考えたこと2

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シットコム
海外ドラマを見ていたら、休みの日に「90年代のシットコムを見てのんびりする」というセリフがあった。
シットコムとはなんだろう?、と思って調べた。

Web辞書には、

「sitcom」とは、"situational comedy"の略語で、特定の場面や状況で展開するコメディドラマの一種である。一般的には、固定された登場人物が織りなすユーモラスな出来事を描く。テレビやラジオなどの放送メディアで主に放送され、一部は映画やウェブシリーズとしても制作される。例えば、"Friends"や"The Big Bang Theory"などがその代表例として挙げられる。

と書いてある。

フレンズは全シーズン見たと思う。
ああいうのを、シチュエーション・コメディというのか。
古くは「奥様は魔女」、大人になってからは「ラバーンとシャーリー」など、海外のドラマをよく見た。

ドラマ観客の笑い声が入っているものもある。
ドラマの中では笑っているのに、なんで笑っているのかわからない場面もあった。
こういうのは、英語を学ばないとわからない。
聞き慣れない言い回しは、調べたりしたなあ。

80年代から90年代は仕事で英語もだいぶ使ったので、英検準1級を3回受けて通った。
あの頃はシットコムを聞いていても、少しはわかったのだが…。

吹き替えもあるし、字幕のもあった。
当時は字幕のを見たが、最近は吹き替えがあればそちらを選ぶ。
字幕はずっと見てないとわからなくて、他のことができないからだ。

だんだん、楽にしようとするようになる。
一時は英語ももう少し頑張りたかったが、もうそれも減退してきた。

それでも、仕事がなくなったら英会話を習いたいと思っている。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:00 | - | - |
算数・数学教育
冷泉彰彦というジャーナリストが「いつの間にかボロボロ 算数・数学教育を再建せよ」という記事を去年の10月に書いている。
それによると、日本の算数・数学教育はは「ボロボロ」だという。
ゆとり教育で一時は本当にボロボロになったのだが、「脱ゆとり」で戻ったかと思うと、そうでもないという。
今や日米で算数・数学の進度が逆転しつつあるらしい。

記事には、

「日本の産業競争力が失われ、いつのまにか国内総生産(GDP)世界3位の座から転落して今は4位だとか、一人あたりのGDPでは経済協力開発機構(OECD)加盟国中の27位、国際通貨基金(IMF)調査では32位まで落ちてきたのにも、この算数・数学教育の低迷という問題が深く根を下ろしている。」

と書かれている。

そこで6つの改善案を言っている。

1.ゆとり前にカリキュラムを戻すこと
2.プログラミングのスキルを上げるために論理性を強化すること
3.データサイエンスとしての統計学を高校で教えること
4.できる子を育てるために、横並びをやめること
5.入試で数学を扱うことと、文系の学生が3年間数学を学ぶこと
6.指導者の調達をいそぐこと

どれも正しいと思うが、ぼくが懸念するのは義務教育の段階でちゃんと教えるということだ。
数学は積み上げの科目だから、基礎がわかっていないと先に進めない。
要するに、小学校の算数をちゃんと出来ていないと、中学はわからなくなるし、中学が理解されていないと、高校の数学は出来ないということだ。

ぼくはたくさんの就活生を見てきたが、その多くは小学校の段階でつまづいている。
したがって、義務教育での学び直しが必要なのだ。

それを上の学校でやるのか、それとも小学校7年生でやるのか決めないといけない。

またそれ以前になぜそこで落ちこぼれが出るのか。
要は、割合などの概念をちゃんと身につくまでドリルする、ということができていない。
塾に行ったりした生徒はできるようになるのだろうが、学校では身につけるほどのドリルが不足している。

算数の授業時間数は若干減った程度だが、どうしてこんなにできないのか。

誰か調べてほしいと思う。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
ちいかわ
ぼくは見たことがないが「ちいかわ」というキャラクターがいる。
いわゆる、ゆるキャラの部類だろう。
これが今やハローキティなどの古参を抜く人気になっているという。

X(旧ツイッター)のアカウントのフォロアーは多く、増え続けているらしい。
グッズも人気があって、コラボしているところにはファンがたくさん来る。
ちょっと見てみたが、なぜ人気があるのかはわからない。
「不条理で不穏な世界観」で、単にかわいいだけではないところもいいという。

ハローキティは1974年生まれ。
当時は年商10億円だったが、80年代初頭には400億円になった。
現時点での総収益は11兆8千億円にもなっている。
上をいくのは13兆5千億円のポケモンだけ。
ただ、ポケモンは種類が多いが、ハローキティはそんなに種類がないので、キャラクターの単体としてはすごいと思う。

でも、今はちいかわの人気がトップ。

任天堂のどうぶつの森とか、ゆるキャラ系のゲームも増えているらしい。
ぼくはゲームはしないので、よくわからないが、そういう癒し系のゲームが好きだという学生もたまに来る。

日本はそういう不思議なキャラクターを作るのがうまいのだろうか。
ちいかわが、これからどれだけ成長していくのかはわからない。

家電、コンピューターなど、世界一だったが、今は見る影もない。
その代わり、カラオケ、マンガ、アニメは日本発のソフト・パワーだ。

これにゆるキャラも加わるのだろうか…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
のり弁2
去年の10月に「のり弁」という記事を書いた。

匿名の一般人がクラウドファンディングでお金を集めて、東京都とグルになって悪いことをやっている「若年被害女性等支援事業」を告発した件に関することだ。
匿名の方が情報開示請求をしたら、全くの黒塗りの資料が東京都から提出された。
見事に何にも残っていない。
これこそ、のり弁という資料。

もともと、小池都知事は公約に「のり弁やめます」と書いていたのに、その公約を勝手に削除して、自らのり弁を提出した。
情報公開を進めるという公約と反対のことをしている。
完全に意図的にやったことだ。
それだけでも弾劾に値すると思う。

実際、都の丸投げ、いい加減な税金投入、監査など見せかけ、というひどい無駄遣いや特定の団体に利益を与えていることをあからさまにするものだったからだろう。
それを見直すということもなく、続けていこうとする姿勢の現れだ。
告発する職員もいないのかと驚く。
都もグルだと思われても仕方ない。

今回、情報開示を請求した方が当然勝って、都知事が敗訴という処分が下った。
それは当然だと思う。

問題はそれがメジャーなマスコミで全く報道されないことだ。
NHKも民放も全く報道しない。
これは恐ろしいことだ。

民主主義を維持するためには、ちゃんとした情報が国民に伝わらないといけない。
そのために、司法、立法、行政の三権に加えて、第4の権力としてマスコミなどの報道機関の使命があるのだと思う。
それが全く機能していない。

訴えた側の一般人が書類送検されたときには大騒ぎしたのに、今回は全く報道されない。
まるで、報道管制を敷いているようだ。
自分たちがやりたいことを、横取りされたという感じなのだろうか。
それとも、間違った法人への補助金の使い方を正しいと思っているのだろうか。

一体何とつながっているのだろう。

どう考えてもオカシイぞ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
高齢でも働きたい
アメリカやヨーロッパでは、早く定年して、「老後」の生活を送りたい、という希望が多いと聞く。
でも、日本ではちょっと事情が違う。
実際、60歳以上の男女3000人にアンケートしたところ、25%が75歳を超えても働きたいと答えたとのこと。

若い人はFIRE(Financial Independence, Retire Early の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉)を望む人もいるのだが、高齢になって意識が変わるのかもしれない。
国によって、年金や保険の制度が違っているとは思うが、日本の年金や保険は、退職者にとっては、そんなにひどいレベルではないと思う。
逆に現役世代にとっては大きな負担になっているが…。

