た。

何かの方法が示された時、「それはできる」と思うか、それとも「難しい」と思うか、「それはできない」と思うか…。
「それはできる」と思える人が、can-do personだ。
意訳すると、「前向きな生き方」ということになるのだろう。

前向きに生きていくのは難しい。
それほど世の中は甘くない。
やりたくても、できないことがたくさんある。

それでも、やれると思って生きていかないといけないのだろう。

Be a can-do person!



| | 英語 | 01:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
many thanks
英語でわかりにくいのが、数えられるものと数えられないものの違いだ。

一つ、二つ…と数えられるものと、切り分けて数えられないものは英語では別扱いになる。
timeという名詞はいろんな意味があるが、”many times”というと「たくさんの回数」という意味だし、”much time”というと「たっぷりの時間」という意味になる。
回数は切り分けて数えられるし、時間は切り分けて数えられない。
manyとmuchの違いはそういうことだと習った。

しかし、仕事でメールを出し始めて例外が出てきた。
メールの最後に”many thanks”と書いてある。
英語のネイティブがそう書くのだから、マチガイではない。
気をつけてみていると、複数の人が”many thanks”を使う。
それで、これは例外なのだとわかった。

「感謝」という意味の”thanks”は感情を表すので、数えられないと思うのだが、複数形で感謝という名詞になっているのだから(単数形でも感謝という名詞の意味もある)、感謝というのも「たくさん」とか「少し」とか数えられるということか。

Webの辞書を調べても、はっきりした答えは見つけられなかった。

正誤を問うテストで”many thanks”と書かれていたら、マチガイなくバツをつけるだろう。
感情は数えられないからだ。
しかし、実際の世界では使われている。

こういう例外はむずかしい。
| | 英語 | 00:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
Silly and stupid
ドラマを見ていると、バカでアホという字幕が出た。

日本語でもバカとアホというのはニュアンスが難しい。
”You’re silly.”というと「お茶目だ」というような意味になるらしい。
”You're stupid.”というと、文字通り「バカだ」という意味と書いてあった。

sillyは親しみを込めて言っているようなニュアンス。
ポール・マッカトニーの曲に”Silly love songs"というのがある。
その中では Some people wanna fill the world with silly love songs.  と歌われる。
「おバカなラブソングで世界を満たそうとする人もいる」という意味だ。
もちろん、この歌ではラブソングを肯定的に捉えている。
親しみを込めて、sillyと言っているのだ。

どちらかというと、sillyのニュアンスはバカよりアホに近いと思う。
一般的にはアホは親しみを込めていう場合が多く、アホやな、というのは関西では多用される。

まあ、男はつらいよで、おいちゃんが寅さんのことを「バカだねぇ、あいつは〜」という時の「バカ」は近い意味だと思うが…。

stupidには親しみの意味はないらしい。
単に「愚かだ」ということ。

つまり、silly and stupidというのは、アホでバカと訳すのが正しい。


| | 英語 | 01:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
英語と米語
英国人と米国人はどちらも英語を話すが、だいぶ違うらしい。

そういえば、英語と米語はだいぶ違う。
イギリスのドラマを見ると、やたら子音が強調される。
有名なのは「水」は英国では「ウォーター」だが、米国では「ワラ」と言われる。
米語の口語では、"t"の発音が"l(エル)"になる。だから、"water"が"waler"の発音になる。

ぼくらが中学・高校の時の英語はクイーンズイングリッシュらしいので、習うのは英国式だった。
だから、間違っても、ワラとは言わない。

昔、出張でバーミンガムに行ったとき、英国人の訛りがひどくて困った。
"a"をエイと読まずにアイという。
オーストラリアの訛りに似ている。
"today"をトゥダイという。
ぼくがそれは訛っている、と指摘をすると、そんなことはない、といわれた。
そこで、ぼくらの習った英語はクイーンズイングリッシュで、ロンドンで使われているものだ、と言ったら、笑われた。
彼らはロンドンの英語の方が訛っている、と思っている。
要は、自分が話している言葉が正しい、ということだ。

今日見た記事で面白かったのは、最近の若者の話し方だ。

『「It's 9 o'clock.(9時です)」と言えば、不愉快なほど権威的に聞こえるが、間にlikeを挟んで「It's, like, 9 o'clock」と言えば、適度なためらいが感じられ、かたくなな感じはしない。欧州では、「米国には『To Our Beloved Son, Brother and, Like, Husband(最愛の息子であり、兄であり、っていうか夫へ)』と刻まれた墓石があるらしい」とうわさされている。』(Wall Street Journal Web記事より)

という事で、ライクが多用されているらしい。
これが、日本語で言う、「みたいな…」「っていうか…」という意味。
だから、「It's, like, 9 o'clock」というと、「今9時、みたいな」という意味になる。
たしかに横柄な感じはしないが、どうしてライクを入れないといけないのか、という疑問は残る。

その記事によると、「米国では他人の通行を妨げてしまったときには「すみません」の意味で「Excuse me」を使うが、英国では「Sorry」と言う。」ということだ。
米国では簡単に「Sorry」と言ってはいけない、過ちを認めたことになる、と以前言われていたので、なるほどと思った。
「Sorry」という言葉は、「I am sorry.」の略であり、自分が悪かったという事を認めることになる。
しかし、「Excuse me」は一応謝っているように見えるが、これは命令文で、「You excuse me」ということになり、自分が謝っているのではなく、おまえに許せ、と言っている。
だから、「Excuse me」なのだろう。

同じ英語を話す国だが、これだけの違いが出てきている。
これからも、どんどん違う言葉になっていくと思う。


| | 英語 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
I like dog.
イヌが好きだ、というのは”I like dogs.”という。

では、I like dog.と単数形で言ったらどういう意味になるかというと、「私はイヌの肉が好きだ」になるらしい。
dogsというと、「イヌというもの」という意味になり、dogというと「イヌ」という意味になる。
だから、イヌの肉、ということになる。
それ以外に、ホットドッグのことをdogというので、「イヌの肉が好き」というのはあり得ないから、ホットドッグの方か?と思ってくれるかもしれない。

日本人は単数と複数をあまり意識しないから、難しい。
イヌが好きだ、という場合、ほとんど日本人が「I like dog」というのではないか。
まあ、英語ネイティブの人は、「ああ、これはイヌが好きだと言っているんだな」と前後のやりとりから思うだろうが…。

欧米の言葉は単数と複数の区別がややこしい。
aやtheの冠詞の使い方も日本人には難しい。
だいたい、単数と複数の違いを意識して話していないのだから、よほど慣れないと、英語で単数や複数を意識して話せるわけがない。

これも言葉が実在をどのように切り取っているか、という違いになる。
日本人にはわからないが、きっと欧米人と日本人では同じものを見ても、感じ方が違うはずだ。
かたや世界をものの数を意識して切り取っているし、かたやそんなことは気にしない。
きっとこの差は大きくて、埋まらないのだろう。

