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2012.10.27 Saturday
層別
この言葉、ぼくはよく使うのだが、あまり一般的ではないらしい。
英語でいうと、Classificationという言葉になると思う。 辞書では、「調査・販売などの対象とする全体を、ほぼ同じ階層の集団に分けること」ということになっている。 あまり世間の人は使わないのか、変換しても最後の方だ。 しかし、品質管理のことを知っている人はよく使う。 データーを一つ一つ見るのではなく、かたまりで捉え、分ける、というような意味だ。 その作業を層別、という。 データー一つ一つには意味がない。 一つだけ飛び抜けたデーターがあれば、特異点として扱うことが多い。 それに意味があることも多いのだが…。 より一般的な分析をするためには、層別を行う。 データーをどのような塊に分けるか、ということだ。 データーはいろいろな属性を持っている。 どの特性を層別に使うか、どれとどれを組み合わせるか…。 これが分析の肝になる。 単に時系列に平均と標準偏差をとって並べていくのは、常にやっていること。 それで何か問題が起こったときに、過去にさかのぼってその予兆がなかったかどうかを調べる、というようなことをやる。 ラインが複数あれば、ラインに層別する。 シフトがあるなら、シフトごとに層別する。 材料のロットが違うなら、ロットごとに層別する。 こんな風にして、品質管理を行う。 実際にはもっと高度なことをやっているのだが、簡単にいうとこんな感じだ。 |
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