日本人は余暇の使い方が下手なのかもしれない。
フランス人は夏に少なくとも3週間のバカンスを取って、のんびり過ごすという。
実際、若い頃にフランスに長期出張した時、彼らのバカンスらしきものに1日付き合ったが、あれは本当にのんびりしたものだった。

ほぼ、何もしないのだ。
有名な観光地を目指すわけでもなく、美味しいものを食べるわけでもない。
通りがかった町でサマーフェスティバルをやっていれば、寄り道して見て歩く。
昼時になれば、そこらの広場で、フランスパンのサンドイッチを食べる。
ぼくがいたからかもしれないが、あまり喋らず、ただただ時間を過ごす。

日本人が働き続けたいのは、もちろん経済的なこともあるが、それ以外にすることが見つからないということも大きいと思う。
70年代にはエコノミックアニマルと言われた日本人。
特にぼくらの世代以上の男性は、仕事人間が多い。
50代以下の世代は、ちょっと違うのだろう。
保育園や幼稚園の卒園式などで休みを取り出したのも、今の50代あたりからだ。

働き続けるために、リスキリングというのもある。
新しいスキルを身につけるということだ。
そのためのプログラムも、いろいろ用意されている。

ぼくはリスキリングができるのは、50代が限界ではないかと思う。
60歳を過ぎると、難しいかもしれない。
ぼくは57歳で2回目の退職をして、約半年キャリアの勉強をしたが、本当に記憶力の低下には驚いた。
何年かその事に関わっていたにも関わらず、用語や人の名前が覚えられない。
A4で数冊の、全部の厚みが数センチある教科書を覚えるのに苦労した。
あと3年遅かったら、しんどいと思う。

何とか資格を取って、キャリアの仕事を始めたのが、58歳だった。
来年で10年になる。
それでも、今の世間では70歳を超えてはなかなか雇ってくれないだろう。
社会保障会計を考えると、働く期間を伸ばして給付を減らす方向だから、変わっていくとは思うのだが、どうなるかはわからない。

週に数日でもいいから、この仕事を続けたいと思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
作曲作詞AI
Suno AIという「作曲作詞AI」がある。
このサイトでアカウントを作れば、無料でBasicコースが利用できる。

ここにSuno AIの解説がたくさん出ている。

このAIのすごいところは、日本語の歌詞を入力すると、あっというまにそれを曲にしてくれることだ。
ちゃんとAIの音声で歌ってくれる。
いくつか聞いたが、十分使い物になる。
AIがここまでできるとなると、作曲家、作詞家も安穏とはしていられないだろう。

以前は、AIはクリエイティブな分野では使えないと思っていたが、ここまで来ると人間の仕事も危ないという気がする。
よく考えたら、音符を並べるにはある程度法則性がある。
コード進行が決まったら、そのコードの不協和音は経過音では使えても、それを伸ばすことは無理。

過去のスタンダードをジャンルに分けて、音符の高さと長さの並びをデーターで入れれば、その曲の解析は出来るだろう。
それを何千曲、何万曲と学習させれば、作曲の方は可能かもしれない。

でも、それに歌詞をつけるとなると、難しいように思う。
言葉を詰め込んだり、分けたりすることの法則性もある程度、数値化出来そうに思う。
文節ごとにまとまる、とかのゆるい決まりもあるだろう。

Sunoという会社はアメリカの音楽家とAIの専門家の会社らしい。
昨年秋に発表されて、2ヶ月で数万人のユーザーがいる。
年末からは、マイクロソフトのAIアシスタント、Copilotでも使えるようになっているらしい。

とにかく、ちゃんとそれらしいオケが付いて、ちゃんと音声で歌うという「完成品」が手軽にできる。
それも、あっという間に完成する。

AIに歌詞まで任せることも可能。

画像だけでなく、音楽も、歌までAIが力をつけてきた。

これからのIT技術者は、アナログをどうデジタルに扱えるようにするのかというところあたりが、一番必要とされるように思う。

服部良一や阿久悠が生きていたら、どう評価するのだろうか。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
再エネタスクフォース
今の国家の安全保障にとって、エネルギーは食料と同じくらい大切だ。
何をするにしても、機械を使ってやるとすると、それを動かすエネルギーが必要になる。
食料は大事だが、それを作るためにも人手だけでは無理だ。
結局エネルギーがなければ食料の自給もできないし、もちろん輸入もできなくなる。
そういう意味で、エネルギーを他国に頼るのはリスクがある。

ドイツがロシアにエネルギーを依存しすぎて、ウクライナ侵攻への原因の一つになった。
ノルドストリームというロシアからの天然ガスパイプラインに、国内のエネルギー需要の3割くらいを依存していたから、ロシアはドイツを始めとするEUはロシアにきつい対抗措置は取らないだろう、ということでウクライナに侵攻した。
エネルギーを他国に頼るということは、それくらい危ないことになる。

日本は島国で、石油が採れないので石炭しか無かった。
中東から石油をずっと輸入してきたが、70年代から原子力に力を入れて、エネルギーを海外に頼らないということにも力を入れてきたはず。

でも、2011年の東北の原発事故で流れが変わり、過去のことは吹っ飛んでしまった。
実際にはチェルノブイリの事故とは違って、死者もいないし、汚染も少なかったのだが、原発に反対するエセ学者や現体制に反対の人達がマスコミを巻き込み、騒いでしまった。
そこに菅直人が何の権限もないのに、日本中の原発を止め、当時の民主党政府が反原発の人たちを政府関係者に入れてしまって、どうしようもなくなった。
おまけに、環境保護の人たちもそこに加わり、余計にひどくなっている。

ようやく、最近になって、電気代が上がり、産業の競争力がなくなり、工場が海外流出して、どうしようもなくなって原発のアレルギーも収まってきたと思う。

それを未だにジャマしているのが、河野太郎率いる再エネタスクフォースだろう。
先日のニュースで、再エネタスクフォースの会議のスライドに、中国の国家電網公司のロゴがマスタースライドに透かしとして入っていたという。

詳しくは記事を呼んでもらいたいが、エネルギー安全保障の観点から、いったん再エネタスクフォースは解散させるべきだと思う。

ぼくは再エネに未来はあると思うが、現実問題再エネだけで電気を作るのは採算が合わない。
技術革新が追いついていないからだ。
それがわかっていて、まだ再エネ、再エネと言っている。
電気を買い取ってもらって、賦課金がほしい連中と、太陽光や風車を作っている中国企業が結びついているとしか思えない。

これこそ、反社会的な組織だろう。
はっきりさせてほしいと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
南イタリア
イタリアは地中海に出っ張ったハイヒールのような形の国だが、そのかかとの部分の付け根あたりにあるのがバーリという都市。

そこが舞台の刑事ドラマを見た。
ミステリーの専門チャンネルでやっていた。
同じくマテーラという都市が舞台の検事ドラマも見た。
マテーラも南イタリアだ。

南イタリアは北部とは全然違うという。
日本でいうと、東京と大阪以上の違いらしい。

南イタリアの人は明るく、開放的。
歯に衣着せぬ物言いをしている。
いい意味でも、悪い意味でも、感情を表に出す。

食事のシーンも外ですることが多い。
ベランダや屋上にソファを置いて、そこで過ごすシーンも多い。

パッと見ると、スペインのドラマかと思う。
時々、目つきの悪いマフィアみたいな人が出てくるが…。

そういえば、フランスも北部と南部でかなり違う。
南部はおおらかだ。

街には教会が必ずあるし、親子の絆は強い。
それでも、現代の女性だから、昔からの家父長的な体制に反発する。

そんな土地柄がわかって、面白い。
メキシコやニュージーランドのドラマも、ストーリーだけでなく風景や土地柄も楽しめる。

もう海外に行きたいとは思わないが、そういうものを見るのは楽しい。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
拝啓車寅次郎様
久しぶりに「男はつらいよ」を見た。
「土曜は寅さん」という帯の番組をBSでやっている。
見ようと思ったらいつでも見られると思ったら、安心してしまう。