小学校から英語をやっても、きっとダメだろう。
それよりは、ちゃんと日本語で話せるようにした方がよいと思う。

| | 英語 | 00:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
a man of his word
“He is a man of few words.”というと、彼は無口だ、ということになる。
“few words”はほとんど言葉がない、という意味だから、そのままの意味だ。

この類いの言葉はたくさんある。

He is a man of his word. 彼は約束を守る人だ。
He is a man of his words. 彼は当てになる。
He is a man of action. 彼は行動力がある。
He is a man of fifty. 彼は50歳くらいだ。

a man of 〜というのは便利な表現だ。

〜な人間、という意味になる。

この中で一番英語らしいのは、a man of his word というやつだろう。
直訳すると、「彼はその言葉の人だ」となる。
これが、彼は約束を守るという意味になる。

I give my word というと、約束するよ、という意味になるし、He keeps his word というと、彼は約束を守る、という意味になる。
だからといって、word に約束という意味があるわけではない。
逆に、big words というと「大ぼら」という意味にもなる。

word という単語は、冠詞がないと言葉に関係した抽象的なものを表すらしい。

こういう単語は難しい。

こうなると、覚えるしかないと思う。

| | 英語 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
シリアル・キラーとコピー・キャット
海外の刑事ドラマを見ていて、よく出てくるのがシリアル・キラー。

シリアルと言っても、朝ご飯のシリアルではない。
serial killerというのは、連続殺人犯のことだ。
serialというのは、一連のという意味。

ちなみに、朝食の方は、cerealで穀物という意味だ。

シリアル・キラーは連続殺人犯とも言われ、殺す手口が一定しており、ターゲットもだいたいにている。
要は動機などなく、殺したいから殺す、という類いの犯人。
だから、捕まりにくい。
何ヶ月か、あるいは何年かごとに犯行をしていたりして、見つけるのも難しかったりする。
シャーロック・ホームズに出てくる、ベイカー・ストリートの切り裂きジャックなどはそれに当たる。

シリアル・キラーとつきものなのが、コピー・キャット。
copycatとは、本家本元の殺人方法をまねて犯行を行う、模倣犯のこと。

ドラマでは大概シリアル・キラーが出てくると、コピー・キャットも出てくる。
区別が難しいが、些細な手がかりから、これは本人ではない、コピー・キャットだ、ということも多い。

最近の日本の警察ドラマで、シリアル・キラーが出てくることは珍しい。
したがって、コピー・キャットも出てこない。
なぜか。

一つは火曜サスペンス劇場のように、殺人に至る人間関係を描いていると、シリアル・キラーなどが出てこれない。
日本ではやっぱり、動機が最重要なのだろう。
それを描いていると、シリアル・キラーは無理。

続き物の刑事ドラマでも、日本でシリアル・キラーの分析方法や対処方法が決まっていないということもあるのだろう。
だいたい、よけいな模写が多く、純粋に殺人を扱うことができない。

だから、コピー・キャットが出る幕がない。

洋の東西でだいぶ刑事ドラマの作り方が違う。

どちらがよいとは言えないが…。

| | 英語 | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
Square one
Square oneというのは、どういう意味か?

英辞郎で調べると、「出発点、始点、始まり」と書いてあった。
スクエアとは四角のことだろう。
四角1のことだ。

これは、スゴロクから出た言葉らしい。
Square oneというセリフの字幕に、「ふりだし」という言葉が出た。
海外にもスゴロクがあるのだろう。
サイコロをふって、ゲームをする。

きっと、ふりだしに戻る、というのもあって、Back to square 1とか書いてある。

日本人の感覚なら、「スタート」と書いてありそうな気がする。
でも、Startとは言わない。

これが言葉の面白いところ。

簡単な言葉がかえってややこしい。



| | 英語 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
Good-time Charlie
ドラマの英語。"Good time Charlie"

「ただのチンピラ」という字幕が出た。
辞書で調べると、「遊び好きの人、道楽者」という意味。
直訳すると、「快楽を追うチャーリー」となる。
それが転じて、「チンピラ」ということだろう。

チャーリーというのは、一般的な男性のこと。
日本でいうと太郎というところか。

good-timeというのは、快楽を追う、という形容詞になるらしい。

面白いのは、女性版はgood-time girlで、固有名詞にはなっていない。
やっぱりチンピラは男性なんだろう。

以前書いたが、身元不明の死体は男性ならJohnであり、女性ならJaneになる。
それなら、good-time Johnになっても良さそうなのに、こちらはCharlieになるのはなぜだろう。
何となく、Johnの方が一般的な気がするが…。

Charlieで有名なのは、スヌーピーのチャーリー・ブラウン、チャーリー・チャップリンを思いつくくらい。
Johnなら、ジョン・フォード、ジョン・レノン、ジョン・ウェイン…、何となくジョンの方が多いような気がする。

まあ、Johnが多いから、気をつかって逆にCharlieにしたということも考えられる。

一度ネイティブに聞いてみたいと思うが、おそらく、「そうだから、そうだ」と言われそうだ。

言葉は面白い。



| | 英語 | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
There is no such thing as a free lunch.
この英文の意味は、フリーランチというようなものはない、ということだが、このフリーは「自由な」という意味ではない。
「タダの」という意味だ。
それに「a」がついているから、「いわゆる」というような意味がつく。

「世の中にいわゆるタダ飯は転がっていない。タダに見えてもそれには何らかの費用がかかる」という意味になる。
これはなんと経済学の重要な教えの一つ、ということだ。

すごく合理的な解決策があるように見えても、それはいいことばかりではない、ということらしい。
何か悪いことがあるぞ、という注意を喚起する言葉。

それがこのThere is no such thing as a free lunch.という言葉。

これは覚えておいて損はない。




| | 英語 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
Jiffy
ジフィーという単語がある。

これはもともと「瞬間」というような言葉で、in a jiffy で「すぐに」という意味だ。

コンピューターオタクの女性が出てくるアメリカのドラマがある。
その女性が、ちょっと待って、という時に wait a jiffy といって、「ジフィーは1/100秒のことだけど、話せば長くなるので…」という場面があった。
そのままドラマは進んだのだが、きっとjiffyはコンピューターの用語だろうと調べてみた。

jiffyはリナックスシステムのクロックの単位。
なるほど、話せば長くなるはずだ。
リナックスはコンピューターのシステムの一つであり、そのシステムで一つの命令を実行する時間がジフィーということになる。

こういうドラマは好きだ。
そのキャラクターになりきっている。
おそらく、俳優が自分で勉強したのだろう。
ああいうセリフはきっとアドリブだ。

それらしい、というより、そのもの。

こういうディテールにこだわった俳優が何人いるかで、ドラマの完成度が決まる。
もちろん、それ以前に脚本やキャスティング、予算の問題もあるのだが…。

しかし、そうなるためには、3ヶ月で終わっていては無理だろう。
若い俳優ばかりでも無理だ。

それなりに練られた脚本と、リーズナブルな予算、そしてプロ意識を持った俳優がいないとできない。

だから、くだらないバラエティばかりになるのだろう。

| | 英語 | 20:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
some
"some"というのは、難しい単語だ。

