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2012.10.20 Saturday
ジャズ喫茶
ジャズ喫茶というカテゴリーの喫茶店、今どれだけ残っているのだろうか。
Wikipediaでは、主にジャズのSP・LPレコード音源をかけ、客は鑑賞を主目的として来店する形式の喫茶店、とある。 昔はあった。 ぼくらが20代の頃。 70年代だったから、ぼちぼち下火になってきた頃だ。 オーディオの機械が揃っていて、レコードがたくさんあって、店でコーヒーを頼んでじーっと聞く。 あまり店内でしゃべっていると、他の客から文句がでた。 ちょっと変わった客が多かったかもしれない。 ジョン・コルトレーンとか、マイルス・ディビスとかを聞いて、感動に浸る。 店内はタバコの煙であふれている。 そんな店が一般的だった。 でも、オーディオ機器が安価になり、一家に一台という時代を迎え、音源のジャズのレコードもCDになり、今やデーターで買える時代。 聴きたい曲があれば、すぐにインターネットで購入できる。 アーティスト名で検索したり、曲名で検索したり…、何でも来いだ。 有名な店はどんどん閉まり、逆にどこに行ってもジャズは聴ける。 寿司屋や居酒屋、焼き鳥屋などで、BGMにジャズをかけているところも多い。 あまりジャマにならないのだろう。 ロックやポップスと違って、曲がかかっていても気にならない。 ジャズはマニアのものから、誰もが楽しめるものになった。 ジャズ喫茶の使命は終わったのかもしれない。 |
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