どの作品も数回見たから、だいたい覚えているのだが、やっていたのはかたせ梨乃がマドンナをやっているもの。
あまり覚えがないので、見てしまった。
47作目で94年の封切り。
最後の作品が48作目だから、結果的にはラスト前の作品になった。

渥美清の病状はわからないが、まだ元気に見える。
でも、往年の元気さはない。
寅さんも年を取ったな、と思う。

甥っ子の満男(吉岡秀隆)もいい味を出している。
30年前だから、ほんとに若い。
とはいえ、靴屋に就職して、もう社会人だ。

カメラが趣味の主婦がマドンナ。
琵琶湖畔で出会う。
でも、本当に短い間だけだ。
すぐに鎌倉に帰ってしまう。

満男も先輩の妹との出会いがある。
その2つの出会いがこの映画を作っている。
もう寅さんをずっと見てきた人しかわからない映画だろう。
なんの予備知識もなく見ても、わからない。
そういう境地に達している。

久しぶりに見て、やっぱり良かった。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
歩道を走る原付
去年、電動アシスト自転車の一部が「走る凶器」になっている、という記事を書いたが、ようやく道交法の改正案で取り締まることが閣議決定されたらしい。

ようやく、法規で決められた「アシスト」の範囲外の電動自転車は、原付きの扱いになって、自転車とは違うということが確認された。
だいぶ遅いが、それでも法律通りに認めたことはめでたい。

最近大阪ではよく見るようになった、幅広タイヤの電動自転車などは、完全にバイクだ。
ペダルは付いているだけで、こがなくても自走する。
どちらかというと、ペダルを踏むほうがアシスト扱いで、モーターが主で自走する。
免許もなし、ナンバープレートもなし、という状態。
なんで警察が取り締まらないのだろう、と思っていたら、ようやくだ。

これらの電動バイクには、免許、ナンバープレート、税金と保険が必要、ヘルメットも義務、ということになる。
たとえペダルをこいでいても、バイクの扱いになるという。
当然の措置だ。

すでに売られたものはどうなるのだろうか。

税金や保険、ヘルメット着用となったら、持ってる人はどうするんだろうか。
明らかに違法とわかって乗っている人は、最初から聞く気はないだろう。
警察に取り締まってもらうしかない。
ちゃんと車道を走ってくれれば問題ないのだ。

売る方も問題だ。
ネットで売っている分まで取り締まらないといけない。

こういうことはもっと早くやってほしかった。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
Tiktok禁止?
アメリカの下院でTikTok規制法案が可決された。
上院がどうなるかはわからないが、バイトダンスという中国の企業がTikTokをアメリカの企業に売却しなければ、アメリカではTikTokは利用できなくなる。

TikTokはショート動画を流行らせたアプリ。
30秒の動画をどんどん流している。
時間が短く、投稿しやすいということで、日本でも若者を中心に広がっている。
ギター教室の中1の生徒も、インスタというよりはTikTokだ。

インスタグラムからFacebook、Youtubeに至るまで、スマホの縦画面で撮ったショート動画を扱っている。
その元を作ったのがTikTokだ。

30秒だから、まとまったものは伝えられない。
どちらかというと、面白いとか、あれ?と思うような感情に訴える動画がいいのだと思う。
短いから、見てしまったり、下らないと思ったら飛ばすのだが、次から次へと見ることができる。
そういう手軽さがいいのだろう。

中毒性もあるし、ぼくはあまり好きではない。
好きではないが、インスタグラムのリール動画など、ついつい見てしまう。
見だしたら、時間があっという間に過ぎる。
感情を浪費するのだ。
ほとんど知性は使わない。
それが怖い。

アメリカでは、このアプリが中国などの「敵対国」が影響力を及ぼす、ということで規制対象になっている。
ショート動画そのものを規制しているわけではない。
国家情報長官室が発表した報告書で、中国政府が親中のシナリオを世界に広めている、ということも影響したのだろう。

ショート動画は中毒性があり、なかなかアプリを終了できなくなり、調査会社によると23年の1日当たりのアメリカでの平均利用時間は90分を超えるという。
当然、インスタグラムやXよりも多い。
日本でも調査したら、若年層はかなりの利用率だと思う。

トランプ元大統領は以前TikTokには反対だったが、今は容認派になったらしい。
なぜかというと、メタ社(FacebookやInstagramの会社)がTikTokを規制することで儲けるからだ。
メタ社は反トランプということだ。

というわけで、政治的にはややこしいことになっているが、ぼくはショート動画はあまり流行ってほしくない。

あれは面白いが、本当に時間のムダだと思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
多様な教育実践
職場で、高校訪問をやっていた人の話を聞いた。
大阪の公立高校で、9時35分始まりのところがあるという。
普通の高校は、8時40分くらいにショートホームルームが始まる。
早いところでは8時20分というところもあった。

高校時代、電車通学だったが7時50分くらいの電車に乗っていた記憶があるので、始業は8時50分くらいだったのだろう。
サラリーマンはフレックスなどの制度もあるから、時代に合わせて9時35分始まり、ということになったのかと思ったら、そうでもないらしい。
底辺校で生徒に来てもらうためだろう、ということだった。

ホームページを見ると、トップページのバナーがいきなり「9時35分始業」というもの。
それを宣伝に使っている。
次に「定期テストがない」「創立50周年」と続く。
そして「2024年度はさらに「多様な教育実践校にリニューアル」」というのが出る。

最近よく言われる「多様」という言葉。
大学ではそれこそ多用されるのだが、高校でもそういうのか、と驚いた。

本来学校というのはほぼ同じ学力のものが集まっていることが、最も教育効率が高い。
それはそうだろう。
1クラス40人ほどを一度に教えるのだから、同じようにわかるとは限らない。
わからない生徒を出さないためには、学力のレンジが狭いことが必要だ。
そのために入試があり、その試験でその学校のカリキュラムを教えられる生徒を選抜する。

ところが、最近は少子化で定員割れの大学が増えていて、そういう大学では入試が成立していない。
どういうことかというと、受ければ入れる、という状態であり選抜しないということだ。
今の中・小規模の定員割れの私学は概ねそういう状態。
そうなった時に、何を言うかというと「多様な教育」「多様な学生」という便利な言葉だ。

本来の「多様」の意味は、国籍や考え方が多様ということだが、そういう私学では「多様=学力がバラついている」ということになる。
教えるほうは大変だが、金儲けのためには仕方がない。
入試選抜の権限は教授会に委ねられているが、そういう学校の教授たちも、自分たちの飯の種だから大幅に妥協する。
かといって、そういう学生の扱いを知らないから、結局わけのわからない授業をする。

以前書いたが、不合理という言葉の意味を知らない新入生がいるのだ。

これでいいのだろうか。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
名人はギターを選ぶ
名人は筆を選ばす、という諺があるが、昨日のレッスンで先生の話を聞いて楽器を変えることの難しさを知った。
先生は1年ちょっと前にギターを変えた。