いくつかの、という意味がメインの意味。
"some books"というと、何冊かの本という意味になる。

この"some"の使い方で、難しいのが"someday"だ。
"some days"なら、「数日」となるのだが、これが"someday"になると、「いつか」、という意味になる。

このときの、"some"は「どれか」という意味だろう。
「どれかの日」が転じて、「いつか」になる。

だから、"someone"は「どれかの人」となって、「誰か」になる。

"something"は、「どれかのもの」で「何か」になる。

日本語では、「いくつか」というのと、「どれか」というのは、全く違う言葉だが、英語ではニュアンスが近いのではないか。
もともと、"some"を「いくつか」というのが違うんだろう。
"some days"というのは、どれかの日、というニュアンスがあって、それが「いくつか」になるのかもしれない。
一日だったら、one day。
どれかを選べるということは、二日以上だから、結局「いくつか」になる。

そんな風に勝手に考えている。

言葉の違いというのは、意味の違いであり、世界を切り分ける言葉の種類をどうやって選ぶか、ということになる。
だから、厳密にいうと、言葉が違えば、世界の見え方も違わざるを得ない。

日本では虫の声というと、色々ある。
チンチロリンとか、リーンリーンとか、ガチャガチャとか、虫ごとに違う声を割り当てている。

これが英語ではchirpという言葉でひとくくりになるらしい。

日本の秋の虫の声がひとくくりで、同じ言葉になるとすると、だいぶ世界が変わる。

そういうことを考える上でも、外国語を習うのは価値があると思う。


| | 英語 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
Carbon-copy
メールを出すとき、宛名は"To"だ。

写しは"Cc"と書いてある。
これは、Carbon copyの略。
昔はカーボン紙をひいて、写しをとったから、その名残か。

Toで送る人と同じ内容を写しでその人にも送る。

こないだドラマを見ていたら、They are carbon-copies each other と言っていた。

字幕は「彼らは口裏を合わせた」というもの。

Carbon copyが動詞になっている。

同じ事を繰り返すという意味だろう。

訳すと、口裏あわせという意味になる。

まだ英辞郎には出ていなかった。

電子メールが一般化して、よく使われるようになり、動詞になったのか…。



| | 英語 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
I was underestimating you
君を見くびっていたという言葉。

"estimate"は見積もるという意味で、それに"under"がついて、下に見積もるという意味になる。
過小評価する、という辞書の意味。

ドラマの中で話している時は、たいがい、いい意味に使われる。

どちらかよく聞き取れないが、過去形だろう。
現在形では良い意味にはならない。

そうなると、おそらく"overestimate"というのは、買いかぶるという意味になる。
これも、過去形で"I was overestimating you"というと、口ほどにもないヤツ、というような意味になる。

こういう言葉は、訳が難しい。

同じ、underestimateでも、場面によって、君を見くびっていたよ(ありがとう)という意味になったり、なかなかやるな(感心)となったりする。

こういう言葉を使えるようになると、英語自体を楽しめるようになるのだろう。
そういう言葉の使い方はなかなか教えることができない。

言葉は難しい。


| | 英語 | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
You should stay out of this
これは、あなたの関わるべきことではない、という意味で使っていた。
直訳は、あなたはこのことの外側にいるべきだ、という意味。

木枯らし紋次郎の決まり文句に、「あっしには関わりのねえことでござんす」というのがあったが、それはIt is none of your businessと覚えた。

それよりもニュアンスとしてゆるいが、きっぱりとした感じがある。
関わってもいいけど、それはオススメしない、という感じ。

英辞郎を見ると、stayという単語はいろいろと使える単語のようだ。
でも、日本語にstayという言葉に1対1で対応するものがないので、どうしても使いにくいのかな。

stay with usというと、チャンネルはそのままで、という意味で使う。
番組の最後に言われるのだ。

同じような言葉に、stay tunedというのもある。
チューニングはそのままで、ということで、こちらはラジオで聞くことが多い。

stay out of my wayというと、私の邪魔はするな、という意味。
stay in officeというと、事務所にとどまるという意味から、現職にとどまるという意味になる。

Let's stay friendsは、あまりうれしくない言葉。友達でいましょう、というやつ。

意味はわかるが、使えない。

そういう単語ではないか。

You should stay out of this.

覚えておこう。




| | 英語 | 02:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
We are made for each other
ドラマの中で、決めゼリフがこれだった。

お互いに惹かれあっている男女がいる。
しかし、なかなかうまくいかない。
近づいては、仲違いし、お互いにののしり合う。
そして、しばらくして、仲直りする。


そこでいうセリフが、これ。
We are made for each other.
ぼくらは運命の糸で結ばれている、という字幕だった。


こういう表現もあるのか。

いつかは、うまくいくかな、という感じでドラマは進む。
いまだに、どうなるかはわからない。



| | 英語 | 01:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
Placebo question
プラシーボ効果というのは、偽薬の効果のこと。

新薬の開発時に、被験者を2つのグループに分けて、半分には新薬を、半分にはただのビタミン剤を与える。
両グループにどの程度差があるかで、薬の効果をみる。
新薬だ、という心理的効果を消すためだ。
効く薬というだけで、うそでも治る人もいるので、それを差し引くためだ。

世の中には、別にウソをつくつもりでも、不真面目ではなく、薬を効くと信じて治る人が一定数いる。

そのplaceboという単語を使って、placebo questionという言葉を聞いた。
ドラマの中で、刑事が言っており、「サクラの質問」という訳だったと思う。

いくつか質問するうちで、どうでもいいというか、にぎやかしで出した質問という意味だ。

この使い方は英辞郎には出ていない。
ほとんどの用法は、薬の治験に関するもの。
placebo questionというような類のものはなかった。

placeboというのは、どうでもいいというようなニュアンス。
当て馬のという感じもあるだろう。

おざなりに何か聞いて、答えをもらう場合、placebo questionと言えばよいように思う。

新しい用法だ。


| | 英語 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
Keep open-minded
ドラマを見ていたら、検察官と弁護士が話す場面があった。
弁護士が検察官に頼み事をする。

そんな狭い了見では困る、もっと広い心を持って…、という時に使ったのが「Keep open-minded」。

オープンなマインドで、という言葉、そのままの意味だろう。
英語でも、開かれた心、というふうに言うらしい。
いや、英語の方がこういう表現は先なのか。
翻訳されて日本語になったのかもしれない。

このmindedという単語は頭にいろんな言葉をつけて、〜の心で、という意味になる。
英辞郎というWeb上の辞書で引いてみると、351もでてきた。

budgetというのは、予算という意味だが、budget-mindedというと、せこい、という意味になる。
double-mindedというと、二つ心がある、ということで、決心がつかない、という意味。

