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2020.11.24 Tuesday
議事録作成マシン
「自動文字起こしボイスレコーダー」というのが出た。
このレコーダーで録音したら、データーはWIFI経由でクラウドに送信され、AIが自動でテキストデーター化するという。 それを専用アプリでスマホで受信できるというものだ。 もちろん、スマホでなくても、パソコンでもいいのだろう。 こういうのを作るのが、日本らしい。 アメリカや中国の会社なら、そういうアプリを作っていきなりスマホでやると思う。 でも、日本人は専用機を作りたいのだ。 ワープロ専用機がそうだった。 オアシスとか、書院とか、パソコンによる文書作成が一般的になる前、日本では一世を風靡した。 ぼくも1台持っていた。 2行だけ、モノクロの液晶で表示できる。 90年代だったかな。 いろいろと進化を遂げて、当時のパソコン並のカラーディスプレイを備えるものも出た。 ネックはネットワークに対応していなかったことだ。 フロッピーでデーターを移動はできたが、結局パソコンの能力が上がって駆逐された。 よくできた電子タイプライターだった。 このボイスレコーダー、スマホで完結できるのに、わざわざ専用機を仕立てた。 どれくらい売れるんだろうか。 ワープロ専用機は、90年代当時まだパソコンの能力が低く、ネットもインフラになっていなかったから、一時は流行ったが、今はネットもあるし、スマホもある。 ガラパゴスというか、意味がわからない。 開発側は、ボイスレコーダーが使いにくいというアンケート結果を出して、それを解決すべく作ったと言っているが…。 中核の機能はスマホのアプリだろう。 本体が19800円でクラウドの利用料が毎月1時間までのテキスト化なら無料だという。 30時間以内なら月額980円。 まあ、端末を売って儲けようということだろうなあ。 ほんとに売れるんだろうか。 |
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