それまで十数年、テレキャスターを使っていたのだが、同じテレキャスターに変えた。
違いはピックアップとピックガードがないことくらい。
スケール長も同じ。
ネックの太さや表面の曲率は違うかもしれない。

毎日弾いていると、感覚的になじんでくるという。
プロの先生は、曲の演奏中はほとんど手元を見ないのだが、例えば3フレットから10フレットに早く動かすときに、慣れたギターだと手元を見なくてもピタッと位置が決まる。
ギターを変えた当初は、その感覚がなくて困ったらしい。

ギターのボディの形は同じだし、ネックの長さも同じだし、当然弦長も同じだ。
全く違わないと言ってもいいのだが、新しいものはボディの裏側が身体に沿いやすいように座繰りが入っている。
それくらいの違いだが、やはりプロにとっては大きいのだろう。

楽器が身体の一部になる、ということだ。
ほぼ同じ楽器でも、完全に身体の一部になるためには、1年くらいかかる。

いろんなギターを持っている人もいるが、ステージで弾くものはそんなに多くないのだろう。

さすがプロだと思った。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
民主主義への不満
西欧型の民主主義への不満が高まっているらしい。
ヨーロッパや北米、そしてアジア圏では日本でも調査された。
全部で24カ国が対象で、「自国の民主制に不満」の中央値が59%。
2022年の調査から11ポイント不満が増えたということだ。

日本のデーターでは「民主主義に不満」という割合が4ポイント増えて63%で、「満足」は5ポイント減の35%。
アメリカでも「不満」が4ポイント増えて66%になっている。

政治体制そのものについては、代表民主制がよいと77%が言っている。
それでも、自国の体制は…、ということだ。

日本では一部の野党が政権を取るつもりもなく、言いたいことをいい散らかしている。
政権与党も肝心なことは内部で決めて、議論しない。
おまけに金儲けに走って、自分たちの特権を放そうとしない。

それは野党も一緒だ。
結局、我が国の国会議員は金儲けの道具なのだろう。
これでは国民の不満も貯まるはず。

アメリカはバイデンとトランプの戦い。
争点はいろいろある。
海外支援の是非、ポリティカル・コレクトネス、LGBTQや移民の問題、気候変動への対応など、真っ向から対立している。

欧州もだんだんEVに腰が引けてきたり、農民のデモがあったりする。

今まで民主主義の体制を中心になって作っていた北米、西欧の国々の不満が溜まっているのだろう。
それは日本も同じ。

逆にそういう議論を封殺して、権威的に抑え込んでいる国々はある意味ややこしくない。
一つの権威で決まっているし、それに従わざるを得ないからだ。
世界にはそういう国がたくさんある。
数の上ではもう民主国家よりも多いくらいだ。

Googleの試験中の生成AIによると、

「民主主義指数によると、2021年時点での民主主義国家の国内総生産(GDP)は世界の26.4%を占めています。第一生命経済研究所の石附賢実マクロ環境調査グループ長は、専制主義国家のGDPは1990年には世界の6.2%にとどまっていたが、2021年には26.4%となり、「影響力は無視し得ない規模にまで広がっている」と指摘しています。」

ということだ。

ベルリンの壁が崩壊した時に、民主国家はやっぱり強いのだと思ったが、そんなこともないらしい。

21世紀はどうなっていくのだろうか。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
農水省の愚策
農水省がこの4月から環境負荷の低減を義務付け、補助をつけるときに条件を付けるらしい。
一般的に日本では農業は環境にとってはプラスのイメージを持たれているが、生物多様性の面からはマイナスになる。
農薬を使ったり、特定の品種に偏った生産をするから、多様性はなくなる、という方向だからだ。
それがヨーロッパの農民の反感を買い、今年大きなデモが起こっているのが実情。

それでなくても、農水省のやっていることは、農業を振興させる方向ではなく、減反政策を続けたり、コメの輸出など考えたこともなく、国内のみの農業しか考えないという気がする。
日本の米は美味しいと訪日外国人も言っているし、輸出をすることで食糧危機も避けることができる。
そういう事は考えないのだろうか。

そこに来て、環境負荷の低減という条件。
こんなことをしたら、高齢化しているなか、余計に農業をやめる人が増えるのではないか。

欧州の農家は輸出産業だし、元気があるからデモが出来る。
日本の農家はそういう元気もないように見える。

補助、補助でやっているから、ダメになる。
たくさん作ったら、余って安くなるから、減反しようという考えが間違っているのだ。
日本の美味しい米は世界で認められているから、どんどん輸出しようというような政策をなぜ取れなかったのか。
本当にもったいない話だ。

西欧かぶれの「生物多様性」や「有機農業」などという考えは押し付けるものではない。
狭い耕作地でいかに収穫を上げるかということに努力をして、日本の農業はやってきたのだと思う。
それをぶち壊すような施策。

環境負荷の低減は趣味でやるものだ。

食料安全保障を言うのなら、西欧の現実を見て、ビジネスとして農業の振興を図ってほしい。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
うれしくてさみしい日2
今日は勤めている大学の卒業式。
職場の厚意で、初めて式をみせてもらった。

チャペルのキリスト教の式はパイプオルガンで始まる。
いい感じだ。
以前の職場では馴染みのない仏歌が流れていたが、こちらはちゃんと賛美歌が流れる。
やっぱりオルガンには賛美歌が似合う。

式の途中で抜けて、部屋で仕事していたら、4人ほど学生が来てくれた。
そのうち2人はコロナもあって1年休学して、海外にインターンに行っていた学生。
一人はカナダで、もう一人はドバイ。

この2人は、本当にアクティブな学生だった。
どちらも、それが楽しかった、という。
どういうわけか、この2人ともぼくのところに通ってくれた。

どちらも、30回ほど面談している。
というのは、苦労したからだ。
アクティブだからといって、通してくれるわけではない。

第一志望は、かたや最難関のCAで、かたやBtoBで海外にも進出している素材メーカー。
結構長い就活だった。
そんなにすぐには決まらない。

両名とも、いくつか落ちた。
それでも、前向きに頑張った結果、ほぼ同じ時期に内定が出た。
二人は同学年で親友だった。
苦しい時はお互いに励まし合い、オンラインで面接の練習もしたという。

ぼくは少し手助けしただけだが、一番お世話になったと言ってくれた。
もちろん、そんなことはなく、君らが頑張った結果だと伝えた。

並んで写真を撮って、お別れした。
写真を送ってくれたメールには、「来月からの社会人生活、一生懸命頑張ります!」と書いてあった。

去年も書いたが、今日はうれしくてさみしい日になった。

社会に出て、辛いこともあるだろうけど、がんばれ!







| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
復興?
今年も3月11日が来て、数日間復興のネタをテレビでやっていた。
2011年に起こってから、もう13年。

震災が起こってから2回、南相馬に行ったが、道路はきれいになっていたし、高台はちゃんとできていた。
たしかに、家はあまり建っていなかったかもしれない。

こんなことを言うと怒られるかもしれないが、13年も経って、もう復興もないだろう。
このところ、毎年3月11日になると復興のことを書いているが、このマスコミの風潮に嫌気がさすからだ。

何度か書いたhttp://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/?eid=237513が、マスコミの記者はお涙頂戴のストーリーを探して取材している。
そして、それに反対意見の人もいる。
今やそういう人も多いと思う。