なかなか面白い。

career-mindedというのは、キャリア指向という意味。
したがって、日本語のキャリアウーマンというのは、career-minded womanか…、と思ったらマチガイ。
あくまで、career-minded womanはキャリア指向の女性という意味になる。

キャリアウーマンという英語は、「ビジネスの第一線で活躍する女性」という意味になる。
日本語もそういうイメージだ。

和製英語も入り交じって、ややこしい。




| | 英語 | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
Positive
最近イギリスのドラマを見ていたら、肯定の返事に、「ポジティヴ」という場面がある。
ドラマを見ていると、Yesよりも強く肯定しているような感じがある。

"Positive"と答えている時は、「強くそう思う」というふうに聞こえる。

”Positive”という言葉は、「前向き」という意味以外にも、極性のプラス(+)という意味もあるし、陽性、という意味にも使われる。

反対はNegative。
もちろん、「後ろ向き」という意味で、極性のマイナス(ー)、そして、陰性という意味。

通信用語、という事も辞書には書かれているから、無線でYes、Noの代わりにPositive、Negativeと言うのかもしれない。

アメリカのドラマではあまり聞かないが、イギリスのドラマではよく聞く。

きっと、イギリス人とアメリカ人はお互いに言葉で区別するのだろう。

子音の強さなど、アメリカ英語とイギリス英語は違うが、お互いにマネしようとしても、きっとばれるんだろうなあ。

たしかに、関西の芸人が東京に行っても、言葉がオカシイからばれる。
お互いのスラングもちょっと違うし、アホとバカは使い方が違うし、箸と橋も違うからなあ。

ニューヨークではイギリス人はバカにされるし、ロンドンではアメリカ人はバカにされるんだろう。
昔見た、English man in NewYorkという映画を思い出した。

この映画では、HelloとHiが最初に出てくる。
イギリスでは、Hello、アメリカでは、Hiというのが挨拶。
いきなり、イギリス人がアメリカ人に挨拶はHiだ、と言われているシーンから始まった(ハズだ)。

言葉はむずかしい。

| | 英語 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
shotgun wedding
またドラマを見ていて出てきた言葉。
「できちゃった婚」の事をshotgun weddingという。

辞書をひくと、「必要に迫られて行う妥協」という意味もある。
なかなかうがった意味だ。

洋の東西を問わず、できちゃった婚はある。

まあ、ない方がオカシイ。
一夫一婦制のキリスト教だから、あって当然。

そういえば、shotgun weddingには、「花嫁の父からショットガンを突きつけられることから」と書いてあった。
なるほど。さもありなん。
結婚しないと撃つぞ、ということになる。

辞書でみると、「見合い結婚」もある。
an arranged marriageというらしい。
恋愛結婚はa loving marriage。

an arranged marriageではshotgun weddingはなかっただろうが、なんとも物騒な言い方。

覚えておこう。

| | 英語 | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
Lifeline
海外のドラマを見ていて、こんなセリフがあった。

Please show your lifeline.

どういう意味か、わかりますか?

手相を見せてくれ、ということらしい。
言われた女性が手を出していた。

「手相」を辞書で引くと、「the lines on one's palm」と書いてある。
「lifeline」は生命線のことで、運命線は「the line of fate」、感情線は「the line of heart」。
日本では一般的な、知能線や結婚線は辞書には載っていない。

あまり手相というものが一般的ではないのか。

lifelineを見せてくれ、というのは手相を見せてくれという意味になるのかもしれない。

指紋はfingerprintといって、英語でも一般的。
この指紋で個人を特定できるというのは、東洋の知恵だ。

掌紋もきっと役に立つと思うのだが、指紋で代用できるからあまり関係ないのだろう。
そういえば、今は手のひらの静脈のパターンで認証したりしている。

手相が運命を表すというのは、キリスト教ではあまり受け入れられないのかもしれない。
もちろん、手相と運命には何のつながりもないと思う。
でも、それを信じるかどうかというと、宗教が関係してくるだろう。

一人ずつ違う、というところに意味がある。
生命も運命も感情も一人ずつ違う。
手相をそれを結びつけるところが東洋的なのかもしれない。

英語では生命線、運命線、感情線の3つ。

Please show your lifeline.

日本人がこの言葉を言ったら、東洋の神秘と思われるかもしれない。


| | 英語 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
We are the worldish?
2008年くらいのドラマを見ていたら、"We are the worldish?"と聞く場面があった。

聞いた人は30代前半。

「We are the world」というチャリティが実施されたのは、1985年。
アフリカの飢餓と貧困を救うのが目的。
「We are the world」という曲を、たくさんのミュージシャンで歌って、レコードやビデオで収益を上げた。
レコードやビデオの売り上げの印税分6300万ドルは、全て寄付されたとのこと。
6300万ドルというと、約63億円。
すごい額だ。

この言葉をどういう意味で使っていたかというと、「わざとらしい」という字幕。
なるほど、あの時のチャリティに参加したミュージシャンはたくさんいたし、ビデオにもなった。
目的は本当にチャリティか?というようなうがった見方もできる。
わざとらしい、という人もいたのだろう。

メイキングのビデオを、当時よく見た。
あの頃の有名なミュージシャンが総出で、レコードの片面全部の曲をメドレーで歌う。

シンディ・ローパー、スティーヴィー・ワンダー、ホール&オーツ、レイ・チャールズ、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、ビリー・ジョエル、ポール・サイモン、ライオネル・リッチーというようなそうそうたる面々。

何日かにわたって、別々に録っていた。

ぼくもレコードを持っている。

We are the world
We are the children

あのフレーズはあの頃洋楽を聴いていた人なら、覚えているだろう。

それが「わざとらしい」、という意味で使われる。

Is it we are the worldish?
直訳すると、ウィーアーザワールドみたいか?という意味。

それほど、歴史に残るイベントだったという事だろう。
みんなが知っているからこそ、別の意味も出てくる。

しかし、日本では30代前半の人には通じないだろうなあ。


| | 英語 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
Have you ided him?
ドラマを見ていたら、こんな英語が聞こえてきた。

Have you ided him?

"ided"というのは、idの過去形。
idしたか?という意味だ。

アイディーという言葉、今では日本でも通用するようになった。
よく事務所でみんなが首からかけているヤツ、あれをIDカードという。
昔は社員証などと言っていたが、今はIDという方が一般的。
社員証はどちらかというと対外的なものだが、IDというのは社内で個人認証のために使う。
門から入る時や、ある区域に入る時にIDカードをかざしたり、読み取り機に通したりする。
だれが、いつ、どこで、何をしたか、記録に残る。

機密が漏れたら、誰のせいか特定できる。

したがって、Have you ided him?は彼をidしたか?という意味になり、彼を個人として特定したか?ということになる。

英語でもそんなふうに使うのか。

「お茶する」という日本語と同じ発想だろう。

なかなか面白い。



| | 英語 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
So life goes on
そして、人生は続く。So life goes on.

何かのイベントが終わって、また人生に戻っていく時に使う言葉。
ドラマでも、あるエピソードが終わった主人公が、立ち去る時にナレーションで言っていた。

なかなか粋な言葉。

これには英語の諦観があると思う。
何かをあきらめて悟るという感覚。

何があっても、時間は流れていく。
これだけは止められない。
So life goes on.

昨日書いたことだが、人生は選択の連続。
いつも何かを選ぶということは、何か選ばなかったものがある。
その選ばなかったものは永遠に戻らない。
同じ時、同じ場所で、違うことをやり直すことはできない。

そんな気持ちが、この言葉には入っているような気がする。


| | 英語 | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
I cross the boundary
一線を越えるという表現は英語にもあるらしい。

I cross the boundary とドラマで言っていた。

罪を犯したのを見逃してほしい、と頼む医者。
それはできない、という看護婦。
もう二度としないから…、と懇願する。

しばらく後で、もう一度部屋の外で会う。
その時の医者のセリフ。

悪かった。私はしてはならないことをした。
これが、"I cross the boundary"

boundaryとは境界のこと。
「私は境界を横切った」ということだ。
これが頼んではいけないことを頼んでしまった、という意味になる。

結局私は言うことができなかった、という看護婦。

ドラマでよくあるシーン。

こういう場面で、I cross the boundary が使われるのか。

覚えておこう。




| | 英語 | 00:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
You know what I mean?
You know what I mean?

ぼくの意味するところはわかるだろ?という意味。

説明がややこしいとか、途中まで話して、あとは面倒だ…というような場合によく使う。

この手の確認は日本でも同じだが、あまり一般的ではないと思う。
日本では以心伝心という文化があるからか。
当然、わかるよね、という言わずもがなのことはあまり言わない。

でも、西洋人はしょせん人は孤独だと思っている。
私とあなたでも通じ合うことは難しいのに、第三者のことは全くわからない。
だから、You know what I mean?という。

たいがい、答えはYesだ。

でも、それを確認する文化と、確認しない文化では、全く違う。

その代表がこの言葉だと思う。

| | 英語 | 14:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
Your future is whatever you make it
こないだ、ドラマの中で言っていた言葉。
未来はあなたが作るもの…という訳だった。

語順を変えると、"You make your future whatever." ということだから、自分の未来はいかようにも作れるということになる。

未来はそんなに簡単に作れるものだったのか。

一方、未来ではないが、destinyという単語がある。
これは運命という意味。
起こるべくして起こった未来、ということだ。

futureは単なる時間の流れであり、それがdestinyになったり、whatever you make itになったりする。

whatever you make it (自分で作る未来)が 結局はdestiny になるのかもしれない。
起こるべくして起こったということは、自分の努力がみのったということになる。

してみると、whatever you make it は積極的に(未来を)作る、というニュアンスも含まれているのかもしれない。

そうなると、Your future is whatever you make it というのは、「未来は君が頑張って作るもの」と言ってもいいのか。

そんなふうに考えると、言葉を訳すのは難しい。
まだ手で触れるもの(リンゴ−appleなど)はわかりやすいが、未来とか運命とか、手で触れないものを考えると、そのニュアンスを伝えるのが大変だ。

ドラマの中の文章一つでもこれだけ悩むのだから、本当に1冊の本を訳そうとしたら大変だろう。

学術文書などはまだマシだが、小説は難しそうだ。

実際に翻訳の小説がたくさんあるが、あれらの本はどのくらい意味を正確に伝えているのだろう。

100%伝えることはあり得ない。
「雪国」や「坊ちゃん」のニュアンスが翻訳で正確に伝わるというのは、日本語を知っているぼくらが考えても、むずかしいだろう。

もしも、バイリンガルの作家がいて、一つの作品を英語で書き、それを自分で翻訳したらどうなるのかな。
ほとんど意訳で、文章は違うが、同じ作品だというかもしれない。

人間は言葉で現実を切り取って理解している。
言葉が世界だと言ってもいいだろう。
その切り取り方の違いが、言語の違いになる。

だから、翻訳はむずかしい。



| | 英語 | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
Always be prepared
Always be prepared.

「そなえよつねに」、ボーイスカウトのモットーである。
一時期、ボーイスカウトの下部組織であるカブスカウトのお手伝いをしていたこともあって、これについていろいろと調べた。

普通は、以下の意味。
これは山口県のボーイスカウト連盟のページから取ってきた。
---------
そなえよつねに  
ボーイスカウト以上のスカウトと指導者のモットー(標語)。

スカウトは何事に対してもいつでも必ずやり通すという準備を常にしておく、という意味である。
スカウトはいつも心にも体にも、技にもすきのないよう、どんなことにでも応じることができる心構えをもって「さあこい、準備はできている」ということを意味する。

そのため、スカウト技能はどんなことでも役立つよう、準備のために日頃から訓練をしておくのである。そしてまた、将来社会に出ても、よい公民としての準備が整った人物になるために、スカウト教育を身につけるという意味をもつ。

--------

どうも、パッとしないなあ…と思っていたら、アメリカのボーイスカウトのサイトにこんなのがあった。
ちなみに、ベーデン・パウエルというのは、スカウトの創始者(イギリス人)。

英語で書いてあったので、これを訳すと、こんな風な意味だと思う。

---------
そなえよつねに
ボーイスカウトのモットーである。

「一体何にそなえるんですか?」とスカウトの創始者であるベーデンパウエルに、尋ねた者がいる。

「何?いつもやっている事にだよ。」

隊でやっている訓練は、スカウトのモットーに恥じることが無いように、という意味でやっている。
誰かが事故にあったとき、応急措置を知っていれば、そなえよつねに、といえるだろう。
人命救助訓練をしていれば、泳げない人が深みに落ちても救うことが出来るだろう。

しかし、ベーデンパウエル卿は非常時の備えばかりを考えていたのではなかった。
全てのスカウトが生産的な市民になること、そして、他の人たちに幸せを与える、ということに対して、「そなえよつねに」と考えていたのだ。
スカウトの一人一人が、精神的にも、肉体的にも、いつでも、どのような苦闘にも立ち向かい、そして、どのような挑戦が前途に待っていようと、強い心でそれを迎えることが出来るように、「そなえる」事を望んでいたのだ。

「そなえよつねに − 人生のために」
幸せに生き、後悔をせず、自分が最善を尽くした、ということをわかること。
これがスカウトのモットーが意味するものである。 

---------

この「自分が最善を尽くした、ということをわかる」というところがミソ。

つねにそなえているから、自分が最善を尽くしたと言えるのだ。

Always be prepared.

なかなか難しい。


| | 英語 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
Long time no see
Long time no see というのは「久しぶり」という意味。

こないだ、ドラマで初めて使っているのを聞いた。
監獄に入れられた男に、捜査官が会いに行って、そこで言う。
"Long time no see!"