毎週聞いているFMシアターも、この時期は震災の記憶の番組がある。
先週のFMシアターも、仙台放送局から震災がテーマのドラマだった。

自分は震災の時に仙台市にいて、それほど被災していないのに、東京の大学に行くと「被災者」という目で見られて肩身が狭かったということから、もっと自由に思っていることを話そう、というラジオDJの主人公の話。

なんだか聞いていて、もういいやろ、と思ってしまう。

大事なのは体験の伝承ではなく、震災が起きても適切に対処する仕組みづくりだ、と東北の人が言っている。
体験の風化を食い止める、などという人もいるが、風化していいのだと思う。
いつ起こるかわからない地震や津波のことばかり考えていても仕方がない。
人は時間が経てば、忘れる。
それが救いになることもあるのだ。

マスコミはワンパターンで、お涙頂戴のストーリを立てる。
阪神大震災の時には、まだネットが普及しておらず、マスコミにも余裕があった。
それが東北のときには地上波が苦しくなった頃。
その頃から、地上波は劣化した。
そして、お涙頂戴のストーリー作り。

もういいのではないか…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
コンビニエンスウェア
ファミリーマートでは、プライベートブランドで衣料品を売っている。
「コンビニエンスウェア」という。
世界的なファッションデザイナーと共同開発したとのこと。
売れ行きも好調らしい。

2021年から販売しており、肌着が中心だったが、今ではアウターのTシャツやカーディガンなどから、リュックや折り畳み傘などまで広げている。
靴下は1500万足を突破し、ブランド全体の売上は去年比3割増らしい。

ぼくが小学生の頃、ダイエーが近所にできたが、売っているのは食料品だけだった。
そこから数年して、生活雑貨も売り始めた。
最盛期にはダイエーブランドの家電製品も出していた。
もちろん、服の専門店もいくつか作った。

専門店はバブルだったが、その後も大手のスーパーは服も置いていた。
実家の近所のライフの2階には、服や靴の売り場があった。
今でも大店舗では、そういう生活雑貨を置いているところも多い。

でも、最近はコンビニでも靴下や肌着を売っている。
急な出張でも、ホテルの近所のコンビニで下着などが買えると便利とは思う。
あくまで、コンビニで扱えるアパレルは限られると思うが…。

コンビニエンスウェア、という名前もそういう用途に割り切った考えなのだろう。
今のコンビニは買い物難民の避難所みたいになっている。
スーパーには行けないが、近くのコンビニなら買い物車を押して買いに行ける、ということだ。

ぼくが毎朝寄る店も、実際10時台、11時台の客は老人層も多い。
そういう人たちはユニクロにも行けないから、コンビニで買うのだろう。
そのへんがターゲットだと思うのだが…。

知らなかったが、コンビニの利用者は年間55億人。
そこに置いておくだけで、55億人が見ることになる。

そういう強みを知ったうえで、ファミリーマートは展開している。

どこまで広げるのだろう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポーツ中継のAI化
今の阪神タイガースのテレビ中継には80〜100人の人数が関わるという。
カメラは10台近くで、中継車も必要だ。
中継車の中にはカメラの切り替えを行う、スイッチングや、スロー再生をするスタッフもいる。
さらに、局内にはスコアやボールカウント、選手の名前をテロップ表示したりするスタッフも必要だ。
今はストライクゾーンを表示したり、投げたボールの通過位置を出したりするから、大変だろう。
それらを全部入れると、最大100人ということになるらしい。

昔はカメラの台数も少ないし、テロップも少なかったと思う。
技術の向上に従って、出来ることが増えたから見てもらおうと思うと競争になる。
この分野でも、AIが活躍するらしい。

今のスマホのカメラは被写体を自動追尾してピントを合わせたりするが、ゲームを学習したAIカメラは自動でボールを追いかけたり、人を追いかけたりできる。
イスラエルの会社がそのAIカメラを開発しており、すでに世界80カ国で利用されている。
元の技術は軍用だったかもしれないが…。

そのカメラを紹介している記事があった。
記事によると、サッカーやバスケットのコート全体を俯瞰してボールを追いかける事が自動でできるカメラや、野球でバックネット裏とセンターの2台のカメラで、ピッチャーとバッターの対戦映像を自動で撮るカメラなどがもう実用化されている。
AIはたくさんの試合を学習して、ゲームを追いかけることが出来るのだ。

こういうカメラがスポーツ施設に設置されることで、子どものゲームや素人の試合なども中継できるようになる。
人は要らないのだ。
実際、日本でも導入している施設もあるという。
今は誰でもYoutubeなどで中継できる時代。
そういうサービスも、もう実用化されようとしている。

そんなふうに、どんどんサービスの個別化が進んでいく。
「みんなが知っているもの」が減っていくのだ。

ある意味、国を支えている「共通の意識」も減っていくのだろう。

TikTokのようなショート動画で時間を浪費し、まともに考える時間が減っている。
人間の知性というものはどうなっていくのか。

ぼくのような年寄りが心配しても仕方ないのだが…。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
EV開発は難しい
アップルがEVの開発を断念したらしい。
さすがに、決定が早いのは海外企業。
一時はEVの大手テスラから技術者を引き抜いていたが、彼らはどうなるのだろうか。

テスラの責任者であるイーロン・マスクが言っていたが、クルマはスマホのような製品よりも数段難しい。
部品点数も多いし、設計だけやって製造会社に丸投げというわけにもいかない。

おまけに、鉱物資源はたくさん使うし、充電インフラも整備しないといけない。
ガソリンはポンプで入れたらおしまいだが、充電インフラもEVの一部だから、更新していかないといけない。
充電時間も問題だ。
遠出をめったにしないのならいいが、アメリカは移動距離が長いので深刻なのだろう。

ということで、フォードやGMもEVは縮小の計画だ。
やっぱり、という感想。

ヨーロッパでもEVからガソリン車への揺り戻しが起こっているが、先日メルセデスが「完全EV化」の旗をおろしたとのことだ。
EVの需要不足という理由。
初期の新しいもの好きとか、環境保護のユーザーに行き渡ったことも要因だろう。
ヤセガマンではずっと乗っていられないからだ。

環境原理主義では、ほとんどの人たちは生きていられない。
お金がかかるからだ。
環境保護のために生物多様性を重視すると、農薬や肥料などを使えないから、農作物の収穫は激減する。
EUの農民のデモも、結局それらに対する不満が溜まっているからだろう。

中国はEVで自動車業界を変えようとしている。
しかし、それは一筋縄ではいきそうにない。
だんだんと真実のことが一般の人たちにも分かってきたからだ。

環境を保護することは悪いとは言わない。
それでも、もう少しコストとベネフィットを考えてやるべきだろう。
西欧の環境保護の状況を見ていると、どうも理想に走っているように思えて仕方がない。
ドイツなど、1次エネルギーが足りないのに、なぜ原発を全てストップするのか、全くわからない。
また、それをいいことのように報道する日本のマスコミも間違っている。

ようやく揺り戻しが出てきた。
これはいいことだと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
キャプテン翼
ケーブルテレビで、メキシコの女子サッカーが舞台のドラマをやっていた。
スペイン語の響きはイタリアに似ているが、やっぱり少し違う。

メキシコといえばサッカーという事がよくわかる。
彼らにとっては、国技なのだ。
有名なサッカー選手がスペインで活躍していたが、わけあってメキシコの故郷に戻ってきて、弱小チームを立て直すというドラマ。

サッカーが奥深く描かれている。

とにかく、出てくる選手役の女子がみんなサッカーがうまい。
役があるから練習した、というレベルではないように見える。
小さい頃から、実際にサッカーをしていたのだろう。

でも、もっとびっくりしたのは、監督やコーチが自分たちは「キャプテン翼」でサッカーを学んだ、というところ。
若い女子たちは、そんなものは知らない。
アニメなのか、マンガなのかわからないが、主人公の「ボールは友達」という言葉をスペイン語で言っていた。
メキシコでそんなに流行ったのか。

キャプテン翼は会社に入ってから連載されたマンガで、ほとんど知らない。
今の40代くらいなら、知っているだろう。

海外のサッカー選手で、このマンガの影響を受けたと公言している選手は多い。
Wikipediaによると、

「本作品の影響は日本だけに留まらず世界各国にも及び、ジネディーヌ・ジダン、ティエリ・アンリ、セバスティアン・フレイ、キリアン・エムバペ(以上フランス代表)、アレッサンドロ・デルピエロ、フランチェスコ・トッティ、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、ジャンルカ・ザンブロッタ、フィリッポ・インザーギ(以上イタリア代表)、リオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ(以上アルゼンチン代表)、カカ(ブラジル代表)、フェルナンド・トーレス、アンドレス・イニエスタ 、シャビ(以上スペイン代表)、アレクシス・サンチェス(チリ代表)、ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表)、ルーカス・ポドルスキ(ドイツ代表)がファンであることや影響を受けたことを公言している。」

と書いてある。

日本のマンガの影響はほんとに大きい。
小説などよりも、世界に知られている度合いは高いのだろう。

マンガが日本から出て、こんなふうに世界で広まるとは思わなかった。

そういえば、80年代後半にフランスに長期出張したとき、鉄腕アトムのアニメをやっていたなあ。
あれから、40年ほど。

今や日本のマンガやアニメは世界に広がっている。
そういえば、先日なくなった鳥山明氏も世界的な漫画家だった。
フランスのマクロン大統領をはじめ、いろんな国からメッセージが出ているらしい。

亡くなったのは残念だが、日本のマンガ文化は世界に広がっていることがわかった。








| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
街かどコンサート
こないだ、となり町のコミュニティ交流広場推進委員会という団体がやっている、街かどコンサートというのに行ってきた。
うちの市では、公民館の名前が変わって、生涯学習センターという名前になっている。
家の近所のセンターで開かれた。

無料でやっている。
家の近所の顔見知りの人が副会長で、閉会の言葉を話した。
昔の町内会の呼び名が変わって、コミュニティ何とかになったんだろうか。
ChatGPTに聞いてみたら、そうだという。
そういう名前になって、助成金などがついて、こういう行事が運営されているらしい。
だから、無料で参加できるのだろう。

演奏会は一部、二部とあって、ぼくは一部の最後あたりから入った。
一部はフォークソングの同好会が出ていた。
そちらは町内の人らしい。

二部はトロンボーン、サックス、ピアノ、カホンの4人編成のバンド。
全員音大や芸大出身。

トロンボーン奏者が市内出身で、最近地域の管弦楽団に入部したというセミプロの女性。
サックスもまだまだ食えていないセミプロの女性。
ピアノは一番若く、まだ音大で演奏員をやっているらしい。
カホンはおそらく一番年上の男性。
こちらは、個人レッスン等もやっているらしいから、ギリギリ食えているのだろう。

みんなそれなりに上手かったが…。
観客の年齢層が高く、そんなにソロで聞かすというような舞台ではなかったから、ちょっと物足りなかった。
管2本のアンサンブルだから、そんなに厚みはないし、カホンだからそれほど音量があるわけでもない。
もうちょっと、テクニックを聞かせるところもあってもなあ、という感じ。

こういう若い演奏者たちは、どうやって生きていくのだろう。
ひょっとしたら、アルバイトもやっているかもしれない。
まあ、いくらかのギャラは出ていると思う。
一人1万円も出るのだろうか…。

こんなところにも税金が使われているのか、とちょっと驚いて、日本は本当に平和な国だと思った。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
ランサムウェア3
過去に2回書いているランサムウェアの話題。
ランサムとは身代金の意味で、要は会社のデーターを人質にして身代金を要求するという手口。
日本語の壁が翻訳技術で崩れ、最近ではAIの力を借りたりして、どんどん巧妙になっているらしい。

パソコンが盗まれたり、データーをダウンロードされたりしても、中身がわからないように暗号化するという機能が悪用されている。

ランサムウェアのサイトによると、

「現在、世界中で被害をもたらしているランサムウェアの多くは技術的に「洗練」されており、短時間にできるだけ多くのファイルを暗号化するように設計されている。暗号化の性能が意識されているのは、暗号化の最中に被害者が気付いて阻止されれば、意図したダメージとならず、身代金を得られない可能性も考えられるためだ。2022年のランサムウェア攻撃で多くの被害があった「Conti」や「LockBit」といった攻撃者グループの手口は、暗号化の観点でその「効率性」が極限まで意識されていることがうかがえる。」

一旦そういう攻撃を始めたら、コストは安い。
添付ファイルのあるメールをターゲットに出すだけだからだ。
今ではそういう悪意あるメールが、従業員100名程度の会社にも送られている。
引っかかったら儲けもの、ということだろう。

コロナでVPNという仮想専門通信網が増えたこともあるかと思う。
家から会社のネットワークに繋ぐ時に、そういうものを使う。
その機器の脆弱性が狙われるらしい。

そして、メールの添付ファイル。
添付ファイルを開くとウィルス感染する。
メールの本文が過去のメールの発信者の名前だったりすると、簡単に開いてしまう。
そういうメールもAIを使うことで作ることができる。

とにかく、添付ファイルには要注意ということだ。

それを分かっていても、ついついひっかかりそうになることもある。

気をつけよう。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
残尿
こないだ会社の先輩と久しぶりに飲んだ。
ぼくは脊柱菅狭窄症で去年の2月からしんどかったし、その先輩は泌尿器のトラブルがあって大変だったという。

ぼくも不定期に泌尿器科にかかっている。
以前から前立腺炎で時々不快感がある。
ここ数年、前立腺肥大と言われ、時々頻尿だとも思う。
加齢で仕方ないのかと思っている。

その先輩は75歳を越えている。
残尿が200ccになって、もう毎回導尿して排尿しないといけないという。
導尿のための管を毎回自分で入れている、ということだ。

年をとって元気でいるということは大変なことだ。
特に排泄のトラブルは厳しい。
社会生活に制約ができるから、しんどいのだ。

それでも、そこまで長生きできたということはいいことだろう。

また暖かくなったら会いましょう、と言って別れた。

5月くらいにまた連絡しよう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
語源のこと
パターナリズムという英語がある。
日本の「弱いもの、困っているものを助ける」という温情主義のことだ。

ぼくはパターナリズムというと、パターンから派生した言葉だと思っていた。
パターンは形式とか形という意味だから、パターナリズムというと形式主義みたいなことだと思って、何となく違和感があった。

でも、よく調べてみるとパターナリズムはパターンから派生した言葉ではなかった。
正解はラテン語の pater(パテル、父)からでた言葉だった。
それならよくわかる。
だから、パターナリズムは家父長主義であり、そこから温情主義ということにもなる。

よく考えたら、パターンは「pattern」で「t」が2つだが、パターナリズムは「paternalisum」で「t」が一つだから、つづりをよく見ると違うとわかる。
こういうことは英語を母語とする人たちには自然にわかるのだろうか。