このセリフ、「久しぶり」という以外に何か意味があるのだろうか?

ぼくも何度か使ったが、全然反応がない。
発音が悪いのだろうか?

…と思って調べてみると、このLong time no seeは中国語からできたらしい。

そういえば、違和感があるフレーズだ。
no see というところは、not seeのハズであり、Long time no seeというのは文法的におかしい。
でも、日本人には直感的にわかる。
正しくは、"I haven't seen you in a long time!" と言うらしいが、それよりも、"Long time no see!"の方がわかりやすいのだ。

中国語で「久しぶり」という言葉が、そういう語順で並んでいるのだろう。

ということで、あまりフォーマルな英語ではないとのこと。
まさか日本人が使うと思っていないので、通じなかったのかもしれない。

これの変形で、Long time no hear とか、Long time no talk とかもある。
メールで書くときは、相手がアメリカ人なら通じるだろうということだった。

電話でアメリカ人相手に使ったのだが、それが悪かったのだろうか…。(ただし、もう10年ほど前)

しかし、このLong time 何とか というフレーズは、長いこと何とかしてなかった、という意味で日本人にとっては覚えやすい。
no+動詞というのがミソ。

でも、これが普通だと思ったら大間違い。


| | 英語 | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
Have a hunch
またまた、ドラマで出てきた英語。
何度か聞き覚えがあった。

何かあって、どうもおかしい、というときに何か思いついて、"I have a hunch"とか、"I got a hunch"とかいう。

hunchというのは、虫の知らせとか、直感という意味。

"I have a hunch"で「なんだか予感がする」というような意味になる。

どうして、そうするのか?と聞かれたときに、"Got a hunch"と答えたりする。
字幕では、「直感だ」と訳されることが多い。

しかし、「虫の知らせ」という単語が英語でもあるのか。
日本語では虫の+知らせで二語だが、hunchは一語だ。
まあ、虫の知らせという言葉が英語でそのままあるわけもないし、語数に関係はないのだが、でも日本語でいうと虫の知らせになるというのが面白い。

日本では虫が知らせるが、アメリカではhunchのひとこと。

そういえば、日本には虫が知らせるだけでなく、虫が好かないとか、虫の居所が悪いとか、虫が出てくる言葉は多い。
でも、これらの言い方を英語に直すと、虫はなくなる。
英語には、日本語の虫に相当するものはないらしい。

これはなかなか面白い。

でも、虫の知らせはhunchだ。

覚えておこう。



| | 英語 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
Timeless quesiton
timelessという単語、あまり馴染みがないが、意味はわかる。

時間がlessということは、時間の意味がない、ということで、永遠のとか永久のという意味。
CMで使われている、pricelessと同じlessの使い方だろう。

したがって、timeless questionは、永遠の疑問というような意味。
ドラマの中で、"Timeless question!"という場面があった。
ふーん、timelessという単語があるのか…、と思った次第。

英辞郎で調べてみると、永遠のという単語はたくさんある。

 aeonian
 ageless
 endless
 eternal〔物事一般の永遠性について使われる。〕
 everlasting
 perdurable
 perpetual
 sempiternal
 timeless
 undying
 unending

ABC順だが、こんなにたくさんあるとは思わなかった。
日本語ではどうだろうか。
永遠、不朽、とわ、とこしえ、不死…、11種類もあるとは思えない。

日本人に比べて、アメリカ人は「永遠」ということに関心があるのかもしれない。(アメリカのドラマだった)
しかし、おかしいなあ…。
キリスト教では時間は永遠ではなくて、どこかで終わるのではなかったか。

日本では輪廻の思想がある。
何度も生まれ変わるということだ。
魂は永遠に生きつづける。

どこかで終わるからこそ、永遠性にこだわるのかもしれない。

本当かな…?

| | 英語 | 00:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
Blackmail
Blackmailは動詞で、恐喝する、ゆするという意味。
名詞で、恐喝、ゆすりという意味にも使う。

この言葉、刑事ドラマでよく使われる。
mailという言葉がついていることから、メールが一般的になってからの新しい言葉かと思っていた。
blackmailというと、黒いメールで、いかにも恐喝、ゆすりという感じがする。
だが、予想が外れた。
mailは郵便の意味ではなく、地代という意味らしい。

もう一つは、autopsyという言葉。
検死・解剖のことだ。
autoとは「自分で」という意味。
調べてみると、この単語はaut+opsyになる。opsyはギリシア語で「見る」という意味らしい。
「自分で見る」から解剖という意味になる。
自分で自分を解剖はできないのだが…。

blackmailとか、autopsyとか、物騒な単語ばかりだ。

たまにはハッピーな単語も覚えないと。


| | 英語 | 01:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
Excuse me と I'm sorry
Excuse meはすみません、I’m sorryは失礼しますとか、ごめんなさいという訳が一般的。

日本語ではあまり意味は変わらないので、あまり気にせず使ってしまう。

でも、この二つは全く違う。

Excuse meは命令文。
主語のYouが隠れているのだ。
つまり、「あなたが私を許しなさい」という命令をしていることになる。
これは日本語ではあり得ない(許したらんかい という関西弁はあるが)表現だ。

一方、I'm sorryは「私はすまないと思う」という意味。
私が主語であり、詫びている主体は私である。

だから、I'm sorryとむやみに言ってはいけないということになる。
間違いやミスを認めたことになるからだ。

とりあえずExcuse meなら私のことは言っていない。
あなたに許しなさいと命令しているだけだ。

というのが、常識的に言われていること。

だから、I'm sorryという時は意識して言った方がいい。

でも、誰かが亡くなって、それを知らせる…という場面がドラマでよくある。

その時に、I'm deeply sorryなどという。
そういうドラマを見ていると、sorryには「残念だ」という意味の方が強いような気がする。

I'm sorryはもともと残念な気持ちを表す言葉だろう。
誰かが何かをなくした時、大切な人がいなくなった時、自分のせいで誰かが困ったことになったとき…、そんなときにI'm sorryを使う。

そう思っている方が正しいと思う。



| | 英語 | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
Make sense
それはリクツにあっている、という時It makes sense.という。

Make senseというのは、日本語にはない表現。

sense という単語にはいろんな意味がある。
感覚とか、気持ちとか、判断能力とか、認識とか、思慮・分別・常識とか、意義・価値・合理性とか…、すごく意味が広い。

だいたい、意味の広い単語は、日本語と意味の切り分け方が異なる単語だから、難しい。
英語を話す人がいちいち、このsenseはどれだろう?と考えながら話すわけはないから、一つの概念としてsenseという単語はあるのだろう。

これらの全ての訳語を統一する概念は何だろう?

「感じたり、知覚したりして、わかることやそのスジが通っていること」というようなことだろうか。

どうもしっくりこない。

それはsenseを作るということで、リクツに合っているという意味になる。

このsenseという言葉、こういうのが、一番むずかしい。

Make senseでリクツに合うという風に覚えないと仕方がない。

でも、それを使っているネィティブは、なんか頭の中にsenseのイメージがあるんだろうなあ。

こういうのが、語学の壁になるんだと思う。


| | 英語 | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
Have a style
ドラマを見ていたら、「彼は粋ですよ」というセリフがあった。

どんなふうに言うのかなと思ったら、"He has a style."という。
この場合のaは「たくさんあるウチのひとつ」という意味だろう。

彼には一つのスタイルがある。
彼には一つの流儀がある、と言うべきか。

「粋」というのは、関東の言葉とされる。
意味は、「身なりやふるまいが洗練されていて、格好良いと感じられること。また、人情に通じていること、遊び方を知っていること」。

鬼平犯科帳を読んでいると、主役の長谷川平蔵のふるまいを粋だと思う。
密偵へのいたわり、仕事へのこだわり、役職に対するいさぎよさ…、ひと言でいうと、粋だ。

作者、池波正太郎が愛したものだろう。

styleという言葉で表せるとは思わないが、このドラマではいい感じだった。

He has a style.

そんなふうになりたいが、なりたいと思ってなれるものではない。

何か、ゆるぎない生き方の哲学を持っていないといけないと思う。

それが"style"の元になるものだ。

ぼくはまだまだそんな境地にはいけない。

一生かかっても、ムリだろう。

でも、中にはいける人がいる。
どこに違いがあるのか…。




| | 英語 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
The last man to tell a lie
次男が英語の問題がわからないという。

He is the last man to tell a lie.
直訳すると「彼はウソをつく最後の男だ」。
日本語にすると、「彼はウソをつくような男ではない」となる。

The last man to tell a lieがわからないらしい。
結局彼はウソをつくのだから、訳はウソをつかないというのはオカシイという。

「ウソをつく、最後の男だ」から、ウソをつかないという意味だ、と言ってもわからない。

こういうところが、文化の違いなんだろう。
日本語にはそういう言い回しがない。
”the last man” の重みがわからないのだ。
the lastというのは文字通り、最後であって、世界中の人が全部ウソをついても、彼は最後の一人だ、というニュアンス。

そういう意味だと思う。


| | 英語 | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
Ladies and gentlemen
英語でオープニングの決まり文句は、Ladies and gentlemen。
お集まりの紳士淑女のみなさん…という意味だ。

これがなぜ紳士淑女なのか。
おかしいと思いませんか。

英語の語順は、淑女紳士なのに、普通は紳士淑女という。
これは、明治時代の名残なのだろうか。
明らかに、順序が逆転している。
女性に参政権がなく、男性が強かった時代。(本当の事はわからないが…)

今までLadies and gentlemenを、紳士淑女と訳していて、おかしいと思わないといけない。
でも、淑女紳士と訳したら、バツをつけられそうな気もする。

そんなに深い意味はない、という人もいる。
単にGentlemen and ladiesとは言いにくいだけ、ということらしい。
まあ、確かに逆は言いにくいような気がする。
でも、耳になじんでないだけで、どっちでもいいような気もするけど…。

紳士、淑女という言葉は、元々の日本語になかった言葉ではないか。
英語が先にあって、その訳語としてできた。
もしそうなら、やっぱり意図的に紳士が先、という事になったんだろう。

こういうちょっとした訳語に、文化は表れるのだと思う。
そして、それは気づきにくいものだ。
ぼくも長いこと紳士淑女と訳していて、何の疑いもなかった。
こういうところに、すっと気づく人になりたい。

それが、語学のセンスなのかもしれないなあ。



| | 英語 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
I could have danced all night.
有名なミュージカル、マイ・フェア・レディの中の曲。

「踊り明かそう」という邦題がついている。
ぼくは、マイ・フェア・レディは見たことがないが、この曲は知っている。
時々、頭の中で鳴る。

オードリー・ヘップバーンが主演。
この頃のオードリーはとてもきれいだった。
モンロー派とオードリー派に分けるとすると、ぼくはオードリー派である。
何ともいえず、上品な人だ。

この題名をなぜ覚えているかというと、仮定法過去完了…だったかな、とにかく
could+have+過去分詞という形のタイトルだからだ。

これは、踊り明かそう、という意味ではない。
一晩中踊れたらよかったのに…、という意味だ。
踊れたはずなのに、踊れなかった…というニュアンス。
これが仮定法過去完了。
〜できたらよかったのに(できなかった)という構文。

これは、覚えておいて損はないですよ。

I could have danced all night.

一晩中、踊りたかったのに…。




| | 英語 | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
Defencive
ディフェンスという言葉は、時々使う。

守るということだ。

自衛隊の「自衛」にあたる言葉は「Self difence」ということになっている。
ディフェンスは「防御」という意味で、オフェンスの「攻撃」とワンセットで使われる。

でも、Difenciveという言葉はあまり使わない。
「防衛的だ」というような意味になるが、使ったことがない。

防衛的…、日本語でも使わないなあ。

と思っていたら、今日のドラマで使っていた。

亡くなった妻を思っている父親とその息子。
ガレージに遺品を置いているが、その箱は捨てられない。
その遺品を偶然見つけてしまった息子と、そこにあらわれたお父さん。

これは遺品の箱だといわれ、お父さんはそれを隠していたことをいう。

「それは、捨てられない」

そう言って、立ち去った。

その時のお父さんを言いあらわす言葉が「Difencive」。
あとで、次男が長男に説明する。

「それで、親父はどうだった?」
「ばつが悪そうだった。(Very difencive.)」

そんな会話がかわされる。

なるほどな…。そんなふうに使うのか。

自分を守るのに精一杯で、人のいうことなど聞けない…そんな意味になるのだろう。

だれしも、そんな時がある。

日本語には、ひと言であらわせる言葉があるだろうか…。



| | 英語 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
I have a theory.
字幕のドラマを見ていたら、犯人はどうやって殺したのか…という場面があった。

いろいろと可能性を考える。

その時、人差し指を立てて、「推理したの」と女性鑑識官が言う。

英語では" I have a theory."と発音されていた。
そういうふうに訳すのか…と思うべきか、それともそういうふうに言うのか…と思うべきか。

「私には、一つのリクツがある」という意味だろうと思う。
それは、日本語に訳すと「推理したの」となるのか。

訳した人のセンスはすばらしい(プロだから、当然か)。

こういうのが、なかなか言えない言葉。

場面を想像すると、I have an idea.くらいなら言えるかもしれないとは思う。

でもセオリーという言葉はすでに日本語になっていて、「理論」という意味が当てはまっているから、"I have a theory."はどう考えても出てこないだろう。

セオリーは、「バッティング理論」というような時に使う言葉になってしまった。

こういう言葉の意味のズレ、バイリンガルだったら、どうやって対処するのだろうか。

セオリーとtheoyは別の言葉になるんだろうか…。



| | 英語 | 01:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
Politically correct
いつの間にか、−manが-personに変わっていたという言葉がたくさんある。