ラテン語のpaterからは、パトロンという言葉もできている。
「patron」というつづりで、支援者のこと。
こちらは日本語でも使われる。

英語話者の語源感覚はどうなっているんだろうか。

ぼくは「ありがとう」というのは「有り難い」であり、めったにないことだから礼をいう、という感覚があるし、「さようなら」は「左様なら」ということで、「そういうことなら」という意味だろうと思ったりする。
もちろん、いちいち語源を確かめているわけではないが…。

ジャパンの語源は、「日本」を「ジッポン」と江戸時代の人が言っていたことだろうと思う。
「日」を「ニチ」と読まず、「ジツ」と読んでいたのだろう。
そういえば、うちの祖母は元旦のことを「イチガツイチジツ」と言っていた。
「ツイタチ」と言わなかったのはなぜなのかはわからない。

生きていたら聞いてみたいと思うが、もう手遅れだ。

いつか、英語話者に語源の感覚を聞いてみたいと思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
議員特権
国会議員の裏金問題が取り沙汰されているが、この問題を解決するのはそんなに難しくないと思う。
全てのやりとりの確証、つまり領収書を添付させるだけでいいのだと思う。
いくらまではつけなくていいとか、この目的なら使途は記載しなくていいなどという抜け道を与えないことだ。
この問題に対して、首相も野党もなんだかんだ言っているが、そこを明確にすればいいのに、誰もそんな事は言わない。
いくら野党が追求しても、本気でないのは明白だ。
だれも本気で改革しようという気がないのだ。
政治を志すものが国民の思いより自分の財布を優先しているのだ。
情けない。

無条件で月に100万円支給されるという文書交通費は、名称を調査研究広報滞在費というのに変えて、使途の範囲も拡大されるが、情報公開は先送りされた。
橋下徹氏が何度も言っていた「領収書なしの金はやめろ」、という声は、日本維新の会すら無視した。

日本の国会議員がいくらもらっているかを書いているページがあったので、抜き出してみると、

基本給:1552万8000円(月額129万4000円)
期末手当:635万円
文書通信費:1200万円(月額100万円)
立法事務費:780万円(月額65万円)
JR特殊乗車券、国内定期航空券:北海道選出の議員であれば羽田⇔新千歳(ファーストクラスなら往復10万円×月4回×12カ月=480万円)となる
秘書給与:2100万円(政策秘書900万円、第一秘書700万円、第二秘書500万円と仮定)
政党からの支給:0〜1000万円程度。
合計:6000万〜7000万円程度と推測

ということらしい。

別に世のため、人のため、国家のために使ってもらうのは別にかまわない。
家計に当てる分も要るだろう。
それにしても、その確証(領収書)が要らないというのはオカシイ。
それらの原資は税金なのだ。

いいカッコを言っている野党の面々も、領収書には触れない。
それは同じ穴のムジナということだろう。

本当に襟を正さないといけないのは、国会議員全員なのだ。

どうして、それを一人も言わないのか。
そんなにさもしい連中なのだろうか。

そんな連中に政治を任せてもいいのかと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
67歳
今年の誕生日が来て、67歳になった。
67年前にこの世に生まれたということだ。
といっても、生まれた時のことなど覚えていない。

今の最古の記憶は、長いこと住んだ実家に引っ越す前の幼稚園くらいの時だ。
当時は車も少なく、道で遊べた。
たぶん、舗装はしてなかったと思う。
近所の友達と三輪車で遊んだこと、木製の電信柱にとまって鳴いていたアブラゼミを、虫取り網で捕まえようとしたことなど。

そういえば、木登りして、降りられなくなったことも覚えている。
あれはいつのことだったか…。
なぜそれを覚えているのか、わからないことばかりだ。

生まれた家は祖父の家の隣にあった。
祖父は小学校1年の時に亡くなってしまったが、よく覚えている。
日本刀が好きで、よく刃を手入れしていた。
そんな時代だったのだ。

祖母は犬や猫を飼っていた。
当時のことで、犬は外でつないで飼っていたし、ネコは外に出放題で、いつ帰ってくるのかわからないという感じだった。
ペットフードなどなく、余ったご飯などを食べていた。
人間と共生するという感じではなく、犬は番犬、ネコは気ままにやっていた。
冬に祖母の家でこたつに入ると、ネコが入っており、足が当たると怒るわけではなく、譲ってくれた。
夏はエアコンなどなく、近くの川に祖母が連れて行ってくれて水遊びをした。
冬は今より寒くて、舗装されていない道路の水たまりが凍って、それをパリンと割って歩くのが楽しかった。

幼稚園の時の写真が残っているが、当然白黒の小さな写真。
劇か何かの写真もある。
覚えていないが、そんなこともやったのだろう。
ワンマンになる前の、車掌さんがいたころのバスに乗って通っていた。

小学校は楽しかった。
もちろん、楽しいばかりではなかったが、それ出会った話などしてくれたのを覚えている。
あれは本当の話だったのだろうか。

騎馬戦は男子だけで、女子だけの種目もあった。
男女の区別はあたりまえだった。
その当時、違和感を感じていた生徒はいたんだろうか。

給食を早く食べて外で遊ぼうと、ゆっくり食べようと、かまわなかった。
掃除は放課後だったし、夕方の4時まで遊んでもよかった。
今の小学校とはだいぶ違う。

卒業して、隣の中学校に行った。
中学の3年間は、剣道部に入って2か月ほどでやめ(裸足で外を走るので、足が痛かった)、中2で物象部というところに時々行った。
物象部というのは物理気象部の意味だと思う。
上級生がアマチュア無線をやっていて、ぼくも興味を持ったが、コイルのインダクタンスなどの試験問題があって諦めた。
あの時、頑張って試験を受けていたら、人生変わっていたかもしれない。

アマチュア無線の興味が失せたのは、その頃からギターを始めたこともある。
「白い色は恋人の色」というハワイの姉妹、ベッツィー&クリスの曲を、単音でポロポロ弾いたのが最初だったと思う。
当時としては珍しく、家にガットギターがあった。
父が趣味で時々弾いていたらしい(というのは、あまり弾いているのを見たことがない)。
母はそのせいで、カルカッシの教則本(クラシックギターのバイエルみたいなもの)を練習していた。
でも、ほとんどほったらかしで置いてあったから、ぼくが使ったということだ。

ギターを始めたが、中学3年の時に試験の成績がよくて買ってもらったのはバンジョーだった。
まだ置いてあるが、牛革の代わりにプラスチックが張ってあるもの。
バンジョーはギターと違って、表面が木ではなく、共鳴して大きな音が出る。
裏の蓋を外して、軽くして使っていた。

当時はカントリーミュージックも盛んで、バンジョーは花形だった。
それで、「フォギーマウンテンブレイクダウン」を弾きたかったのだが、熱意が続かなかった。
バンジョー自体がポップスでは使われず、興味がそっちに移ったからだ。
もったいないことをしたと思う。

中学3年になる頃には、5th Dimensionやキャロル・キングを聞いていた。
最初に買った洋楽のシングル盤はアンディ・ウィリアムスで、邦楽は「涙をこえて」だった。
当時、NHKでやっていた「ステージ101」という番組でやっていたもの。
まだそのレコードは置いてある。

たしか、小遣いは小学校の学年×100円だったと思う。
どうしてもほしいもの(主にプラモデルだった)があれば、母と駆け引きをしたと思う。
何かして、小遣いをもらう、ということだ。

中学校に入って、小遣いがいくらになったか、覚えていない。
でも、シングル盤(400円)を買ったら、そんなに残らなかったと思うから、千円足らずだったのか。
B面という言葉も、意味が分からなくなった。
CDシングルのC/Wのことか?と言われて、こちらが分からなかったのはもうだいぶ前のことだ。
2曲入りのCDシングルでメインの曲についてくる(Coupling With)曲のことだった。