社長のchairmanがchairpersonに、キーマンのkeymanがkeypersonに、ビジネスマンのbusinessmanがbusinesspersonになっている。

これは、-manが女性差別にあたるとしてコトバを言い換えたほうが、選挙では票がたくさん入る…ということから、「政治的に正確な…politically correct」言い方になるということから出てきた言葉。

それが転じて、「偏見のない」という意味になっているとのこと。

「man」には「人間」という意味と同時に「男性」という意味もあるから、ややこしい。

他にも、「太っている人」は「gravitationally challenged」とかいうらしい。
重力に挑戦している人ということだろうか…。

年寄りは「chronologically gifted」。
時が経つことに恵まれた人ということになる。

同様に、背の低い人は「垂直方向に挑戦している」人であり、背の高い人は「垂直方向に恵まれている人」という言い方になるらしい。

ただし、マンホールをパーソンホールに言い換えるというのは、やりすぎではないかということだ。

…こういうのは、難しい。

日本のクレヨンに「肌色」という表示がしてあるのはダメか?という議論をしているページもあった。

ポリティカリーコレクトな言葉は大事だと思う。

日本語にもたくさんある。

ぼくも、いくつか自分で使わない言葉は決めている。
もちろん、使う場によるのだが…。

その言葉に罪はないのだが、環境が変わったからスミマセン…と思う。

言葉を使わないことで、その意識までなくなればイイのだが、そんな簡単なものではないのではないか…という否定疑問文は消えない。




| | 英語 | 20:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
Yob
イギリスの探偵もののドラマを見ていたら、「ヨブ」という言葉が出てきた。
女の子の探偵が、「君たちyobは…」と男の子たちに言う。

聖書にあるヨブが出てくるような場面でもなかったので、”yob”で調べてみたら、そういう言葉があるという。

語源が面白い。
”boy”を逆から読んで、”yob”。
こんな作り方もするのか…とビックリした。
3文字くらいだから、もとの意味をたどりやすいからかもしれない。

意味は、ひっくり返った少年だからか、「不良」という意味になる。

まだオックスフォードディクショナリーに載っていないが、イギリスでは使われているとのこと。
1年前のyohoo answersにアメリカ人らしき人が、yobとは何のこと?と質問していた。

綴りをひっくり返すのは、日本のジャズメンがやっていた。
ジャズはズージャ、マネージャーはジャーマネとかいうやつ。

タネの反対でネタというのもその類だろう。
今ならネタがタネからできたということを知らない人も多いと思う。

抜群をグンバツと言うのは、もうオジサン言葉になってしまったのだろうか?
70年代くらいに出てきたような気がする。

ひっくり返しではないが、「チリツモ」というのはよく使った。
「塵も積もれば山となる」の略だ。

何か問題があったときに、「これさえ抑えたら、解決できる」という要因を探す。
でも、難しい問題ほど、そういう決定的な要因が見つからない。
だからこそ、難しい問題なのだろう。

そんなとき、「これはチリツモやなあ」という。

地道にがんばらないとしかたない、という意味。

これももう若い人には通じないかもしれないなあ。



| | 英語 | 09:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
"a"と"the"
英語の教科書の最初に出てくるのが"a"である。

"This is a pen."で始めた人も、"I am a boy."で始めた人も最初のページに出てくる冠詞の"a"。

「ひとつの」とか、「ひとりの」とか…そういう意味だと習う。

最初のページに出てくるのに、最後までわからないのがこの"a"だろうと思う。
日本語に冠詞というものがないし、複数とか単数とかいう概念がないから、仕方がない。
わかりようがないのだ。

少したつと、今度は"the"が出てくる。
「その」というような意味だと習う。
"the book"は「その本」という意味で、話の中ですでに出てきていて、限定するときに"the"を使う、というようなことを習った。
だからといって、毎回"the"を「その」とは訳さない…。

そのうちに、たくさんあるもののうちの一つは"a"だ、などという解説に出くわす。

"a dog"というと、犬はたくさんいるが、そのウチの一匹だ。"dogs"とあったら、「犬というもの」というふうに、犬という種全体を表すのだという。
また、地球は一つしかないから、"an earth"とは言わない。"the earth"という…だんだんわからなくなる。

学校は"school"で"a"はつかない。学校という機能を表すのだという。
"a school"とか、"the school"というと、学校の建物を表す…困ったものだということになる。

ややこしいから、何でも自分のものは"my"をつけて、ぼくの鉛筆とか、ぼくの本とか…そういうことにして、"a"や"the"を避ける方が楽だと思う。わからないものは、使わぬにかぎる。

きっと、聞いている方は所有欲の強いヤツだと思うのだろう。
何でも、「ぼくの」をつけるのだから。
でも、日本語には"my"はあるので、わかりやすい。

「ぼくは、ぼくの鉛筆と本を持って、ぼくの学校に、ぼくの自転車に乗って行きます」

おそらく、一生かかっても、何気なく使われる"a"と"the"の細かいニュアンスはわからないと思う。

いま、「アメリカ人語」という本を読んでいる。
この中に、"a"と"the"の違いについて書いてあった。

読んだ時は「なるほど」と思うのだが、しばらくたつとわからなくなる。

とにかく、英語を話す人たちは"a"と"the"によって、かなりの意味を感じとっているということらしい。

冠詞など、適当につけているのだろうと思ったら、大きなマチガイのようだ。

最初のページにあるものが、一番難しい。
だから、教科書のあとのページでちゃんと説明できないのだろう。

せめて、どこかで「これは難しい」と言ってくれたらよかったのに…。

なぜ難しいかという説明すら難しいから、避けて通ったのだろうか。




| | 英語 | 00:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
Silver lining
ことわざというのは、人間が作ったもので、生活に結びついているから、どこの国の言葉でも似たようなものがある。

「百聞は一見に如かず」は、"Seeing is believing"ということになる。
同じようなことを言っている。

でも、似たようなものがないものもある。
ある本で読んで、すごく気に入った英国のことわざがそれだ。

Look for a silver lining in the dark cloud.

「雲というのは、日をさえぎる暗いものだが、その裏側は日に当たっていつも輝いているから、それを探しなさい」という事。

もうすでに英国ではあまり使われない言い回しのようだが、苦境に立たされても希望を捨てず、物事の明るい側面を見るように努めなさいという楽天的な考え方の勧めで、英国人らしいなあ、と思っている。

Silver lining のライニングは服の裏地などに使う言葉。

「銀のライニング」という言葉が、いかにも太陽の側から見た雲の面を表しているようで、すごく印象に残る。

雲の裏側は、銀色に輝いているような気がしませんか?

暗くて、どんよりした曇天の裏側は、いつも銀色に輝いている…想像すると救われるような気になる。


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