そんな小中学校を過ごして大人になった。

長くなったので、とりあえずここまで。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
アラフォーのクレーマー
書店でアルバイトしている学生と話をした。
クレームが多いという。

クレーマーで多いのは年寄か?と聞くと、70代、80代の男性だという。
それはよくある話やなあ、というと、おじいちゃんは適当に聞き流して、言いたいことを言って気が済んだら終わりだから、まだマシだという。
それなら他にどんな年代がクレーマーになるのか?と聞いたら、30後半から40前半くらいのアラフォーの女性だという。
これは初耳。

本を買ったが、家に帰ったらあったので返金してくれ、という人や、セルフレジがあるのにレジに並び、効率が悪いとか文句を言う人らしい。
こちらは、いい加減に聞き流していると余計に怒る。
自分が間違っているとは微塵も思わない。
ちょっとでも反抗的な態度をとると、終わらない。

ほんまかいなと思った。
今のアラフォーは社会に対してどんな不満があるのだろう。
子連れも多いというから、育児疲れで怒っているのか。

店の決まりで決まっているから、いくら文句を言ってもどうしようもできない。
そんな事はわかっているのに、文句をいう。
なぜそんな決まりがあるのかを説明しても、納得しない。

ひたすら耐えるしかない、という状況だそうだ。

日本の小売店は「お客様は神様」という感じでやっている。
それは、海外から来た人にとっては「日本の接客は神」というふうに映るが、こういうことを聞くと、いつまでもこんなことやってられないと思う。

無条件で「お客様は神様」という理屈は成り立たない。
そういう客が来たときには、こちらから「ダメだ、二度と来るな」というべきだと思う。
ルールを守ってこその「客」だろう。
もうあなたは客ではない、ということだ。

そういうことが出来るようになれば、客はもっと注意深くなるだろうし、無茶なクレームは減るはず。

SNSができて、炎上するようになって、それを怖れて店側がどんどん「お客様は神様」という方向に行っている。
ぼちぼち、その方針は変更しないと、カスハラ(カスタマー・ハラスメント)はなくならない。
そのためには、社会がそういうことを認めないといけない。

言ったもん勝ちの世界は良くないと思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
ギターの日
今週は、ギター教室に来ている中1の女子が、こないだ覚えたアタックミュートが楽しすぎると言っていた。
そういう時期があって、うまくなっていく。
楽しいと言ってもらえると、教えた甲斐がある。

そういうぼくも、こないだ修理から帰ってきたギターを弾くのが楽しい。
運指が楽で、ハイポジションでセーハをしてもそんなに握力がいらない。
弦高も調整してもらったので、いい感じになっている。

というわけで、今日は昼過ぎから夕方までずっとギターを弾いていた。
家で一人でこんなに長いこと弾いたのは久しぶりだ。

いつも、昔の曲をパソコンでかけて、それをブルートゥースでアンプに飛ばして、それを流しながらギターもアンプで鳴らしている。
ギターからアンプもシールドなしで、トランスミッターで飛ばしている。
けっこう快適な練習環境になっている。

アンプはエフェクター内蔵で、だいたいリバーブとディレイだけかけている。
そんな多機能の練習用アンプでも、数年前に3万円ほどで買ったもの。
もう生産完了しているが…。

弾いていて楽しいというのは本当にいいことだ。
やっとここまで来たという感じ。

今はそういう機器が発達して、一人でもみんなと合わせて練習ができるようになった。
Youtubeでも、そういうバッキングトラックがたくさんある。

いい時代になったものだ。

今日はいい一日になった。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
教員の働き方
公立学校の教員の働き方は、普通の労働者とは違う扱いになっている。
今はそれが劣悪な労働環境を作り出している、という意見もある。

その代表的なものが「給特法」というもの。
正式には「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」という。
これによって、公立学校の教員は、公務員給与の+4%を一律支給する代わりに残業手当を支給されない、ということになっている。
これが長時間の残業を生み、本来なら事務職員などを入れてやるべきことを(無料で)教員がやらされている、ということだ。
もっともな意見だと思う。

ぼくは日本の教育の一番の問題は、義務教育にあると思っている。
なぜなら、教育とは積み上げであり、最初に躓いてしまうとあとの事はわからないからだ。
高等教育をいくら補助しても、無駄になる。

そして、教育の根本はやはり「先生」にあると思う。
10年間の大学の事務仕事で感じたことは、いくら設備やカリキュラムをかっこよくしても、「いい先生」がいなければ、教育の質は担保されないということだ。

今の公立の小中学校の先生に、どれだけ「いい先生」がいるんだろうと思う。
イジメの問題で漏れ聞こえてくる教育委員会の隠蔽体質や、教員自体がイジメを助長している、というようなこともある。

さらに、文科省の教員養成課程の問題。
小学校からの積み上げである、国語と算数の今の大学生のレベルを見ていると、本当に憂鬱になる。
そもそも教育学が文系の学問であり、その人達が作った体制も現代にマッチしたものとは思えない。
特に算数の理解など、致命的だ。

ぼくは初めて大学で就職筆記試験(SPI)の内容を見たとき、びっくりした。
損益算、速度算、仕事算、鶴亀算、濃度などの小学校で習うことが並んでいたからだ。
まあ、忘れていることを思い出せばいいだけだと思ったが、そういうことではなかった。
それらが全くわからない学生が大量にいるのだ。

数というものは、実際には存在しない。
頭の中だけに存在する。
そういう形而上のものの扱い方が苦手になる。

教員の働き方を改革するのなら、教員養成課程も、理系人材の教員への登用も考えてほしいものだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 15:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
CaaS
ナントカ as a Serviceという言葉がいろいろできた。
サービスとしてのナントカ、という意味だ。

SaaSならソフトウェアのSで、サービスとしてのソフトウェアであり、MaaSならモビリティのMで、サービスとしてのモビリティという具合。

でも、今日はじめてCaaSというのを見た。
なんと、このCはCybercrimeのCで、サービスとしてのサイバー犯罪ということになる。
このCaaS市場がどんどん成長しているらしい。
日本はこの種の対策が遅れている。

ついこないだも、こんな記事が新聞に出たばかり。

「外交上の機密情報を含む公電をやりとりする外務省のシステムが中国のサイバー攻撃を受け、大規模な情報漏えいが起きていたことがわかった。米政府は2020年に日本政府に警告して対応を求め、日本側は主要な政府機関のシステムを点検し、対策の強化を急いでいる。」

なんだか、攻撃に弱いというより、無防備という感じだ。

2030年にはIT技術者が80万人足りなくなる、と言われているが、セキュリティの分野などは本当に弱いと思う。
数年前からアメリカのドラマの中では、ホワイトハッカーが活躍し、情報漏洩を食い止めるというような場面があったが、日本ではそういう場面もない。
日本語の壁ということもあったのだろうが、もうそういう壁は翻訳技術の発達でなくなったのだろう。

日本の国会議員など、全くその素養がなさそうな人ばかり。
勉強しようという気もなさそうだ。
役所の対応が出来ていないことも、コロナの騒動でよくわかった。
学校に配ったタブレットも、先生のリテラシーが低く、使えないところも多いと聞く。

だいたい、こうなることは分かっていたのに、IT技術者を育てる体制すらできていない。

こんな調子なら、戦争が起こったらすぐに公共のシステムは止まってしまって、連絡も移動もできなくなり、あっという間に終わってしまう。

そう思っている人は多いと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) |